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横浜流星、宮本武蔵役で「自分の最大限の“男”の部分を出していきたい」 舞台『巌流島』インタビュー

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横浜流星、宮本武蔵役で「自分の最大限の“男”の部分を出していきたい」 舞台『巌流島』インタビュー


2020年7月から9月にかけて、横浜流星が宮本武蔵役として主演し、伊藤健太郎が佐々木小次郎役で共演する舞台『巌流島』が上演される。歴史に残る対決として世に知られている、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」を描く本作は、東京・仙台・新潟・金沢・名古屋・高松・大阪・福岡の全国8カ所で上演され、脚本はマキノノゾミ、演出は山田和也が手掛ける。

主演の横浜は、2019年に「日経トレンディ」が選ぶ“今年の顔”に選出され、第43回日本アカデミー賞・新人俳優賞、2020年第44回エランドール賞新人賞をそれぞれ受賞、現在は主演ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』が放送中で、秋には主演映画『きみの瞳(め)が問いかけている』の公開が控えているなど、今最も勢いのある若手俳優だ。舞台出演は約3年ぶりとなる横浜に、この作品への思いを聞いた。

武蔵を演じられる嬉しさと同時に高い壁も感じている

ーーまずはこの舞台への出演が決まった時のお気持ちから教えてください。

素直に嬉しかったです。僕は結構歴史が好きなので、あの有名な「巌流島の戦い」の宮本武蔵を演じさせてもらえることで、改めてその歴史に触れられることもすごく楽しみです。これまでも巌流島を舞台にした作品はたくさん生まれていて、そしてたくさんの方が宮本武蔵を演じていますので、武蔵を演じられることが嬉しいと同時に、とても高い壁だなということも感じています。今は本当に、ワクワクとか緊張とかいろんな感情が織り混ざっている状態です。


横浜流星



ーーこれまでご覧になったことのある巌流島を題材にした作品の中で、特に印象に残っているものはありますか。

本当にどの作品も印象に残っているのですが、ひとつ挙げるとすれば『ムサシ』(井上ひさし作、蜷川幸雄演出)です。比較的最近観たということもありますし、同じ舞台作品だという視点で考えると、やっぱり印象に残ります。藤原竜也さんが武蔵役だったので、これまで武蔵を演じてきた人たちの中でも若い方なんじゃないかということも、印象に残った理由のひとつです。

ーー宮本武蔵に対してはどのようなイメージを持っていますか。

武蔵については、いろんな説があるんですよね。この舞台をやるに当たっていろいろ武蔵について調べているのですが、やっぱり勝ちにこだわる男、武骨で男らしいというイメージもありつつ、「五輪書」という兵法書を書くくらいなので哲学的な部分も持っているのかなと。台本が上がって来るまでは、まずは今自分が知ることのできる情報をたくさん得て、そこから役作りをしていけたらなと思っています。

信頼できるチームで臨む、3年ぶりの舞台

ーー舞台は3年ぶりになりますが、ご自身もそろそろまた舞台をやりたいな、という思いを持っていたのでしょうか。

舞台についてはずっとやりたいという気持ちはあったので、僕としては嬉しいタイミングで声をかけていただいて、しかも武蔵を演じさせてもらえるということで、まさに絶好の機会が来たな、という気持ちです。

ーー近年は映像で非常にご活躍ですが、以前舞台に出演したときの感覚というのはずっと残っているものなんでしょうか。それとも今回3年ぶりの出演ということで、また新たな気持ちで臨むという感じなのでしょうか。

感覚はやっぱり残ってはいますけど、新しい気持ちで臨みたいです。今回のスタッフチームは、2016年に出演した『闇狩人』という舞台でご一緒した方が多くいるので、すごく安心感があって心強いです。ただ、今回は座長というポジションなので、プレッシャーはありつつも、あれからいろいろな経験を積んで成長した姿を皆さんにお見せしたいという思いもあります。


横浜流星



ーー伊藤健太郎さんとの共演についてはいかがでしょうか。

共演が決まって、すごく嬉しかったです。初共演ですが、仕事の場ではないところで一度会ったことがあって、そのときにすごくまっすぐで心に熱いものを持っている人だな、という印象を受けました。だから小次郎にもハマっていると思いましたし、これからやっていく上で武蔵と小次郎の関係性はすごく大切なので、お互いに高め合っていける存在だなと感じることができて安心しました。早く稽古がしたくてたまらないです。​

