CHEERZネクストブレイクアイドル桃井美鈴さんインタビュー

CHEERZネクストブレイクアイドル桃井美鈴さんインタビュー
リアルタイムに投稿されるアイドルの自撮り写真から、お気に入りを発見して応援できるアプリCHEERZ。1月初旬、エンタメウィークへのインタビュー出演をめぐり、CHEERZで第2回目のランキングが行われました。

今回は、第4位桃井美鈴さん(ラストクエスチョン)にお話を伺いました。

アイドルの新ジャンル「謎解きRPGアイドル」!

昨日はワンマンライブだったそうですが。

桃井美鈴さん(以下、桃井)  はい。昨日はSHIBUYA CLUB QUATTROでワンマンライブをさせていただきまして、すごく盛り上がることができました。いつも私たちのライブを邪魔しに来るワイピカデリーという敵が出すミッションを、私たちと会場に集ったパーティ(ファン)が協力してクリアしていくという物語でした。ミッションに失敗すると、歌える曲がどんどん減っていくという仕組みのライブで……。セットリストはカバーも含めて15曲中あったんですが5曲減って10曲になっちゃったんです。

桃井さんの所属するラストクエスチョンは、謎解きRPGアイドルというコンセプトのグループで、ライブでは観客参加型の謎解きパートがあるんですよね。

桃井  はい。お客さんが謎を解かないとライブが始まらないとか、そういった演出を取り入れています。一度だけ、誰も謎が解けないまま20分の持ち時間が終了して、ライブで1曲も歌えなかったことがあります。お客さんもびっくりですよね。

CHEERZネクストブレイクアイドル桃井美鈴さんインタビュー

所属グループのラストクエスチョンについて、改めて教えて下さい。

桃井  私たちは、「謎解きRPGアイドル」というコンセプトで活動しています。リアル脱出ゲームという謎解きイベントを作っている株式会社SCRAPの公式アイドルです。それでライブに謎解きの部分があるんです。アイドルにもRPGにも成長の過程を楽しむという共通点がありますよね。そして、リアル脱出ゲームは非日常体験の中で謎解きをしてもらうという形式の遊びでこちらもRPGと同じように、お客さんが主人公になることができます。パーティ(ファン)のみんなが主人公になれるような体験型ライブの中で私たちが成長する姿を見せたいという意味をこめて、「謎解きRPGアイドル」として活動しています。

新しいジャンルのアイドルなんですね。

桃井  1月13日のワンマンライブでは2時間のライブの半分くらい謎解きパートがでした。お客さんが○✕クイズに答えたり、大玉を転がしたり、私たちが乗ったゴムボートをお客さんが運んだり。

それはお客さんがいないとどうにもならないですね。

桃井  そうなんですよ。ゴムボートに乗って床を這いつくばるしかないです。お客さんがいてくださったおかげで、無事に船で航行することができました。

桃井さんは、ラストクエスチョンの中で「勇者」という役職なんですよね。

桃井  はい。勇者、戦士、僧侶、踊り子がいて、私は勇者をやっています。

では、自己紹介をお願いします。

桃井  ラストクエスチョンのリーダー、勇者をやっている桃井美鈴と言います。最年長なので、頑張ってみんなをまとめようと思って、最近では一歩引いてみんなのことを見るようにしています。毎日チョコレートを食べています。チョコレートが大好きで、今もカバンに入っています。

人生で初の金髪。実は、宿敵からの指示?

最近髪型が変わって……だいぶイメチェンされましたよね?

