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梅沢富美男「舞台の上で死ぬのが本望。腹上死だけは嫌だ」

SmartFLASH

■「発言に遠慮はしない。ダメなら降ろしてくれ」

 若い時代の梅沢には、役者として怒りがこみ上げることがあったという。

「有名になったころ、マスコミは僕のことを、わざわざ『大衆演劇』の役者さんっていう。いやいや、何を言ってんだ。歌舞伎にせよ、なんでも、芝居は大衆のためにあるもんだろって」

 その思いが芸能人生の転機となった、コメンテーターへの道に繋がったのかもしれない。

「最初は『ミヤネ屋』(日本テレビ系)の出演オファーを断わっていた。中学しか出てない僕にはインテリ然としたコメントができないから。そんなとき、ウチの身内たちがテレビを観ながら、容疑者に、『馬鹿野郎!』とか、『親の身になってみろ!』と吼えている様子を目のあたりにした。コイツらの代弁でいいのなら俺にもできそうだと思い、出演を決心したんだよ」

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 だが、気に入らないことを思慮分別もなしに怒りまくるわけではない。

「この年にもなれば、言っていいことと悪いことの分別ぐらいつく。が、言っていいことと悪いことの、あいだってあるでしょ。そのあいだの話をテレビで言い続けていきたい」

 冒頭で言っていた、理屈の通っていないことが嫌い。それは番組制作者に対しても同じだ。

「もし発言に気に食わないことがあれば、いつでもクビにしてくださいよ。こんな俺を番組に出させたいのであれば、視聴者からクレームの嵐が起こることぐらい覚悟したほうがいいですよ、と番組担当者へ引導を渡している。

 お芝居で、『今日のお客さんは真面目な“色”だな』ってふうに言うんだよ。バラエティ番組も一緒。視聴者から飽きられないように、番組ごとに違う“色”を汲み取ったコメントを心がけている。絶対にカンペは読まない。

 その甲斐あって、『梅沢さんが出演すると番組視聴率が3%アップする』という評価もいただいていると聞いたよ」

 ここまでの話からわかるように、任侠気質からくる面倒見のよさ。義理人情を重んじる人づき合い。清濁併せ呑む心の広さ。修羅場を乗り切る胆力。建前に引きずられない勝負強さ、といった梅沢スタイルの原型は舞台で作られた。それゆえ、役者稼業を死ぬまで全うする構えを示す。

「死ぬときは舞台の上で死ぬのが本望。腹上死だけは嫌だ。男の恥だからねぇ。おまけに最近、俺の下半身にいるアナコンダもどんどんダメになっちゃって、全然遊んでないや(笑)」

 最後には笑えるオチをつける。場の色に染まり人を喜ばせたいという、つねに「大衆」と向き合った役者の真髄を見た。

 続いて、梅沢の名言を紹介しよう。

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