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答えの無い終わり…藤原竜也主演「リバース」第10話(最終話)レビュー

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答えの無い終わり…藤原竜也主演「リバース」第10話(最終話)レビュー(C)music.jp|テレビ・映画 さよなら史上最強のダサ男。藤原竜也主演、TBS系列ドラマ「リバース」。6月16日(金)に放送された第10話(最終話)、真実が見えた。

前回の第9話で、イヤミス全開して、主人公深瀬和久(藤原竜也)が広沢由樹(小池徹平)の死の直接原因を作ったのではないか、と気付いてしまった。今回放送の第10話(最終話)は、広沢があの日最後に見た風景に近付くことができた。

再起不能

全く誰も連絡がつけられなくなる深瀬。安アパートに天の岩戸。全てが不可抗力。広沢は親友である深瀬に蕎麦アレルギーのことを言わなかった。また、深瀬も全てにおいてパーフェクトな友人の弱点を知ろうとしなかった。深瀬は自らの手で「飲酒運転を止めず」「アレルゲンである蕎麦の蜂蜜入りコーヒーを持たせて」、広沢を死に向かわせてしまったのだ。
越智美穂子(戸田恵梨香)の呼びかけに応じることもできず、誰の電話に応答することもできず、ただただ引きこもり続ける深瀬…ねえ、部屋の中で死んでない…? 生きてる…?
そこにやって来たのは、谷原康生(市原隼人)。美穂子に与えられた謝罪のチャンス。必死に頭を下げる美穂子。だけどさあ…谷原の電車事故はやっぱり事故だと思うんだけど…振り払ったら、落ちた、だもんね? しかし完全に白黒決着モードの美穂子は谷原の家に押しかけ、明日香(門脇麦)や村井隆明(三浦貴大)、呼び出した浅見康介(玉森裕太)にも頭を下げる。深瀬もこうやって頭を下げたいんだろうな…そして、許されたいんだろうな…。

小笠原、暗躍中

一方、小笠原俊雄(武田鉄矢)はてんとう虫のキーホルダーの謎を解きつつあった。あの日、事故現場で見つかったキーホルダーのことはまだ何も分かってない。もしかしたら、コーヒー飲んでないかもしれないよ、深瀬! そんなありえない一縷の希望を抱いてみる。
小笠原がようやく真相を突き止めて深瀬を訪ねるも、相変わらずの天の岩戸。しつこいドアノックに、隣の怖いお兄さん登場。そこはさすがの元刑事(?)。お札を握らせ、深瀬の様子を聞く。夜中じゅううなっていた、気持ち悪い、と聞き、上階に住む大家に部屋を開けさせる小笠原。そこに見たのは…泥酔して倒れた深瀬! 酒アレルギーなのにぃ。慌ててもらったお札で水を買いに飛び出していくお隣さんが良い人すぎる…ともあれ、頭に冷えピタ貼ってもらって、小笠原に介抱され、なんとか意識を取り戻す深瀬。広沢がアレルゲンを摂取してどれだけ苦しかったか、味わってみようとしたという。そうだよ、深瀬が酒アレルギーだってカミングアウトした時、「俺も蕎麦がダメなんだ」ってなんで一言言わなかったのかなあ、広沢…。とにかく小笠原はキーホルダーの持ち主を徹底的に洗い直したという。そして、3人の男たちの写真を深瀬に見せる。3人は深瀬たちがあの日、カーラジオで聞いていた「別荘地窃盗犯」。それにしても、その手口の巧妙なこと…1人が別荘管理事務所にバイトで侵入し、留守宅情報を得ていたというのだ。そんな彼らのキーホルダーが現場に落ちていたということは…広沢は窃盗犯たちに接触していたかもしれない、ということ…?

深瀬の復活と覚悟

深瀬は世捨て人中、繰り返し必死の呼びかけをしてくれた仲間のメッセージを読んで涙する。1人じゃ、ないんだぞ。深瀬はダサ男だけど、人心への反応がすごいのだ。
そして、広沢の母・昌子(片平なぎさ)と約束した通り、全て分かったことを告白し、謝罪するため、浅見、谷原、村井とともに四国へ向かうことにする…。
飛行場へ向かおうとした時、小笠原から連絡が入り、ついにてんとう虫の謎が解けたのだという。あの日、窃盗犯たちは最後の窃盗に入り、一路県外へ逃げようとしていた。
そこで盗み出されたのが村井の車だったのだという。広沢は友人のものだ、困る、返してくれと駆け寄るが、窃盗犯たちはそのまま車を出してしまった。その時、広沢は何か苦しんでいたという。…それ、コーヒー飲んでたってことだね…広沢が崖下に落ち、川に流されたのはこの時と考えられる。
窃盗犯たちが広沢の最後の姿の目撃者だったのだ。その後窃盗犯たちは雪で事故し、血まみれになった。
証拠隠滅のために、車に火をつけ、崖下に落としたという…そして、その後警察に捕まり、あらゆる罪状を自白したが、自動車のことだけは口を割らなかったのだという…。
そんな、車1台分の罪を軽くしてなんになるのだろう。
ともあれ、男たちは広沢の実家で、意を決して全ての告白・懺悔を行う。深瀬はギリギリまで悩んでいた。償いようの無い真実を述べて、何になるのか、と。それでも毎年息子の死の真相を求めて昌子があちこち行脚することをやめられることにはなる…。

父と母の思い

深瀬たちはそれぞれに自分たちの罪を告白する。飲酒を無理やり勧めたこと、無理やり車の運転をさせたこと、知らなかったとはいえ、アレルゲン入りのコーヒーを持たせてしまったこと…昌子は想像以上に取り乱し、「あんたたちが死ね!」と呪いの言葉を吐きながら飛び出していく。
そして父・忠司(志賀廣太郎)は…再び深瀬たちの語る息子の姿について耳を傾けた。
昌子は自分の中から息子の姿が消えていくのを恐れ、周囲から息子が忘れられることを恐れ、毎年小笠原にみかんを送り続けた。そして忠司は、生きていれば忘れていく、また来てくれ、と深瀬たちを許す…。
これは、父母、どちらの思いも親として理解できる。
どちらも嘘のない、真実だろう。

生きていく限り

谷原は会社で企画書を認められ、また上司のパワハラが発覚するがその上司をかばう。「自分も大きく見せようと、生意気なところがあった」と…村井兄妹は秘書を失って消沈し、父としても政治家としても威厳を失った父・明正(村井國夫)と家族の絆を取り戻そうとする。村井は父の後は継がないことを宣言し、呪縛の鎖を切り、開放される。
浅見はしつこく相良良平(鈴木仁)に関わり続け、授業のボイコットをやめさせることに成功。和解を得る。そして肝心の深瀬は…コーヒー会社に再就職する。そして、大阪の美穂子を訪ねる。
いつか自分が変われたらコーヒーを一緒に飲んでください、という互いの約束を、「いつか」ではなく、「一緒に変わっていきたい」と訴える。笑顔で答える美穂子…わー、これは、嬉しい裏切り。湊かなえ原作の、ハッピーエンド。
どんな罪も後悔も背負って、生きていかなくちゃいけないのだ。生きていく限り、人間は変われるのだ。
美穂子が深瀬に伝えた広沢の真実…「広沢にとって、深瀬和久は特別な親友だった」。どんな失敗をしていようとも、それは間違いないのだ。最高キャストの極上ミステリー、ごちそうさまでした。

「リバース」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

⇒金曜ドラマ「リバース」作品ページへ
https://music-book.jp/video/title/058K30

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