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賃貸orマンション購入。将来、田舎の持ち家に帰るまでの住居はどちらがよい?

教えて!gooウォッチ

賃貸か購入か――永遠のテーマであるこの問題。ケースバイケースなので一概には言えないのがやっかいなところだが、将来実家に帰る予定がある場合はどうだろうか。「教えて!goo」「田舎に実家がある場合のマンション購入」という投稿があったので、この質問について専門家に投げかけてみた。

■将来への選択肢を減らさない工夫をしよう!

「不動産で一番避けたいのは、足かせとなる問題を抱えないこと。大事なのは、どう転んでも大丈夫なように、つねに選択肢を複数持つことです」

と有限会社ライフステージの宅地建物取引士・杉山善昭さん。賃貸はいつでも解約できるので、急に実家に帰ることになった場合を考えると気楽だ。一方、マンション購入だと、住宅ローンが“足かせ”になり、身動きが取れなくなってしまう可能性がある。では、賃貸の方がよいのだろうか。

「短期で住むなら、賃貸の方がよいと思います。しかしマンションでも、返済を上回る値段で人に貸すことができればリスクを減らせます。マンションの市場価値は新築〜10年の間でぐっと低下し、築20年ほどで下げ止まるといわれています。築30〜40年で市場価値があるかは疑問ですが、未来のことは誰にもわかりません。予定がずれても自分が困らないように、『売却してもよし、人に貸すもよし、そのまま住むもよし』の物件を探して計画を練る。これが、選択肢を複数持つということです」(杉山さん)

マンションを購入した場合、将来的に売却ができそうか、賃貸として貸し出す場合をよく想定する必要があるとのこと。

■ボーダーラインは35年?

「いずれにせよ、シミュレーションをすることをおすすめします。マンションを買う場合、住宅ローンや管理費、修繕費にどのくらいコストがかかるのか、将来的に自分の収入はいくらになるのか、数字で把握しないと解決しません」(杉山さん)

杉山さんによると、賃貸に住み続けた場合の更新料を含めた費用と、マンション購入とその維持費にかかる総コストを比較した場合、35年以内なら賃貸のほうが安くおさまる可能性が高いという。ただし、あくまで一例なので、自分の場合に置き換えて計算することが大切だ。

「自己資金が全くないという人がマンションを購入するのは危険です。マンションを購入したいなら貯金する方法を考えましょう。この場合、日々のレシートを全部出して、収支を見直すことが重要です。感覚で考えてはいけません。数字で考えましょう」(杉山さん)

何もわからなくて選択するのと、さまざまなパターンを考慮したうえで選択するのとでは、後者の方が後悔も少ないだろう。

■そもそも、パートナーは同意しているの?

しかしそれ以前に、賃貸か購入かで悩む前に、見落としがちな問題があるという。

「そもそも本当に実家に戻るのか?旦那さんの実家に帰る場合、奥さんは同意しているのか?ここを見落としている相談者は意外と多いです。田舎のコミュニティが肌に合わず、奥さんが嫌がるケースは多々ありますからね」(杉山さん)

「実家に帰るまでの住処は、賃貸かマンションか」。非常に難しい問題だが、頭を悩ませていたところで、奥さんや子どもに「ひとりで帰って」と告げられるというなんとも悲しいケースもある。終の棲家をどこにするかは「家族で決めること」という前提をお忘れなく。

●専門家プロフィール:杉山善昭
有限会社ライフステージ代表取締役。宅地建物取引士のほか、建築士、公認不動産コンサルティングマスターなどの有資格者。不動産業界30年のキャリアを持ち、不動産専門誌掲載、FMラジオ出演多数。住宅ローン返済不能不動産の任意売却業務や高難易度の不動産売却業務を得意としている。著書に『不動産ワクチンがいまなぜ必要か?』。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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