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『サマーウォーズ』の舞台は超人気ロケ地! 長野県上田市の魅力とは

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執筆=平辻哲也

長野県上田市は、戦国武将・真田幸村こと真田信繁ゆかりの地。今は細田守監督のアニメ映画『サマーウォーズ』(2009)のロケ地として知られている。数々の名作が生まれた“映画のまち”の上田の魅力とは?

細田守監督が描いた『サマーウォーズ』のサイン(撮影:平辻哲也)

北陸新幹線に乗った瞬間から『サマーウォーズ』を追体験

『サマーウォーズ』はインターネット上の仮想世界OZ(オズ)が流行っている2010年が舞台。数学だけが取り柄の高校2年の健二(神木隆之介)が憧れの先輩・陣内(じんのうち)夏希(桜庭ななみ)から頼まれ、「いいなづけ」のふりをして上田に帰省するというバイトをすることに。そんなとき、OZが乗っ取られ、健二は世界の危機を救うために奔走する……というストーリー。

山々に囲まれ、千曲川が流れる豊かな自然を持つ上田は、細田監督の奥様の故郷。結婚した際に、親戚縁者がたくさんいて、驚いたという体験が物語のヒントになった。

上田は東京駅から北陸新幹線で最短1時間13分とアクセス至便。健二と夏希が乗るのは「あさま」なので、新幹線に乗った瞬間から映画を追体験できる。ホームを降りれば、劇中に登場する「上田駅」の看板と向こうに上田ガスのガスタンク。

「劇中に登場する構図で撮影」は聖地巡礼の基本!(撮影:平辻哲也)

ただし、場所は変わっているので、映画の通りではない。なんといっても、映画の公開から10年も経っているのだ。

上田ガスのガスタンク(撮影:平辻哲也)

ロケ地はほぼ上田駅から徒歩15分圏内!

夏希の実家、陣内家があるのは、上田駅から少し遠い砥石・米山城跡周辺という設定だが、上田駅から徒歩15分圏内でかなりのロケ地を巡ることができる。

陣内家の門のモデルは「上田城跡公園」(長野県上田市二の丸2)にある東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)。陣内家も、戦国時代からこの周辺を治め、少数精鋭で徳川の大軍を2度も退けた真田家がモデルとなっている。

「上田城跡公園」の「東虎口櫓門」(撮影:平辻哲也)

そんな真田家ゆかりの眞田神社(上田市二の丸1-12)では、細田監督、神木、桜庭がヒット祈願をしているので、このロングセラーぶりにあやかろう。

公園前の「上田市観光会館」(上田市大手2-8-4)ではロケ地マップを入手すべし。窓口で申し出れば、聖地巡礼ノート「サマーウォーズ宿帳」も見せてもらえる。表紙は細田監督の直筆イラスト。ノート毎に描かれているキャラクターは違っていて、既に9冊目に達した。中にはファンの思いやイラストが描かれている。

「上田市観光会館」2階の『サマーウォーズ』コーナー(撮影:平辻哲也)

周辺には陣内家の三男・万作(中村正)の長男、緊急救命士の頼彦(田中要次)が携帯電話でアバターを操作する場面で出てくる上田市役所(上田市大手1-11-16)、甲子園を目指す野球部のエース、克彦が通う名門・上田高等学校(上田市大手1-4-32)もある。実際の甲子園出場は前身の上田松尾高校を含め2回。

校舎は上田藩旧藩邸跡地に建てられており、周囲にはお堀もあるという独特な佇まい。門、塀、堀は上田市の文化財で、周囲をぐるりと回ってみる価値ありだ。

“古城の門”と呼ばれる上田高等学校の正門(撮影:平辻哲也)

2019年は公開10周年のメモリアルだけに、劇中に登場する夏祭り「上田わっしょい」(毎年7月・最終土曜日開催)は大賑わいだった。ファンが劇中のアバターの扮装をして気軽に参加できる飛び入り連「サマーウォーズ連」は名物のひとつになっている。

「上田わっしょい」のシーンが描かれる「海野町商店街」には行列店の「富士アイス」(上田市中央2-10-14)がある。

「富士アイス」と名物の「じまんやき」(撮影:平辻哲也)

名物は「志゛(じ)まんやき」と呼ばれる大判焼き。中身はあんこ、カスタードクリームの2種類で各80円。外はほどよい歯ごたえで、あんたっぷり。甘党ではなくても、これは美味しい。街歩きもお供にも最適だ。

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