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Jクラブも獲得可能? 契約フリーの名手5人(2)。ダビド・シルバとペドロの来日は実現するか?

フットボールチャンネル

Jクラブも獲得可能? 契約フリーの名手5人(2)。ダビド・シルバとペドロの来日は実現するか?

スペインの魔術師

 欧州各国リーグでは冬の移籍市場が閉幕し、シーズンは終盤戦に差し掛かっている。そんな中、今季限りで契約満了を迎えるビッグネームも多数存在し、早くもその去就に注目が集まっている。欧州の各クラブはもちろん、Jリーグのクラブも来夏にそうした名手の獲得レースに参戦することは可能だ。今回フットボールチャンネルでは、今季限りで契約満了を迎えるビッグネームを5人紹介する。(市場価格は『Transfermarkt』を参照)。

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MF:ダビド・シルバ(元スペイン代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1986年1月8日(34歳)
市場価格:1500万ユーロ(約18億円)
今季リーグ戦成績:18試合出場/3得点7アシスト

 言わずと知れたスペインの魔術師。抜群のボールコントロールと左足から放たれる正確無比なキックを武器に決定的な仕事を果たすことができる選手で、世界でも屈指のMFとして名を馳せる。2010年にはスペイン代表としてワールドカップ制覇を経験し、EURO(欧州選手権)も2度制覇。マンチェスター・シティでもプレミアリーグ4回の優勝を経験するなど、これまでに数々のタイトルを手にしてきた。まさに、「勝ち方」を知っている存在だ。

 ヴァンサン・コンパニが退団し、ダビド・シルバは今季のシティにおけるキャプテンに就任。2019/20シーズンはここまでリーグ戦18試合に出場し、3得点7アシストという成績を収めている。チームとしてはリーグ3連覇の可能性は現時点でかなり低いと言わざるを得ないが、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16に残っており、注目度は高い。D・シルバも自身初となるビッグイヤー獲得に向け、意気込んでいることだろう。

 そのD・シルバだが、今季限りでのシティ退団をすでに表明している。そのため、今夏に新たなクラブへ旅立つことはほぼ確実だ。新天地には、デイビッド・ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・マイアミなどが挙げられており、すでに同クラブ移籍が口頭合意に達したとも報じられている。しかし、ヴィッセル神戸や北海道コンサドーレ札幌も獲得に名乗り出ているという噂も出ており、Jリーグ参戦の可能性も決して低くはないだろう。ぜひ日本の地で見てみたい選手の一人だ。

優勝請負人がJ参戦も?

FW:ペドロ・ロドリゲス(スペイン代表/チェルシー)
生年月日:1987年7月28日(32歳)
市場価格:1700万ユーロ(約20億円)
今季リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト

 これまでにワールドカップ、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)など多くのタイトルを獲得してきたスペイン人アタッカー。ラストパスを引き出すオフ・ザ・ボール時の走り込みの質は高く、前線からのハードワークも惜しまない選手だ。30歳を過ぎた現在でも、そうした武器は錆びついておらず。決して派手さはないが、サッカーセンスは抜群と見ていいだろう。

 バルセロナの黄金期を支えたペドロ・ロドリゲスは、2015/16シーズンにチェルシーへ加入。2016/17シーズンにはリーグ戦35試合で9得点10アシストの成績を収め、チームのプレミアリーグ制覇に大きく貢献していた。昨季もマウリツィオ・サッリ監督の下でリーグ戦31試合に出場。ELでも14試合に出場し、クラブを優勝へと導いた。しかし、今季はフランク・ランパード監督の下で出場機会が減少。若手の台頭もあり、リーグ戦出場はわずか6試合に留まっている。

 そのため、ペドロはチェルシーとの契約が切れる今季終了とともに新天地へ旅立つことが濃厚とされている。昨年にはインテルとミランのミラノ勢が獲得に乗り出したという報道も出たが、新天地候補にはヴィッセル神戸の名も出ている。選手本人は欧州でのプレーを望んでいるとの報道も出ており、神戸移籍の可能性としてはそこまで高くないようにも思えるが、果たしてどうなるか。MFアンドレス・イニエスタとの“再タッグ”はぜひ見てみたいところであるが…。

ドルトムント退団は確実?