桃井  12月にこのインタビューのイベントをしている間は、茶髪のミディアムだったんですが、ワンマン・ライブで戦うことになっていた敵から挑戦状が届いたんです。挑戦状に書かれたミッションをクリアできないようでは、戦う資格がない、という内容で。そのミッションをクリアしていくと、メンバーそれぞれに「根性を見せろ」というミッションが出て。戦士には「3時間以内に可愛い子100人とツーショット写真を撮れ」、僧侶には「(東京メトロと株式会社SCRAPがコラボしている謎解き)『地下謎への挑戦状』を面識のない人に声をかけて一緒にクリアしろ」というミッションが課せられたんです。私はでんぱ組.incの最上もがさんが表紙の雑誌『Zipper』を渡されて、「この表紙と同じにしろ」って。つまり金髪ショートにしろということで、急いで美容院を予約して駆け込んで、表紙を見せて「この髪型にしてください」って。

美容師さんと「ええと、最上さんですよね?」「はい、これにしてください」っていう、すごく恥ずかしい体験をしてきました。

じゃあ、心の準備もできないままに髪を切ったんですね。

桃井  本当に思考が止まって。自分が人生で金髪にすることがあるなんてって。ショートヘアにしたことはあったんですが。「金髪かー。やってみるか。人生で今回だけだろう」って、振り切りました。

すごく似合ってますよ。ワイピカデリー、いいセンスしてるなあって。

桃井  いつもライブに来てくださるお客さんだけじゃなく、そうじゃない、twitterとかで見た方が「ラストクエスチョンの桃井さん、金髪いい」ってつぶやいてくれたり。この髪型にする前は「やめて、切らないで」っていう声もあったんですが、後になってみると「あ……かわいい……」って言ってもらえて。やってよかったなっていう気持ちになりました。

勇者の活発そうな雰囲気が出ていますね。

桃井  前は勇者とわかってもらえなかったんです。装飾で王冠があったんですが、踊るときにどんどん上に上がってきて、スーパーサイヤ人みたいになっちゃうのが恥ずかしくて、最近つけていなかったんです。王冠があると勇者っぽいんですけどね。なので、ずっと「勇者っぽくないね」って言われていたんですが、髪型を変えてからは初対面の人にも「勇者っぽい」と言ってもらえるようになったので、そういう意味では大成功でした。ワイピカデリーありがとうって、ちょっと感謝しています。

CHEERZネクストブレイクアイドル桃井美鈴さんインタビュー

昨日のワンマンライブにはかなり力をいれていた印象ですが。

桃井  去年の2月に同じ会場でワンマンをしていて、去年来てくれた人はもちろん、今年はもっといろんな人に見てもらいたいと思ったので、12月末からは何をしたら集客が伸びるのかをずっと考えていました。私たちのライブは特殊なので、「ライブに来てください」と言うだけでは足を運んでもらえないと思ったんです。謎解きライブの楽しさをどうしたら伝えられるのか、メンバーとプロデューサー含めて話をしてイベントしたり企画を考えて。

ミッションとしてやっていた路上ライブから知ってワンマンに来てくださった方もいました。CHEERZで応援してくださっている女性の方が路上ライブを観に来てくださったりもして。路上ライブをするのは女性だとひとりでライブに足を運びづらいということもあるので、やってよかったなって思いました。

ライブハウスにはアイドル好きな方が集まる場所ですが、路上は用意された場所ではないので、親子連れやおじいちゃんおばあちゃん、今までライブをしていても出会えなかった人たちに出会うことができました。サラリーマンの方に「頑張って!」って言われたり。素通りする人もいるけれど、こうして見つけて応援してくれる人もいるんだなって。本当にいい経験だったと思います。

「ラストクエスチョンの柱」に

謎解きRPGアイドルの、活動が多岐にわたっていますよね。ライブごとに謎を作ったり、普通のアイドルのようにライブをしたり、さらにお客さんに謎を解いてもらうための誘導をしたり。そのリーダーとなると、すごく大変そうですが。

桃井  みんな謎好きなメンバーなので、それぞれこだわりがあるんです。それで、口論のようになりかけたときに、「ちょっと落ち着こうよ」って。そういう役を自分がやらなきゃいけないんだと思うようになって。意見をまとめてプロデューサーや外部の方に伝えたり。去年の2月までは最年長の魔法使いがそういう役割を担っていたんですが、魔法使いが抜けて自分がリーダーになったので……。最近は自分の意見を通すより、メンバーの意見をまとめることを意識しています。

ブログで桃井さんによるメンバーの紹介があったんですが、すごく良い記事でした。リーダーとしてメンバーのことを思っていて、よく見ていることがわかって、感動しました。その記事の中で「ご自身は歌もダンスも平均値だけど、気持ちは負けない」ということ書いていらっしゃいましたよね。

