
外交関係の予定が目白押しの、安倍晋三内閣総理大臣(65)。目玉は、12月23日~25日の訪中だ。「桜を見る会」をめぐる問題が紛糾するなか、“得意” の外交で、失地回復を狙っているのだろうが、じつはこれまで、安倍外交は成果らしい成果を挙げていない。
今回は、中国との外交がうまくいっていない理由を、ジャーナリストの近藤大介氏に解説してもらった。
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「習近平の出方は、その時々の状況に左右されるので、中国に対する安倍外交が成功しているのか失敗しているのかは、一概にはいえません。ただ、安倍外交最大の問題は、成果がなく、『やっている感』しか感じられないことにあると思います。
プーチン大統領とも、27回も北方領土問題を話し合っているし、北朝鮮の拉致問題についても『解決に向けて』どうこうと、しきりにアピールするけれど、じゃあ具体的な成果があるのかと。