MF:マリオ・ゲッツェ(ドイツ代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:1992年6月3日(27歳)
市場価格:1800万ユーロ(約21億5000万円)
今季リーグ戦成績:12試合出場/3得点0アシスト

 ボルシア・ドルトムントの下部組織出身である攻撃的MF。2009/10シーズンにユルゲン・クロップ監督にその才能を見出され、トップチームデビューを飾った同選手は、翌2010/11シーズンにリーグ戦33試合で6得点15アシストの成績を残すなど大爆発。瞬く間に世界へその名を轟かせ、スーパースターの階段を上り始めた。ドイツ代表としても活躍しており、2014年のブラジルワールドカップでは決勝でゴールを決め、同国を優勝に導いた。

 その後バイエルン・ミュンヘン移籍を経て、2016/17シーズンにドルトムントへ復帰を果たしたマリオ・ゲッツェ。しかしこの年、内科医による精密検査の結果、代謝異常が発覚し、無期限の離脱を強いられる。結局、同シーズンはリーグ戦11試合の出場に留まっていた。そんな苦難を乗り越え迎えた昨季は、リーグ戦26試合に出場するなど久々に充実した一年を送ったゲッツェ。しかし、今季はユリアン・ブラントなどの加入もあり、リーグ戦出場は12試合に留まっている。

 そんなゲッツェだが、今季限りでドルトムントを離れる可能性が高そうだ。ドイツ紙『ビルト』によると、クラブ側が契約延長の条件として提示した年棒の大幅減額を選手側が拒否した模様。よって、契約延長の可能性は消滅したという。新天地候補にはヘルタ・ベルリンなどが挙がっていたが、ユルゲン・クリンスマン監督の突然の辞任による影響もあり、こちらも実現しない可能性がある。来夏にフリーの身となることが濃厚なゲッツェだが、果たして去就はどうなるか。

ベルギーの小さなハンター

FW:ドリース・メルテンス(ベルギー代表/ナポリ)
生年月日:1987年5月6日(32歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
今季リーグ戦成績:18試合出場/5得点4アシスト

 今年で33歳となるベルギーの小さなゴールハンターは、前線で多くのタスクをこなすことを可能としている。CFで起用されれば、高い決定力と味方を活かす高質なパスで違いを生み、サイドで起用されればテンポの良いドリブルで相手DF陣を切り裂くことができる。身長は169cmと小柄で、空中戦などではどうしても後手に回ってしまうが、足下の技術と研ぎ澄まされた攻撃センスは、そうしたウィークポイントを感じさせないほど高いレベルにある。

 ナポリ在籍は今季で7年目になる。これまでにも攻撃の中心人物として活躍しており、2016/17シーズンにはリーグ戦35試合で28得点8アシストの大爆発を見せた。昨季はリーグ戦で16得点をマーク。セリエAでは3季連続の二桁得点到達となった。今季はベンチスタートを余儀なくされることも少なくないが、リーグ戦では5得点4アシストを記録中。4季連続のリーグ戦二桁得点到達も十分にあり得そうだ。

 そのメルテンスは今季限りでナポリとの契約が切れる。大きな戦力であることは確かだが、クラブは今冬にSPALからFWアンドレア・ぺターニャを来夏よりチームに加えることを発表しており、メルテンス自身も契約延長オファーを断ったとされていることから、来夏の退団はほぼ確実視されている。新天地候補はチェルシーやインテル。中でもチェルシーは獲得を熱望しているようだが、果たしてメルテンスはプレミアリーグ初参戦を飾ることになるのか。

エル・マタドール

FW:エディンソン・カバーニ(ウルグアイ代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1987年2月14日(32歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
今季リーグ戦成績:11試合出場/3得点0アシスト

 ウルグアイが生んだ言わずと知れた点取り屋。左右両足、頭とどこからでもゴールを奪える恐ろしい選手であり、ゴール前で身体を投げ出す泥臭いプレーも厭わない存在だ。明日14日に33歳になるなどベテランの域に達している同選手だが、ゴールへの嗅覚や抜群の決定力はまったく錆びついていない。サポーターからも愛されている存在であり、CFとして世界トップレベルの力を持つと見ていいだろう。

 パレルモで頭角を現し、ナポリ移籍を経てパリ・サンジェルマンへやって来たのは2013/14シーズンのこと。新天地1年目ながらリーグ戦で16得点を叩き出したエディンソン・カバーニは、その後もクラブの得点源として活躍。2016/17シーズンにはリーグ戦36試合で35得点という圧倒的な成績を収めた。これまでPSGでは公式戦295試合に出場し、199得点をマーク。クラブ歴代最多得点記録を保持している。

 しかし、今季はFWマウロ・イカルディの加入もあり出場機会は激減。リーグ戦ではここまで11試合の出場に留まっている。今冬にはアトレティコ・マドリー移籍が確実視されていたが、最終的に実現には至らなかった。ただ、PSGとの契約更新には選手本人も消極的なようで、来夏の退団はほぼ確実と見ていいだろう。引き続きアトレティコが獲得を狙っているというが、果たしてどうなるか。

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