桃井  MCひとつにしても、芸人をやっている戦士の子がすごく話すのが上手なんです。頼れる反面、羨ましさもあって。戦士と踊り子は芸歴があるので、そもそものスタートラインが違うんです。経験値の差が見えると、「いいなあ」と思う反面「そこを活かしてあげたいなあ」って思います。

もともと目立ちたがりなのでアイドルになりたいと思ったんですけど、自分ひとりだとできることが少なすぎて、「やりたいやりたい」と言うだけになってしまうんです。ラストクエスチョンの母体だったパズルガールズのオーディションに受かるまで、ソロで活動することしか考えていなかったんです。でも、入ってみてグループのすごさを知ったというか……ひとりひとりの力があって、そのグループが存在するということに気づいたときに、自分が目立つというより、ひとりひとりが活きるグループにしたいと思うようになりました。技術的な面では他のメンバーに頼っています。でも、「ラストクエスチョンというグループ自体のことを一番考えているのは私だ」という自信があって、ここだけは負けちゃいけないし、リーダーとして絶対にその部分では1番であるべきだと思っています。

「ラストクエスチョンの柱でいよう」っていう気持ちであのブログ記事を書きました。

CHEERZネクストブレイクアイドル桃井美鈴さんインタビュー

全員が活きるグループにしたい、ということなんですね。

桃井  ダンスをとってみると、AKB48さんはみんな揃っていてカッコイイなって思うんです。でも、ももいろクローバーZさんは個性が出ているのがいいんです。全員が揃っていていいというのと、個性が活きるからいいというように、アイドルグループの良さは2種類あって。ラストクエスチョンにはせっかく役職もあるので、どんどん個性を活かしていけるグループにしていきたいし、そうなったら絶対楽しいなっていう想いがあります。実際にそうなったのが夏くらいです。

踊り子と僧侶はダンスが上手なんです。今までの練習内容は、全員ダンスを揃えるという方法をとっていました。「昔ラジオで聴いた」というバラード曲で、僧侶と踊り子の歌割りを減らして、ふたりにはずっと踊ってもらったんです。それがすごくよくて、方針をチェンジした結果が今回のワンマンの盛り上がりにつながったのかな、と思うといい方向だったんだなって。

「昔ラジオで聴いた」は名曲ですよね。僧侶と踊り子がそれぞれ違う振りで踊っていて、勇者と戦士が掛け合うように歌っていて。

桃井  ダンスが上手いと言っても、僧侶と踊り子は全然違うタイプの上手さなので、それも見ていて楽しいし、ふたりの個性を潰すのはもったいないと思っていて。

謎解き文化を広めたい

いろんなことを考えて活動していらっしゃるんですね。何か、これは辛かったという経験はありますか?

桃井  ワンマンのチケットがなかなか売れないとか、ライブ中はノッてくれるけど、その後につながらないことがあると、何がダメだったのかなあって。その答えがわからないんです。普段のライブの20分しか尺がないなかで謎解きもいれていて、「20分は短すぎて曲も謎解きも中途半端になっちゃうかもしれない」と普段のライブを歌だけにしてみたんですが、それでは次に繋がりづらくて。私たちのライブの正解はなんだろうって……。

今回は「僕と勇者の最後の7日間」という私たちをモチーフにしたリアル脱出ゲームをやってもらったことがあって、そこで知っていただいた人が今回のライブに多くきていただきました。あの世界観が面白かったという人が、ライブも面白そうだと思って来てくれたみたいです。難しいですね。たぶん謎解きが好きな人は、ラストクエスチョンときっと相性がいいんです。これからもそういったイベントを打っていったら、もっとたくさんの人と出会えるんだと思うんです。

もうひとつ、謎解きの文化も広げていきたいんです。謎解きを知らないアイドルオタクさんにどうやって謎解きを広めていくのかが今後の課題だと思って、悩んで考え続けています。

私自身、謎解きにハマって、謎解きアイドルになって「謎解きを広めたい」という一心でやっているので、アイドルファンの人に「謎解きはちょっと……」と言われちゃうと、どうしたらいいんだろうって。

謎解きアイドルは新しいジャンルですが、こういう風になりたいという、目標はありますか?

