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年下男子の童貞こじらせ、不器用な恋。15歳差の夫婦の物語、艶めく最新刊

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年下男子の童貞こじらせ、不器用な恋。15歳差の夫婦の物語、艶めく最新刊(C)music.jp 『ながたんと青と-いちかの料理帖-(4) 』(著:磯谷 友紀)

この関係だからこそ、おいしい

『ながたんと青と』という不思議な名前のこの漫画は、いろんな角度でおいしい。やさしくて、滋養があって、ほろ苦いのに甘い。どんなエッセンスが入っているんだろうかと想像しながら読んでしまう。登場するお料理もレシピもおいしそう。

舞台は戦後の京都。東山にある老舗料亭「桑乃木」の長女“いち日(いちか)”と、いち日の婿になった“周(あまね)”との物語です。

結婚式の日にやっと好きな食べ物を知る距離感。「はあ」という脱力しきった周の応答と、いち日の「ああ それは悪くない」という含みありまくりな心の声。すごく好きな場面だ。

「青と」の本領発揮

何がふたりを夫婦にしているのでしょうか。

4巻では、いよいよこの点が浮かび上がってきます。

が、もう不器用の連続です。とくに周。頭脳明晰で言いたいことをハッキリ言う「青と(=青唐辛子)」のような男の胸に秘められたものが、こんなにこんがらがっているなんて。

なぜなら、いち日は周の「好きな人」のことを知っています。厄介な恋愛を抱えた大学生が自分のお婿さん。自分はうんと年上だから、一度結婚した身だから、政略結婚で一緒になった女だから。私なんて周の恋愛対象にはなり得ないと思い込んでいます。だから仕事に打ち込んで、料亭を立て直すことに集中して……。

レビュワー

元ゲームプランナーのライター。旅行とランジェリーとaiboを最優先に生活しています。

本の紹介

戦後京都の老舗料亭。包丁(ながたん)を手にした料理人・いち日と、15歳下の青と(青とうがらし)のような夫。旨し麗し恋物語。

ー4巻のあらすじ―
伯母が勝手に決めた養子縁組。突然連れてきた男の子・みちやをいち日と周は家族として受け入れる。
家族の絆が少しずつ深まる中、年の瀬になって周が突然、大阪の実家に呼び戻されてしまった。
「すぐ戻る」とは言っていたが、なかなか戻らない夫を迎えに、山口の家を訪ねたいち日。「桑乃木」を潰したくて仕方ない周の兄・縁に、酷いことを言われるが、そこで周が……!
さらに、周のある「秘密」を知ってしまったいち日は……。
夫婦の距離がぐっと縮まる必見の第4巻!

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