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子供たちが安全に横断歩道を渡るまでしっかり護衛する野良犬(ジョージア)

カラパイア

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image credit:ბათუმელები • Batumelebi.ge/Facebook
盲導犬やサービス犬、セラピー犬など訓練をきちんと受けた犬の働きは素晴らしい。しかし、特別な訓練を受けていなくても、自ら進んで人間を守ってくれる野良犬がいる。 南コーカサスの国、ジョージアには、子供たちが登園時になると、どこからともなく現れ、子供たちが安全に横断歩道を渡れるように周囲を確認し、護衛する野良犬がいるのだ。
Sausage, The Crossing-Guard Dog Of Batumi

横断歩道で子供たちの警護に努める野良犬クパタ

ジョージアのアジャリア自治共和国バトゥミには一部の地域住民にかわいがられている野良犬がいる。この犬はクパタと呼ばれている。 英語で「ソーセージ」を意味するクパタという名前は、よくおやつをもらう肉屋の主人に名付けてもらったそうだ。 先日、地域住民が撮影したクパタの姿がSNSでシェアされた。 クパタは、毎日登園する子供たちの安全を見守るために、交通量の激しい道路にやって来て、子供たちが横断歩道を渡るのをしっかりと警護しているのだ。

待たない車やクラクションを鳴らす車には吠えて警告

クパタは、大通りの前で数人の大人と一緒に横断歩道を渡るタイミングを待っている子供たちの姿を見ると、素早く駆け付け、道路を走行する車に向かって大きな声で吠え始める。 3
image credit:ბათუმელები • Batumelebi.ge/Facebook
すると、何台かの車はクパタと子供たちの姿に気付き、横断歩道の前で停止する。どうやらこの横断歩道には信号がない様子で、子供たちが渡っている最中でもスピードを緩めずに走行してくる車もあるため、かなり危険だ。 そんな時にはクパタは、その車に向かってまるで警告するかのように激しく鳴くのだ。 大人に手を引かれて子供たちが横断歩道を渡る間、クパタはまるでその任務を使命と感じているかのように、周りの車に注意をしつつ子供たちの傍に寄り添い、一緒に横断歩道を渡っている。 もし、危険を察した時には迷うことなく車に向かって吠え立て、子供たちが横断歩道を渡りきるまで警護を続け、子供たちの安全をしっかりと見届ける。

クパタ、観光局から名誉賞を授与される

動画を撮影した人物は、クパタの子供を守る行為は決して偶然ではないと話している。なぜならば、同じ犬が同じ状況の別の子供たちのグループを警護している姿を見たからだ。
image credit:Beqa Tsinadze/Facebook
訓練されたわけでもないのに、自ら進んで子供たちの警護をするクパタの姿に、多くのSNSユーザーらが称賛と感動の声をあげた。 その後、アジャリア観光局はクパタに星の形をした名誉賞を授与し、感謝のしるしとして、木の犬小屋をプレゼントした。 kupata4
image credit: youtube
この犬小屋は、クパタが4年間寝床にしている住民女性の敷地内に設置された。 その女性によると、クパタはまだ子犬だった4年前に突然敷地内に現れたのだそうだ。 kupata3
image credit: youtube
女性は、野良の子犬を気の毒に思い、マットを敷いてやった。するとそれ以来そこに住み着くようになり、女性は時々餌をやるようになった。そしてそれは、4年経った今も続いている。 残念ながら、ジョージアには野良犬を引き取る保護施設や養子縁組システムがあまり一般化されていない。しかし、政府は野良犬の1匹1匹にタグ付けをし、地域住民らとともに餌を与えたり身綺麗にしたりしてケアし、世話しているということだ。 子供たちが大好きなクパタの熱意ある警護姿を動画で見たユーザーらからは、このようなコメントが寄せられている。
・すごくいい動画、シェアしてくれてありがとう。 ・とってもいい犬だね。本当なら犬が人間を所有すべきなのかもね。 ・クパタが地域の人たちにケアされていると知って安心した。 ・この白いバン、どう見ても違法だろう。ドライバーを捕まえられないものか。 ・だから犬って素晴らしいんだ!
References:Paws Planetなど / written by Scarlet / edited by parumo

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