桃井  私たちのやっていることは特殊なので、唯一無二であり続けたいと思っています。音楽と演劇でミュージカルという分野があるように、音楽と謎解きを融合してひとつの文化を作っていきたいと思うんです。

売れているアイドルはライブ1本のイメージが強いんです。AKBさんとかももクロさんとか。ライブでみんなに好きになってもらうイメージがあるんです。逆に、ライブだけではないアイドルとして地位を確立させていきたいと考えています。

でんぱ組さんは異質だなと思うのは、アイドルは若いというイメージがあるんですけど、私も24歳になってしまうので。私がオーディションを受けていた19、20歳の時はアイドルは20歳までのイメージでした。でんぱ組はそのひとつの壁を壊したと言えるんです。そういうアイドルの壁を壊す存在になりたい、という意味ででんぱ組さんに憧れています。

過去に前例がないので、何をすればいいのか、わからないですよね。

桃井  そうですね。でも昨日ワンマンはものすごく盛り上がったので、昨日のライブから何かを掴むことができれば、また次に繋がるんじゃないかって。参考にすべきは過去の自分たちなのかもしれません。

ただ言われるままに活動するのではなく、プロデューサーのようにいろいろなことを考えていらっしゃるんですね。

桃井  プロデューサーも私たちの意見を聞いてくれるので、だからこそ自分たちのやりたいことを伝えることができます。自分たちでやりたいことをやるグループですね。

うちのメンバーはみんな個性が強いんですけど、私は突出した個性を持っているわけではなかったんです。

戦士の浅川さんは「いつダイブしようかなあ」っていつもわくわくしているし、僧侶は「謎が好き、謎が解きたい、謎をくれ!」って言ってるし、踊り子は「杏果が一番かわいい」ってすごく個性が強いので、活かしてあげたいと思うし、それを考えているのが楽しいんです。それがさらに武器になるんです。

お姉さんみたいに、みんなのことを考えている感じもしますね。

桃井  慣れないんです。私、4人兄弟の一番末っ子で。一番上とひとまわり離れてるんです。なので、自分が一番年上でお姉さん的存在という状況にピンとこなくて。

でも、リーダーが板についてるように感じます。

桃井  レベルアップしました。

まだ大きいライブは決まっていないんですが、昨日感じた手応えをもっと活かしていきたいと思っています。昨日のライブに関して、twitterで「行けばよかった!」って言う書き込みをいくつか見かけたので、今後のイベントやライブに来て欲しいと思います。体験してみないと楽しいかどうかわからないので、迷ったら来てみてほしいと思っています。

まだまだ楽しいことをしたいと思っています。

最終的な目標は?

桃井  大きいところでやる謎解きって難しいんです。6人くらいがちょうどよくて。自分で応えを思いつかないと、謎解きの面白さを感じられないんです。それに、大人数だとどうしても温度差が出てしまって。ワンマンの会場だったQUATTROは800人、さらに大きい武道館やアリーナでやったら、どうなっちゃんだろうって思うんですけど。でも、やるなら大きな会場でやりたいと思うんです。

私たちは地下アイドルなので、今までは30人位の会場だったんです。1クラスをまとめるくらいの感じから、300人になると学校をまるごとまとめるようなイメージになります。昨日もたくさんの人がきてくれて……大変だったんですが、みんな協力して楽しんでくれて。

今後は広い会場でやりたいからこそ、大人数で楽しむにはどうしたらいいかを考えていきたいです。

CHEERZネクストブレイクアイドル桃井美鈴さんインタビュー

(執筆:大熊マナミ 撮影:三浦一紀)

■ラストクエスチョン情報
2015年12月23日にリリースしたアルバム『QUEST』は、11曲を収録。そして謎もついているそう。ダウンロード版とCD版、それぞれ異なる謎に挑戦できます。

更新日:2016年2月27日

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