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楽しみを探すと「つまらない人生」から脱却しにくい理由

マイナビウーマン

「毎日がつまらないのですが、どうしたら楽しくなりますか?」というお悩みに今回は回答させていただくのですが、それとよく似たお悩みとして「毎日がつらい」というものが御座います。

この2つは非常によく似ていますが、根本的な原因まで考えると全く別の問題であると考えなくてはなりません。

例えば、毎日ろくな食事も食べられない生活は「つらい生活」であっても「つまらない生活」ではないでしょう。一方で、ラノベの主人公が言いがちな「今の生活は退屈だな」的な生活は、「つまらない生活」であっても「つらい生活」ではありません。

この2つの違いを一言でいえば、つらい生活は“苦しい原因がある生活”であり、つまらない生活は“楽しい原因がない生活”といえるでしょう。

条件的にこの2つが同時発生することも御座いますが、ひとまず今回は「つまらない生活」について解説をさせていただきます。

もしも皆様がつらい生活でお悩みなのであれば、これはもうつらさの原因になっている根本問題を解決するしかありません。

■つまらない人生は「やおい」である

「やおい」という言葉をご存知でしょうか?

今日では「男性同士の恋愛を描いた物語」という意味合いで使われることも多い言葉ですが、元々は「山なし、落ちなし、意味なし」という意味で使われておりました。

山場もオチも意味もない物語。つまり死ぬほどつまらない物語のことを「やおい」と呼んでいたのです。

それでは、「やおい」は一体なぜそこまでつまらないのでしょうか? もちろん「山場」も「オチ」もないのですから、面白いはずがないといえばそれまでの話でしょう。

しかし、それでは一体なぜ「山場」や「オチ」がないと話は面白くないのでしょうか?

それはズバリ「感情が動かないから」で御座います。

「感動」という言葉は「感情が動く」と書きますが、まさにこの言葉の通りでしょう。人間は感情が動いたときに面白いと感じる生き物なのです。

ここで重要なのは感動とは「感情が動く」ということであって、どちらに動くかについては重要ではないということでしょう。つまり感情がプラス方向に動くのも感動ですが、マイナス方向に動くのもまた感動なのです。

■感情が動くことをすればいい

人生がつまらないと感じてしまう方は、“感情が動かない人生”を送っているといえるでしょう。

感情は動くかどうかが大切なのです。例えば100点満点の感情でも、ずっと100点のままならそれは感情が動いているとはいえません。

ですので、人生がつまらないと感じている方は、とりあえず感情が動くことをしてみるのがいいでしょう。

感情が動くこと。つまり「楽しいこと」や「面白いこと」をしろとは言っておりません。

今の人生よりも更に退屈なこと、信じられないほど不快なこと、恐ろしいほどに怖いこと、耐えられないほど悲しいこと。

感情が動くのであればマイナス方向でもいいのです。楽しいことをしようと思って探し始めると永遠に見つかりませんが、今の自分の感情を大きく揺るがすほど不快なことを探すと思えば、そこまで難しいこともないでしょう。

■感動は自分自身で選ぶことが大切

私はジェットコースターがあまり好きではないのですが、世の中にはジェットコースターが好きな人がたくさんいらっしゃるようです。

さて、それではジェットコースターは一体なぜ楽しいのでしょうか?

ジェットコースターが落ちるときのフワッとする感覚。あれは人間という生物にとっては間違いなく不快であり、決して快感では御座いません。「あのフワッとする感覚がたまらない」とか言っている方は、不快を快感に変えることができる生粋のマゾヒストでしょう。

そもそもジェットコースターに乗っている人間は、乗っているときに「今、楽しいな」とか「つまらないな」などと考えたりは致しません。私たちが「楽しい」と口にするのはジェットコースターを降りた瞬間なのです。

そう考えるとジェットコースターというアトラクションは、本質的に不快を与える乗り物であるといえるでしょう。

落下、高速移動、強いG。

人類にとって本来不快である刺激を与えることで、乗っている人に「不快」という感動を与えます。そしてジェットコースターが止まった瞬間に、乗っている人は「不快がなくなる」快感という感動を手に入れることができるのでしょう。

このようにジェットコースターは感情がコロコロ変わるから楽しいのです。

しかし、そんなジェットコースターであっても人から強引に乗せられたら楽しくありません。ジェットスターが苦手な方を強引に乗せる方が存在いたしますが、強引に乗せられたジェットコースターを楽しんでいる人など存在しないのです。

やはり私たちは自分で選択した行為にしか感情が動かないのでしょう。人から与えられるものは所詮受け身であり、自身の感情を揺さぶるほどの感動が御座いません。

ですので、不快な感動を選ぶにせよ、快感な感動を選ぶにせよ、自分自身の意思で選択しなくてはならないのです。

(ラブホの上野さん)

※画像はイメージです

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