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新型コロナに感染したら…意外に多い症状が「拒食症」

SmartFLASH

写真:AFP/アフロ

 

 新型コロナウイルスに関しては、次々と新たな症状や薬などの情報が出てきて目まぐるしい。

 

 アメリカでは連邦機関のCDC(疾病管理予防センター)がリーダーとなり情報をまとめて発信し、病院や自治体、国民がその情報に従っている。

 

 

 その中の「臨床用暫定ガイダンス」に、症状に関する有意義な情報があるので、一部紹介したい。

 

 ウイルスの潜伏期間は最大で14日、中間値は4~5日だ。ジョンズ・ホプキンス大学の統計では5日が最も多くなっている。その後、9割の人に発熱が見られる。

 

 症状の内訳は、以下のようになっている。

 

・発熱 83~99%
・咳 59~82%
・疲労 44~70%
・拒食症 40~84%
・息切れ 31~40%
・たん 28~33%
・筋肉痛 11~35%

 

 高齢者や合併症のある人は、熱や呼吸器系の症状が遅れて出ることがあるかもしれないという。

 

 症状のレベルは4万4000人を対象とした調査をもとに、マイルド(軽い)、シビア(重い)、クリティカル(危機的)の3段階に分けて分析している。

 

・マイルド:軽い肺炎までの症状はマイルドで 81%
・シビア:酸素欠乏症または50%未満の肺病変 14%
・クリティカル:呼吸不全、ショック、多臓器不全 5%

 

 全体の死亡率は2.3%だった。

 

■病状の進行タイムライン

 

 イギリスやタイ政府、フィナンシャル・タイムズやニューヨーク・タイムズ、BBCなどがデータを引用している情報サイトに「ワールドメーター」がある。ここには病状の進行に関する記述があった。米メディアのビジネスインサイダー、abc15ニュースなど各メディアも独自に掲載しているが、どれもほぼ同じなのでまとめて掲載する。

 

◯1日目 ゆるやかな症状が出る。発熱や空咳、人によっては息切れ、疲労、筋肉の痛み。少数に下痢、吐き気(発熱より1~2日前に起きることがある)

 

◯4~6日目 症状が悪化し、呼吸が困難になる(特に合併症のある人や年配に多い)

 

◯7日目 多くの軽症者の症状がおさまり始める

 

◯8日目 重傷者の多くが息切れ、肺炎、ARDS(急性呼吸逼迫症候群)の症状に陥り、人工呼吸器が必要となる

 

◯9日目 重症患者の40%に敗血症の症状が見られ始める

 

◯10日目 さらに症状が悪化した場合、ICUへ移ることが多い。腹痛や食欲のなさを訴える人も

 

◯12日目 発熱が収まる平均

 

◯13日目 息切れの収まる平均。咳はさらに後まで残る人も多い

 

◯18.5日目 死亡するケースの平均

 

◯21~42日 重傷者が回復する日数

 

 もちろん個人差があるので、あくまで平均値として参考にしてもらえたらと思う。

 

 新型コロナウイルスにかかった人の体験談を読むと、多くの人が不安を訴えている。未知のウイルスで、インフルエンザなどに比べてわからないことが多い。一人暮らしの人などは、情報のないなかで余計につらい日々を過ごしている。

 

 上記の情報を知っておけば、万一の際も、多少は不安がやわらぐのではないか。(取材・文/白戸京子)

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