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新型肺炎パンデミック!死亡患者17人「最期の1週間」全症状

SmartFLASH

武漢市を視察する李克強首相(写真・Featurechina/アフロ)

 

 新型コロナウイルスの拡散が止まらない。発生地の武漢から、中国のほぼ全土に広がっただけにとどまらず、国境を越えて日本を直撃している状況だ。

 

 中国国内の新型ウイルスによる肺炎患者は4515人、死者は106人。日本でも、すでに7人の感染が確認されている(1月28日時点)。これらの数字がさらに増えるのは確実とみられる。春節(中国の旧正月)の連休が、事態を深刻化させているためだ。

 

 

 新型ウイルスはどれほど危険なのか。中国の衛生当局が、新型ウイルスの肺炎で死亡した17例の詳細を発表している。17人中15人が60代以上で、40代と50代が各1人。糖尿病や脳梗塞など基礎疾患を抱えており、もともと健康状態が悪い人が、ほとんどだった。

 

 ある程度健康な人間であれば、死に至る可能性は低いとみていいかもしれない。とはいえ、今後どのような症例が出てくるかわからず、油断は禁物だ。

 

 新型ウイルスに感染すると、どのような症状が表われるのか。中国・上海在住で、現地から情報発信を続ける医師・藤田康介氏は、こう語る。

 

「中国の衛生当局のガイドラインによれば、おもな症状は『発熱』『疲労感』『空咳』で、鼻詰まりや鼻水など、上気道感染症状は少ないとされています」

 

 予防策は何が有効か。

 

「まずは『手洗い』。水で流すだけでなく、石鹸を使い指の間、手首までしっかり洗うこと。『マスク』は開きやすい鼻、あごの部分をしっかりと密着させること。使い捨てのものを使い、マスクの外側には触れないように。そして、『人込みに注意する』ことでしょう。

 

 用心して外出することに越したことはありませんが、あまりにウイルスを恐れすぎるのは本末転倒。基本的な対策は、風邪やインフルエンザの予防と同じです。

 

 SARS(重症急性呼吸器症候群)でもそうでしたが、中国関連でこういうことが起きると、デマが流れやすい。ニセ情報に振り回されることなく、正しい情報を得ることが大事です」(藤田医師)

 

 自分の身は自分で守るために、予防を徹底しよう。次のページでは、中国の衛生当局が発表した、新型ウイルスの肺炎で死亡した17例の詳細を公開する。

 

【死亡患者17人「最期の1週間」全症状】
●症例(1)61歳男性/既往歴:肝硬変、粘液腫
発熱、咳、倦怠感が1週間ほどあり12月27日に入院、1月9日死亡

 

●症例(2)69歳男性
2日間の発熱、咳、呼吸困難の病院治療を経て、1月4日入院、1月15日死亡

 

●症例(3)89歳男性/既往歴:高血圧、脳梗塞、脳軟化症
尿失禁のため1月5日から病院で治療、1月8日入院、1月18日死亡 

 

●症例(4)89歳男性/既往歴:高血圧、糖尿病、心臓病
1月13日に発症、呼吸困難と喘鳴で1月18日から病院で治療、1月19日に死亡

 

●症例(5)66歳男性/既往歴:高血圧、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、2型糖尿病、慢性腎不全
咳、頭痛、倦怠感、発熱のため1月16日入院、1月20日死亡

 

●症例(6)75歳男性/既往歴:高血圧
発熱、咳、痰、嘔吐のため1/11入院、1/20死亡

 

●症例(7)48歳女性/既往歴:糖尿病、脳梗塞
発熱、関節痛、咳、倦怠感が2週間ほど続き、12月27日から病院で治療、1月20日死亡

 

●症例(8)82歳男性
全身悪寒、関節痛が5日間あり、1月14日入院、1月21日死亡

 

●症例(9)66歳男性
空咳が10日ほど続き、運動後の胸悶、息切れのため12月31日から病院で治療、1月21日死亡

 

●症例(10)81歳男性
3日間の発熱のため1月18日入院、1月22日死亡

 

●症例(11)82歳女性/既往歴:パーキンソン病
発熱、咳、胸悶、倦怠感のため1月6日から病院で治療、1月22日死亡

 

●症例(12)65歳男性
3日間の倦怠感、呼吸促迫のため、1月11日入院、1月21日死亡

 

●症例(13)80歳女性/既往歴:高血圧、糖尿病、パーキンソン病
9日間の発熱、咳があり、喘息、呼吸困難のため1月18日入院、1月22日死亡

 

●症例(14)53歳男性
2週間ほど発熱治療をするが改善せず、発熱、咳、胸悶悪化のため、1月13日から病院で治療、1月21日死亡

 

●症例(15)86歳男性/既往歴:高血圧、糖尿病、結腸ガン術後4年
1週間ほど倦怠感があり、1月9日入院、1月21日死亡

 

●症例(16)70歳女性
持続性の高熱で1月13日入院、1月21日死亡

 

●症例(17)84歳男性/既往歴:慢性気管支炎、高血圧、心臓病、冠動脈ステント、慢性腎不全、ラクナ梗塞
発熱、咳、呼吸促迫があり1月9日入院、1月22日死亡

 

※中国政府の「国家衛生健康委員会」が1月23日に発表した症例をもとに、本誌が作成

(週刊FLASH 2020年2月11日号)

 

 

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