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夏の思い出はいつまでも、有村架純主演「ひよっこ」第8週まとめ読み

music.jp|テレビ・映画

夏の思い出はいつまでも、有村架純主演「ひよっこ」第8週まとめ読み(C)music.jp|テレビ・映画 有村架純が主演を務めるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」。5月22日(月)〜5月27日(土)朝8時から放送された第8週では、みね子は東京に出て初めての夏を迎え、仲間と一緒に楽しい時間を過ごす。それはつかの間の幸せだった。冬に差し掛かり、向島電機は激震に見舞われる。

そうだ、海水浴へ行こう!!

トラブルは重なるときは重なるもの。谷田部みね子(有村架純)は父親の失踪という人生を大きく左右する出来事を経験したばかりだが、それから一年も経たないうちにまたもや大きなトラブルに遭遇することになる。向島電機の仲間たちと過ごした夏は、だからこそ、いっそう彼女の記憶のなかで輝く。

東京に出て初めてのお盆。同部屋の仲間たちはみな帰省せず東京に残る予定だ。ファッション誌をのぞき込んでいる乙女たちから「海水浴に行こう」の声が上がる。誌面には最新の水着が掲載されていた。

反対の声が上がるはずもない。みな可愛らしい水着をまとった自分の姿を想像し、顔を紅潮させていた。さっそくデパートに買いに行き、思い思いの水着を手に入れご満悦の様子。もっとも派手なタイプを選んだのは、笑わせキャラとして落としどころを一手に引き受けている青天目澄子(松本穂香)。紫のセパレートという大胆さだった(笑)

しかし当日はあいにくの雨。落胆する乙女たちだったが、それならばと映画館に繰り出した。観たのはウエストサイド物語。寮に戻ってダンスを真似ていると、天気はすっかり回復していた。行こうか!? 行こう! 乙女たちは遊び足りないとばかりに浜辺に繰り出した。

給料減額、すずふり亭のコロッケの味はほろ苦く……

季節は過ぎ、冬。ライン長の松下明(奥田洋平)が悲壮な表情を浮かべて、従業員たちの前に立っていた。業績不振のため給料を1割カットします。そう説明して頭を下げた。

みね子には受け入れる以外の選択肢はない。仕送り額を減らすわけにもいかず、自分の取り分を削って対応する。不平を口にすることもない。でも……。

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給料が出たあと決まって訪れるすずふり亭で、その日彼女が選んだのはもっとも安いメニュー、コロッケだった。いつかビーフシチューをという目標を立て少しずつ高価な料理を注文していた彼女にとって、それは後退を意味した。無性に悲しくなった。無理して微笑んでみせたが、東京の母ともいえる存在の牧野鈴子(宮本信子)には通じない。優しく肩に手をかけられ、理由を話しなさいと言われる。みね子は真情を吐露した。

綿引が警察官を辞し、東京を去ることに

実(沢村一樹)はひとり繁華街にいた。思いつめたような表情でいる。穏やかで優しい父親という印象からは程遠い。

綿引正義(竜星涼)は、目撃談のあった繁華街を中心に聞き込みを続けるが、有力な情報は得られない。そして聞き込みは、この日が最後になる。警察官の職を辞し、田舎に戻ることになったのだ。綿引はみね子に父親を見つけられなかったことを詫び、去っていった。みね子の心にぽっかりと穴があいた。自覚していたわけではないが、もしかしたら綿引に好意をもっていたのかもしれない。

向島電機は従業員の給料減額程度では乗り切れない苦境にあった。みね子は、この後さらなるトラブルに遭遇することになる。

楽しむことへの罪悪感

「すみません」海水浴に出かけようとするみね子は、そうつぶやいていた。「お盆に帰りもせずに」「自分だけ楽しんで」という後ろめたさがそう言わせた。母親の美代子(木村佳乃)は、娘のそうした性分を知っているから、もっと心の底から楽しんでほしいと願っている。みね子のような考え方は、しかしこの時代の日本において特異なものではなかった。自分ひとりだけが楽しい思いをすることへの罪悪感は、社会全体に蔓延していた。現代においても、たとえば有給休暇取得率の低さなどには、同根の問題が横たわっているように思える。

NHK総合で毎週月曜〜土曜の午前8時から放送

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