前回の第7話では、スマホ会社で恋愛ゲームのプロデューサーを務める恋愛ヘタな茅ヶ崎美沙(高梨臨)の前に、突然現れた社長の雄島佳介(田中圭)。佳介と交際をスタートさせ合鍵までもらい幸せ真っ只中で恋も仕事も順調な美沙と、恋人に別れを告げ「セフレにしてください」と、橋本司(淵上泰史)との関係を続けるという決断した榎田千尋(土村芳)が、いびつな恋のカタチに耐える姿が描かれていた。そんななか、佳介が見知らぬ女性と腕を組んで歩く姿を目撃してしまった美沙は…。
第8話…、ライバルの嵐、自分との闘い
腕を絡めて寄り添って歩く佳介と怜奈(大沢ひかる)の姿を目撃してしまい、ただ呆然とする美沙。ショックをうけている美沙は、一緒に食事に向かっていた同僚の柿谷真吾(小関裕太)に励まされながら自宅まで送ってもらうが、あの女性が誰なのか気になって仕方がない。一方、司と過ごした千尋。「今日も帰るのか?」という司に、「セフレですから」と無理に笑顔で答える千尋。帰ってきた千尋に、佳介とのことを相談する美沙。きちんと佳介と話をするべきだという千尋に、佳介を問い詰めて壊れてしまうことを怖れる美沙は不安に襲われていく。翌日、会社に出社した美沙だが、昨日の女性のことが気になり、佳介の前では無理に笑顔で通り過ぎる美沙。佳介と食事に行くことになった美沙、普段どおりでいつもと変わらない佳介の態度に、考えすぎないでもよかったのかも…と思い始める。しかし、携帯の着信を見た佳介がそそくさと外へ出て行く姿を見て、さらに不安が募る美沙だった。
元カレ・仁VSセフレ・司。果てして千尋は…。元凶はまたまた小悪魔・理佳子!!
その頃、バーで1人で飲んでいた千尋の元カレ・時藤仁(長田成哉)。そこへ浮気相手・桜井理佳子(内田理央)がやってくる。そして、「千尋先輩の秘密、教えてあげようか? この2人、できてるわよ」と、千尋と司の写真を見せる理佳子。 さらに、「こんな人とのセックスにはまって結婚までやめるなんて、先輩もバカよね」という理佳子の言葉に驚き否定する仁だが、千尋の言動に心当たりがあって──。司がマンションに帰宅するとそこには、司の帰りを待っていた仁の姿が。「2度と千尋に近づくな!!」 と、いきなり殴りかかる仁。すると、「ちっちぇー男だな。そんなんだから、他の女とヤってるところ見つかるんだよ。俺が浮気の仕方教えてやろうか?」と挑発する司に、さらに激怒した仁は再び司に殴りかかるが、逆に司に殴られてしまう。2人を止めに入った千尋は、仁を連れその場を離れた。「あんな男…やめろよ」という仁。だが千尋の答えは…「それでも…、会いたいの…」。
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佳介と怜奈の関係を知り、自分は敵わない相手だとショックを受ける美沙は──
久しぶりに佳介と過ごす夜に期待していた美沙、しかし「仕事があるから先に寝てて」と佳介に言われがっかりする美沙。さらに、リビングで誰かと電話している佳介が、明日の夜に誰かとホテルで待ち合わせしていることを知ってしまい…。翌日、昨夜の佳介の電話が気になり、ホテルまで来てしまった美沙。偶然にも、佳介と腕を組んで歩いていた女性・怜奈と会い、部屋に招かれてしまった。怜奈は、元カレに会うために日本に戻ってきたという。さらに、元カレとの切ない別れを聞かされた美沙は、「その彼と…、これからどうするんですか?」と意を決して尋ねる美沙に、「やり直したいと思ってる」と答える怜奈。そこへ佳介がやってきた。美沙がそこにいることに驚いた佳介はつい「会社の人」と美沙を怜奈に紹介してしまう。傷ついた美沙は部屋を飛び出し──。
「なんでもない。こんなの平気。セフレなんだから…。こんなの全然平気…」セフレとしての立場に苦悩する千尋は…
一方、司と仁がケンカして以来、連絡がこなくなった司にいてもたってもいられなくなった千尋は司のマンションへ。しかし、玄関に真っ赤なパンプスがあることに気づいた千尋、すると司は、「そういうことだから…」と玄関のドアを閉めてしまった。泣き出しそうになるのを必死に堪え歩く千尋。肩を落として帰宅した千尋、そこへ仁が現れ、「今、幸せか? なんとなく無理してるように見えたから…」と優しく話しかけてくる仁の言葉に、答えられず涙があふれる千尋は──。
そして、美沙も佳介と気まずい関係が続き…さらに追い討ちをかけるように仕事でも重大なミスをしてしまう
佳介と怜奈のことが気になって不安で押しつぶされそうな美沙は、仕事にもその影響が…。新ゲーム「バトルラブ」のキャラクターを務める声優の収録日の変更を伝え忘れ、大変なミスをしてしまった。激怒した相手は、仕事を辞退するといい、ゲームを必死に作ってきたバスキアの社員たちは落胆してしまう。「どうしてあたしがこんなミスしなきゃいけないの? やっぱり、…恋なんかしなきゃよかった」と、佳介に苛立ちをぶつける美沙。すると、「…わかった。僕たち、しばらく距離をおこう」と言い残して立ち去る佳介に美沙は──。