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「子どもの頃、風疹にかかったから安心」とは言えない理由

ママテナ

「子どもの頃、風疹にかかったから安心」とは言えない理由(C)ママテナ 予防接種を行っているのに、患者が増加している風疹。子どもの病気のイメージですが、実は患者の9割が成人。
その理由と、予防対策についてまとめました。

2010年では87人だった患者が、2013年では5000人超に

子どもの頃にかかる病気として知られている風疹。

風疹ウイルスによる急性の発心性感染症で、一度かかると免疫ができて二度とかかることがないといわれています。

それが、近年では感染者が増加。2010年では87人だった患者数が、年々増加し2013年以降では5000人を超えています。

特に、1~9歳頃にかかるイメージの風疹ですが、実際の患者の9割は成人。

特に、男性は女性の約3.5倍で20~40代に多く見られます。女性の場合は、20代に多いそう。

感染経路は、風疹ウイルスに感染した人の分泌物に触れることによって起こる、飛沫感染。

ウイルスが鼻や喉に付着してから1週間後に発熱など、風疹の症状が現れます。

女性は特に風疹に注意して!

風疹は、38度以上の発熱や赤いブツブツの発疹、リンパ節の腫れが特徴。

これらの症状は、3~4日で回復しだすので「3日はしか」と呼ばれることもあります。

大人になってからかかると、子どものときより重症化する傾向に。発熱や発疹の出る期間が長くなることが報告されています。

妊娠早期の女性が風疹にかかると、胎児が先天性風疹症候群になる可能性があります。

先天性心疾患、感音性難聴、白内障や緑内障、そのほか、低出生体重、髄膜脳炎などの症状が見られる場合もあります。

一度かかったからといって安心できない理由

国内では、現在1歳と小学校入学前の2回、麻疹と風疹の混合ワクチンの接種がおこなわれています。

しかし、すでに成人している人の中には、子どもの頃1回のみの接種だったり、女子のみの接種、医療機関に自分で行って接種する必要があり接種しなかったという世代も。

こういった世代の人は、風疹の抗体が不十分で風疹にかかりやすくなっています。

さらに、「予防接種した記憶がある」「子どものころかかったから安心」と思っている人も要注意です。その理由を以下にご紹介します。

・風疹だと思っていたが、ほかの病気だった

「子どもの頃に風疹にかかった」と記憶している人も多いはず。これは親から言われた記憶で、間違っている可能性もあります。

子どもの頃は、風疹と似た「おたふく風邪」や「麻疹」にもかかるので、親が勘違いして伝えている場合も。

また、昔は医師が症状だけで風疹の診断をしており、風疹でなかったということも考えられます。

不安な人は、医療機関で風疹の抗体検査を受けましょう。

・ ワクチンを接種したが、体に抗体ができていなかった

1回ワクチンを接種しても、抗体が作られないケースが5%ほどあるそう。

・時間の経過とともに、抗体が減少した

時間が経つとともに、抗体が減少することも報告されています。妊娠を望む女性は特に2回目を受けることがすすめられています。

現在では、2回のワクチン接種で約99%が風疹の予防ができるそう。

これから妊娠を望む女性はもちろん、パートナー、周りの家族も予防接種がすすめられています。

だいたい、費用は単独ワクチンで4000~8000円、風疹・麻疹の混合ワクチンは、7000円~1万2000円です。

ワクチン接種や抗体検査は医療機関での予約が必要。

市町村によって、風疹の抗体検査やワクチンの接種費用に助成金がでる場合もあるので、ホームページなどで確認してみましょう。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと



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