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フランスで『冷凍ハンバーガー』を食べた結果 → なぜ日本で普及しないかサッパリ分からなかったので、プロの見解をきいてみた

ロケットニュース24

フランスで『冷凍ハンバーガー』を食べた結果 → なぜ日本で普及しないかサッパリ分からなかったので、プロの見解をきいてみた

フランスの冷凍食品売り場の規模はスゴイ。いや、フランス人に言わせてみれば逆に「日本がショボい」のかもしれません。値段は手頃だし、見たことのない料理も多数。日本の食卓に冷凍食品が並ぶと若干 “手ぬき” のイメージを持つけれど、ものは考えようなのかもなァ。

……とはいえカナッペやキッシュなどといった、なじみのない冷凍食品にはなかなか手を出しづらいもの。結局は平凡な冷凍ピザばかり食べていたパリ旅行中のことだ。ある “非常になじみのある料理” の冷凍食品を見つけ、私は思わず二度見した。

そう、ハンバーガーである。

・冷凍バーガー

ハンバーガー自体は日本でも全く珍しくない。しかし『冷凍食品のハンバーガー』となると、見たことがない気がするぞ……言われてみれば。

そもそも日本では “冷凍のパン” を滅多に見かけない。買ってきたパンを冷凍することはあるが、パンをレンジで加熱する場合の所要時間は非常に短いのだ。具材との加熱時間に大きくズレが生じるハズだが、その問題はどうなっているのだろう?

・とりあえず買うた

冷凍ハンバーガー(正確にはチーズバーガー)は2コ入りで5.29ユーロ(約644円)。1コあたり約322円とすると、正直それほどお得感はない。

だが日本の標準的なサイズより1回り大きいことや、ヨーロッパのファストフードが日本より少し高めという体感に照らすと、お店で食べるより若干安めかも? といった価格設定である。

密封された袋に入れたままレンジにかけるシステムだ。

あえて1つは袋から出し分解してみた。凍りすぎて霜が付いてしまっているパティに比べ、チーズとソースはレア状態。驚くべきことにソースの中には、通常だと生で食べる “ピクルス” も混ぜ込んである。そしてバンズはドライ状態だ。

それぞれ状態の異なる具材を同じ時間・同じ温度で加熱して、しつこいようだが本当に大丈夫なの……?

・3分加熱

ともかく表示どおり850ワットで2分50秒加熱。バーガーを包むナイロンの袋はペチャペチャにしぼみつつも、破れずに真空状態をキープしていた。

袋を破れば……トロットロチーズとフカフカバンズのいい香りが一瞬で部屋に充満したぞ! お味のほうは……

想像の10倍ウマァイ!!!!

・専門家の見解を聞いてみた

冷凍ハンバーガーのウマさは決して「過去最高」とかではない。しかし、よくあるチェーン店のハンバーガーと比べて同等、もしくは若干勝るくらいの実力は有しているのである。

自宅にいながらチェーン店と同等のハンバーガーが食べられ、なおかつ価格帯も同じとくれば……コレは完全に冷凍ハンバーガーの勝利といっていいハズだ。

ではこんなに素晴らしいものを、一体なぜ日本では見かけないのだろうか?

考えてみたが1ミリも分からないので、当サイト所属の冷凍食品研究家・レンチン原田に見解を伺ってみることにした。冷凍食品のプロならおそらく、そのへんの事情にも精通しているに違いない!

レンチン原田「そうですねぇ。冷凍食品のハンバーガーを日本であまり見かけないのは、食文化の違いがあるからだと思います。日本といえば米。冷凍庫にハンバーガーをストックするよりは、チャーハンなど米系の食品もしくはハンバーグそのものを買おうという流れになるような気がするかな〜?

それと、ファストフード店の充実も関係するかも? 日本ではある程度栄えているところであれば、近所で美味しいハンバーガーを食べることは難しくない。そういった環境があるから、わざわざハンバーガーを冷凍しなくてもいい……なんて流れもありそうカモ☆」

・推測の域を出なかった

冷凍食品のプロにすら明確な答えが出せなかった『冷凍ハンバーガー日本で普及していない問題』。これ以上の考察は無意味とあきらめ、私は無心でハンバーガーを味わうことにした。

冷凍ハンバーガーのパティは、これまでに食べたどのパティよりワイルドで肉肉しい。そして吐息がチーズ臭くなるほど濃厚なチーズ。小さなピクルスも存在感を発揮している。

好みの違いはあろうが、冷凍ハンバーガーは「これぞハンバーガー!」と叫びたくなるほど、全身全霊でハンバーガーしているハンバーガーだった。この味を自宅で味わえたなら……! 文化の違いを乗り越えて日本でブレイクする日を待ちたい。

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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