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スピードワゴン小沢「M-1決勝」注目はオズワルドとぺこぱ

SmartFLASH

 

 12月22日におこなわれる『M-1グランプリ』。和牛・ミキら、実力者が敗れる波乱のなか、いまのお笑いの潮流は「ツッコミパワー」にありそうだ。

 

「僕が思うに、漫才はやっぱりツッコミ。ボケは、『ネタ中に何を言ってもいい』と思ってるの。自分の場合、『このフレーズを言いたい!』からネタを作る場合もあるし。

 

 

『そのコンビが面白いと思ってることを言う』のがボケだとしたら、観てる人にそれを面白いと思わせられるかどうかは、ツッコミにかかってきますよね」

 

 そう語るのは、スピードワゴンの小沢一敬(46)。2002年、2003年と2年連続決勝に進出したM-1については、「爪痕を残すどころか、傷跡が残った」と振り返る。

 

 だが、いまも若手に交じってお笑いライブに出演するほど、漫才に対してはアツい。ふだんから若手のネタを目にする機会が多い小沢に、2019年のM-1決勝で注目のコンビを聞いた。

 

「オズワルド」左から畠中悠、伊藤俊介

 

「1組めは『オズワルド』。めちゃくちゃよく言えば、“現代版のおぎやはぎ” というか。“現代版” って言い方もおかしいけど、ツッコミが矢作さんっぽくもあって、僕の好みですね」(小沢、以下同)

 

「ぺこぱ」左からシュウペイ、松陰寺太勇

 

 2組めは、ボケのシュウペイに対して、松陰寺太勇がビジュアル系バンドのボーカルのような動きでキザなツッコミ(?)を繰り返す、独特すぎる漫才の「ぺこぱ」。

 

「『人がやらないこと』で笑いを取ってますよね。人がやらないっていうのは、みんな一度はやって『できないな……』ってなるっていう、“やらない理由” があるんですよ。だから、やらないことを貫いて笑いにしている、ぺこぱはすごい。

 

 あとは、2人の底意地の悪さがネタの中に隠し切れない、『ニューヨーク』も好きですね」

 

「真空ジェシカ」左からガク カワマタ、川北茂澄

 

 M-1決勝には残れなかったが、ブラックネタで注目を集める『真空ジェシカ』にも期待をかける。

 

「立ち振舞いも面白いし、観やすいし、なによりネタがいい。さっきのニューヨークなんかもそうだけど、その人たちの偏見が見える漫才が好きなんですよ。なぜなら、偏見には自分の主張があるから。チュートリアルもブラマヨも、偏見ありきの漫才でしょ。

 

 僕は、『お笑いのパターンやフォーマットを、そのままやればウケるでしょ』って思ってるコンビより、『俺はこれやりたい』っていうのを貫いてるコンビのほうがいい。『トム・ブラウン』なんかも、そうだね」

 

「ぼる塾」左から、きりやはるか、あんり、田辺智加 ※坂寄希望は育休中

 

 最後に、小沢がもう1組の注目芸人の名前を挙げた。

 

「僕ですら予選を観て初めて知った、『ぼる塾』も面白い。特にツッコミのコ(あんり)がキャラ立ちしてる。テレビに出始めたらすぐハネそうだよね」

 

 次のページでは、芸人コンビ5組に聞いた「いま本当に面白いツッコミ」を紹介する。

 

「ミルクボーイ」左から駒場孝、内海崇

 

【芸人5組に聞く「いま本当に面白いツッコミは?」】

●「タイムマシーン3号」山本浩司、関太(2005年、2015年M-1決勝進出)
「『○○やないか』という繰り返しのツッコミが、だんだんと “毒っ気のある説明ボケ” に変わっていく『ミルクボーイ』が面白い」(山本)
「ボケを優しく包む『マヂカルラブリー』の村上君。客席全員が『あいつを引っぱたきたいなぁ』と思ったタイミングで叩きツッコミを入れる、『錦鯉』の渡辺さん」(関)

 

●「磁石」佐々木優介、永沢たかし(2011年、2012年、2014年THE MANZAI決勝進出)
「登場時にセンターマイクを必要以上に下げるボケに対して『いや、「まえだまえだ」の高さ!』とツッコむ『東京ホテイソン』は、たとえがいつも予想の上です」(佐々木)
「『三四郎』の、『とがったことやらなくていいんだよ、俺たちは売れてるんだから』です」(永沢)

 

●「Hi-Hi」上田浩二郎、岩崎一則(2011年THE MANZAI4位)
「あまり大会とかでは活躍してませんが、『モグライダー』の芝君。アドリブのようなトリッキーなボケをうまく修正させて、オトしてツッコめる技術は、猛獣使いの域です」(上田)

 

●「ハマカーン」浜谷健司、神田伸一郎(2012年THE MANZAI優勝)
「どこまでがアドリブで、どこまでが台本かわからないけど、『インデペンデンスデイ』の久保田君の魂がのっているツッコミが好きです。
『トム・ブラウン』が合体を成功させたあとに、ツッコミの布川が『やったー!』とツッコんだのは衝撃でした」(浜谷)

 

●「トータルテンボス」藤田憲右、大村朋宏(2007年M-1準優勝)
「『ミルクボーイ』の、『コーンフレークは、朝から楽して腹を満たしたいという煩悩の塊』と説明するツッコミは、今年一番のひと言だった」(大村、藤田ともに)
「『ぺこぱ』のツッコミがボケを肯定していくスタイルは新しい」(大村)
「『インディアンス』の、ツッコミ・きむのボケを立てるスタイルは漫才ブーム当時の名人芸のよう」(藤田)

(週刊FLASH 2019年12月31日号)

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