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松下奈緒と木村佳乃が『アライブ』最終回を前に心境を告白「前世では夫婦だったのかも」

テレビドガッチ


松下奈緒が主演を務め、木村佳乃が出演する木曜劇場『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)が3月19日に最終回を迎える。これに先駆け、松下と木村がこれまでを振り返りながら、ドラマの見どころについて語った。

本作は、日本のTVドラマとして初めて腫瘍内科(メディカル・オンコロジー)を舞台にし、圧倒的にリアルながん治療の現状を取り扱ったメディカル・ヒューマンドラマ。医療ドラマとして全く新しい意欲作であると同時に、内科医の恩田心(松下)と外科医の梶山薫(木村)という2人の医師を中心に、腫瘍内科の研修医である結城涼(清原翔)、同じく研修医の夏樹奈海(岡崎紗絵)、腫瘍内科医の光野守男(藤井隆)、腫瘍内科部長の阿久津晃(木下ほうか)ら、がん治療の最前線で闘う医師と患者の姿を、あふれるほど情感豊かに描いてきた。

そして物語はいよいよクライマックス。心と薫は困難を乗り越え、医師として、友人として、強く信頼しあえる関係を築いていた。最終回では薫のがんが再発。抗がん剤治療を受けながら、外科医としての仕事を続けたいと望む薫に、心は2人で乗り越えようと誓い合う。一方、心は薫のこともあり、国立がん医療センターへの移籍の話を決断できずにいた。変革と旅立ちのときが迫る2人の女性医師と、それぞれの医師たち。生きる意味と明日を生きる希望を示してきた物語のラストをしっかりと見届けたい。

今回は、心役の松下と薫役の木村が、最終回を前にストーリーをプレイバック。2人の関係や印象に残ったシーンなどをたっぷりと語った。

<松下奈緒、木村佳乃 コメント>

――最終回まで心、薫を演じてきた心境について。

松下:心として患者さんを診ていると刻々と患者さんを取り巻く状況が変化していることに気がつきます。実際の医師のみなさんの仕事も、こういうことなのかな? と、実感出来る日々がありがたく、“恩田心”を演じることが出来てうれしく思っています。その中で、どんな状況でも仕事に対してブレてはいけない心を演じるのは難しくもありました。命と向き合う作品なので、患者さんに対しての言い方はこれで正しいのか? などを常に考えながら演じてきました。

木村:私は、放送が始まってから買い物に出かけた時などに「放送見ていますよ。実は私の親戚もがんを患っていて……」と、話しかけられたりすることが多くなりました。がんという病気がみなさんの身近にあり、『アライブ』が忠実に描いていることを実感できます。台本も初見で読むと本当に“難しいな”と思うほど専門用語が散りばめられていて、制作者側の本気を感じていました。そう言った意味でも、演じ甲斐のある骨太な作品に参加出来て良かったです。

――心と薫の関係について。

松下:夫の匠(中村俊介)の死をきっかけに、結果的に心を救うことになった薫。そして、最終回に向けては心が薫を救おうとしています。2人の出会いは作られたものでしたが、信頼関係が育まれたことはうそじゃないな、と。

木村:心も薫も波瀾万丈な人生を歩んでいると思います。薫は医療過誤の責任を感じてから人生が変わりましたし。薫が幸運なのは、いつも心先生が側で支えてくれることです。心と薫は前世では夫婦だったんじゃないかな?

松下:私もそう思います! いつの間にかお互いが必要になっているという関係性は夫婦みたいですよね。どちらかが弱っている時は、必ずどちらかが寄り添っていますから。

――10 話までで、お2人の心に残ったシーンをお願いします。

松下:私は2 話で薫先生が乳がん患者の莉子ちゃん(小川紗良)に、自分もがんサバイバーだと告げるシーンです。外科医としての患者さんへのアプローチが、腫瘍内科医の心とは違うのかもしれませんが、あの時の薫先生はカッコ良かったです。あのシーンはこのドラマの象徴的なシーンのひとつだと思いました。薫先生の勇気と姿勢に心を打たれた方も多かったのではないでしょうか。2 話は女性の高野(舞)監督の撮影で、女性の感覚がすごく伝わるシーンだと思いました。

木村:外科医の薫より、腫瘍内科医の心先生は患者さんとより精神的な部分で深く関わっていきます。そして、心先生は患者さんが“どういう治療を望むのか?”、“どういう人生を生きようとしているのか?”、病気との向き合い方を一緒に寄り添って考えていきます。そういう心先生の患者への思いが、物語が進むごとに演じている奈緒ちゃん自身に深くなっていると、客観的に見ていて感じています。9話は特に思いました。民代さん(高畑淳子)への悲しみを乗り越えて、静さん(山田真歩)に寄り添って行こうとする心の姿勢は、それまでと違った印象が残ります。

――撮影を通して、改めてお互いに思われることは?

松下:作品が人の生死と向き合うドラマなので、私のメンタルが弱っていくかもしれない……とクランクインする前に思っていました。実際に撮影が始まって、心を演じているとやはりつらいなと感じる時もありました。でも、その感情を抑えて、毎日お芝居を続けなくてはいけません。そんな時、佳乃さんに元気な「おはよー!」の挨拶をいただくと、「今日も佳乃さんがいてくれる!」と、すごく支えになりました。心として抱え込まなければいけないことが多い中で、いつも変わらない佳乃さんが現場にいて下さるのはとてもありがたかったです。今回コンビを組ませていただけて本当に良かったです! 最終回目前にして改めて感じています(笑)。

木村:薫は心先生に近づくために、チラシを配ったり心の自転車をパンクさせたり、最初は危険だったもんね!(笑)私は最初から奈緒ちゃんを支えていこうと思っていました。私の方が年上ですし、とにかく奈緒ちゃんには、私がいる時は少しでも気持ちを楽に過ごしてもらいたいです。

――最終回の見どころ、視聴者へメッセージ。

松下:最終回は、私としては心が薫先生をどう支えていくのか? を見て頂きたいです。心にとって家族と同じように失いたくない大切な存在です。そんな薫先生の病にどうやって向き合っていくのか? 心だけでなく、腫瘍内科チームも薫先生に寄り添っていきます。患者さんとともに医師も成長していく姿が描かれてきましたが、最終回は薫先生が医師であると同時に患者さんの立場になります。物語が進むごとにさまざまに立場を変えながら育んできた心と薫の友情、信頼関係はどうなってしまうのか……?

木村:薫が再発することは早い段階で知らされていたのですが、“ついに来たか!”という心境です。実際に私ぐらいの年齢の方でがんを患っていらっしゃる方は多く、私の周囲にもいらっしゃいます。明るい方、悲観される方と受け取り方はさまざまですが、正解ということはないと思います。恐らく、私は医師として病気を知っている薫は、根治ではなくがんと共存していこうと考えていると思います。心先生と一緒に仕事をして行きたいと願う薫は、そのためにどうしたら良いのかを考えている。一方で、心先生には他の病院への移籍の話が持ちかけられているんですよね……。

松下:心と薫が何を選択してどのように生きていくのか、最終回でぜひご覧下さい。

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