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『22年目の告白-私が殺人犯です-』入江悠監督インタビュー 100万人動員のヒット作をどう‟日本のメジャー映画”にリメイクしたのか?

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(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会




――曾根崎役の藤原竜也さんとは現場でどんなお話をされたんでしょう?

ほとんど芝居の話はしなかったですね。藤原さんにしても、伊藤さんにしても、脚本に乗って演じて下さったので。ただ、どの役も多面性を持っているので、「この芝居のときにどのキャラクターを出すのか?」ということはよく相談されました。どんでん返しがいくつか用意されているので、どこでその情報を出すのか、ということです。表情一つで、お客さんに「胡散臭いな」「違うんじゃない?」と思われると映画として負けなので、芝居の加減はすごく気にされていました。「どこまで思いを出せばいいのか」とか、「ここは隠しておいたほうがいいんじゃないか」とか。

――藤原さんはあまり叫んだりせず、すごく抑えた演技をされていますよね。

クランクインはホテルの部屋のシーンだったんですが、「(藤原の)声、ちっさ!」と思ってビックリしました(笑)。たぶん、しっかりした脚本があったので、安心して抑制した芝居をされてたんだと思います。

――藤原さんは殺人鬼や、ゲスい役を演じることが多いので、そのイメージを逆手にとったようなキャラクターなのも興味深かったです。

藤原さんをよく知っている方は、そのあたりも楽しめると思います(笑)。

――メジャー作品としては『ジョーカー・ゲーム』から、『22 年目の告白-私が殺人犯です-』でアップデートされているような印象があります。メジャー作品を撮ることにこだわりがおありなのでは?

子どもの頃に観ていた作品がハリウッドの大作だったので、(メジャー映画に)憧れがすごくあるんです。ただ、やってみるとなかなか「日本では『ターミネーター』は作れないな」と思ったり。そこから、ようやくこの作品で自分の理想・目標としてきたモノと、日本映画のメジャーの環境がようやくフィットしてきた感じがあって。

――予算があっても、地に足の着いた大作を作るのは難しそうですね。日本ではお金をかけてもロケーションの問題で出来ないことも多い。

難しいですね。でも、やる気のあるスタッフもたくさんいますし、藤原さんや伊藤さんみたいに、「まだまだイケるんじゃないか」と思っている俳優さんもいるので。少しずつ、日本映画のメジャーも変わっていくと思うんです。

――原作のある映画に携わることも増えてきたように思います。原作モノを撮る際に気を遣われていることはありますか?

自分が好きになった時の感情だけ信じていればいい、と思ってます。ディティールは変わってもいいと思っているので。ビジュアルとか、物語の運びだったりは、漫画だったり小説だったりでまったく違うジャンルなので、好きになった気持ちだけを頼りにやっています。

 

映画『22 年目の告白-私が殺人犯です-』は6月10日(土)より全国公開。

インタビュー・文・撮影=藤本洋輔

作品情報

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映画『22 年目の告白―私が殺人犯です―』
 

 

 

監督:入江悠 
脚本:平田研也、入江悠
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル
Based on the film “Confession of Murder” 
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/
(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

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