top_line

【衝撃】並々ならぬこだわりを感じる “そば屋” の新メニューがこれだ →『カレーライスうどん』/ 立ち食いそば放浪記:第197回 埼玉・蕨「末ひろ」

ロケットニュース24

【衝撃】並々ならぬこだわりを感じる “そば屋” の新メニューがこれだ →『カレーライスうどん』/ 立ち食いそば放浪記:第197回 埼玉・蕨「末ひろ」

「当店の蕎麦は店主自ら激選した蕎麦粉を使用した香りの強い蕎麦です。自慢の麺に結むおつゆの割合は初代が探しに探し続けた努力の結晶です」──店頭にこんな言葉が掲げられたそば屋を見つけた。求道者のような言葉の端々からは並々ならぬこだわりを感じる。

うまいそば屋を求めて色んな街を放浪する「立ち食いそば放浪記」。今まで回ってきた196店の中でも、入店前からここまでこだわりをビシバシ感じる店は珍しい。一体どれほどの蕎麦力(そばりょく)なのか? ゴクリ。そこで入店しようとしたところ……ある看板が目に飛び込んできた。おいおい、マジかよ!?

・衝撃の新メニュー

入り口の前に設置された看板にはこう書かれていたのである。「新メニュー カレーライスうどん(600円)」と!

頭を殴られたような衝撃を受けた。

うどんやん……!

これだけそばへのこだわりを語ってからのうどん……! 頭が真っ白になった。ツッコミどころがありすぎて追いつかなかったのである。

・カレーライスうどんとは?

だが、おそらく多くの人が最も気になるのは「ライスうどん」の部分だろう。字面通り想像するなら、カレーライスにうどんがぶち込まれていることになるのだから。

しかし、そんなものは前代未聞である。カレーうどんの時点ですでにB級メニューなのに、そこにさらに炭水化物のライスをぶち込むなんて、どれだけ欲しがれば気が済むというのか。

したがって、論理的に考えると、これは誤植の可能性が高い。つまり、カレーうどんと書きたかったところが、予測変換で「ライス」と入ってしまったのである。個人店であり、新メニューの看板は明らかにパソコンで作っているのでありえる話だ。

・カレーライスうどんの正体

というわけで、新メニューはきっと「カレーうどん」だろう。このおっちょこちょいめ! でも、そんなゆるさも嫌いじゃないぜ。そう思いながら注文してみたところ……

カレーにうどんとライスが入ってた。

本気で「カレーライスうどん」なんかーーーーい!!

再び頭が真っ白になった。なにせその店は、家族経営の雰囲気バリバリののどかな空気が漂う店なのである。なんで新メニューだけこんなに攻めちゃったのよ。朝起きたらお父さんがモヒカンになってたくらいの唐突さだ。

それにしても、うどんがかなりガッツリ入っていて、ご飯と合わせると結構な炭水化物量である。その時、ふと思った。「これどうやって食べんの?」と。

箸だとカレーが食べられないし、スプーンだとうどんが食べられない。まさか超B級メニューで二律背反を味わうことになるなんて。一休さんもビックリだ。

・カレーとご飯とうどんの味

だが、よく見たら、お盆にはスプーンと箸の両方が乗っている。ポクポクポク……チーン! うどんは箸で食べてカレーライスはスプーンで食べよう。

うん。カレーとご飯とうどんだ。

あと、具の感じからカレーは多分ボンカレーかククレカレーかその辺だと思う。そう言えば、なんかキッチンから「ピーッ! ピーッ!」ってタイマーの音聞こえたし。まあ、ご飯にもうどんにも合ってるからそこは置いておこう。

味的にはケミストリーも何も起こってはいない。想像してみてくれ。カレーライスにうどんが入ってたらどんな味になるか。その味がする。

・炭水化物を効率的に摂取したい人に

ただ、前述の通り、ご飯とうどん両方ともしっかり入っている。そんな炭水化物天国なメニューが存在するのは埼玉県の蕨駅近くにある『末ひろ』というそば屋だ。これを食べるために出向くほどの味ではないが、この近所で炭水化物を効率的に摂取したい人には良いかもしれない。

頼まずにはいられない衝撃の新メニューがあったこの店。はたして、「初代が探しに探し続けた努力の結晶」だというそばは一体どんな味なのか? それは蕨最大の謎である。

・今回紹介した店舗の情報

店名 末ひろ
住所 埼玉県蕨市中央1-29-6
営業時間 11:30~15:00
定休日 不定休

Report:立ち食いそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.

« 前回へ | 第1回から読む

TOPICS

ランキング(グルメ)

ジャンル