ーー演出が山田和也さんです。

まだ台本もない中で僕の勝手な想像なんですけど、殺陣とかも絶対に華やかで激しくて見ごたえのある演出をつけてくださるんだろうなと思っていて、そこで僕がどれだけ期待に応えられるのか、と考えると緊張します。3年ぶりの舞台ということもありますし、たくさんコミュニケーションを取ってやっていきたいな、と思っています。今回は史実には基づくけれど、武蔵と小次郎の対決にフォーカスを当てて新しい『巌流島』が作られていくことになると思いますので、だからこそみんなで話し合って作っていきたいです。

殺陣でも武蔵というキャラクターを作っていきたい

ーー対決にフォーカスとなると、やはり殺陣は大きな見どころになると思います。横浜さんは現在放送中の主演ドラマでも見事なアクションを披露されていますが、殺陣についてはいかがでしょうか。

以前出演した舞台で殺陣はやったことがありますが、ちょっとダンスの振付に近い殺陣だったので、本格的な殺陣は初めてになります。また基礎から学びたいなと思いますし、立ち姿だったり、刀を抜く様や振る様、斬り方も一人ひとり違うでしょうし、そこに各々のキャラクターが出てきて、さらに言えばその人の背負ってる人生とかそういうものがすべて出てくると思うんです。だからこそ殺陣は大事にしたいし、今回の殺陣師の諸鍛冶裕太さんは、『闇狩人』でご一緒しているので非常に信頼しています。厳しく指導してもらってもっと上を目指して、殺陣の部分でも武蔵を作っていきたいなという思いがあります。


横浜流星



ーーキャラクターや人生が表れるという意味でも、武蔵の殺陣には何が大切になりそうだと思われますか。

勝負にこだわるところで、そこに本気さとか、荒々しさとかも出てくると思います。今回は武蔵の野心家な部分もメラメラと出てくるんじゃないかと思っていて、だから蹴り方ひとつにしても、綺麗というよりはちょっと荒々しい方がいいのかな、というふうに感じています。小次郎は多分美しい殺陣なんだろうと僕は思っているので、そこの差は絶対につけたいですね。僕は空手をずっとやってきたのですが、構えたときに目が変わる、ということを言ってもらえることが多くて……。だから刀を構えたときの、本気で行くときのスイッチみたいなものは大切にしたいです。

ーーこれまでの横浜さんのイメージとはまた違った、荒々しい姿が見られるのかな、と楽しみです。

この舞台をやるという情報が出てから、僕の友人たちからは「小次郎役かと思った」って言われることが多いんです。そう言われて逆に僕は「えー、そうなんだ」って思いましたね。僕に対して世間が持ってくれているイメージと、僕自身が思うイメージは違っていますが、でも皆さんがそういうイメージを抱いてくれているからこそ、じゃあ今回はもっと違う一面を見せれるな、というワクワクはあります。なので、自分の最大限の「男」の部分を出していきたいし、心の部分もそうですけど外見にもこだわりたいなと思っていますので、楽しみにしていて欲しいです。


横浜流星



型にはまらず、自由な武蔵を表現したい

ーー多くの映像や舞台作品の題材になるなど、巌流島の対決がどうして人々を引き付けるのか、その魅力はどこにあると思いますか。

ライバルという関係性も含めて、単純にやっぱりカッコイイっていうのが大きいのではないでしょうか。あと、巌流島の時代と今では取り巻く環境が違っていて、彼らにとっては一日一日が命がけで生きていたと思います。もちろん僕たちも一生懸命生きていますけど、なんとなく明日も来る、と思って生きている感じがして……。でも彼らはそういうことじゃなく、僕らとは全然違う緊張感、そういうものが常にあったと思うし、舞台でもそのあたりは大事に表現したいです。

ーー3年ぶりの舞台出演、しかも全国8か所回るということで、非常に長い期間この舞台と向き合うことになると思います。そこに向けての思いを教えてください。

非常に濃密な関係性になると思います。出演者はほとんど男性ばかりだと聞いていますので、男くさい合宿みたいな感じで(笑)。みんな本性をさらけ出して、普段の自分たちの関係性と役がリンクできたら、それはすごいことだし、それがベストかなと思っています。

ーー東京公演の明治座をはじめ、非常に大きな会場での公演になります。

あんなに広いところでやるんですね、という驚きがあります。舞台って身体でも表現しないといけないので、そこが難しいところなんですけど。でも武蔵は自由にできたらいいなと思ってます。型にはまらずに、自由に自分の思ったまま、感情を大切に動きたいです。


横浜流星



取材・文=久田絢子 撮影=山本 れお

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