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英国人が見た香港戦。「菅大輝すご!」「紅白戦? 練習? J2の方が強い…」【E-1サッカー選手権】

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英国人が見た香港戦。「菅大輝すご!」「紅白戦? 練習? J2の方が強い…」【E-1サッカー選手権】

「国歌にブーイングしたね!」

日本代表は14日、EAFF E-1サッカー選手権で香港代表と対戦し、5-0で大勝した。この試合中、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)
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――本日もよろしくお願いします! 日本代表は10日の中国戦からメンバー全員を入れ替えました。7人が代表デビュー、9人が東京五輪世代というメンバー構成になりました。

「別のチームみたい。E-1はレギュラーではない選手や、若い選手にチャンスが与えられる大会なので、良い機会だと思います」

――キャプテンは代表キャップ6試合目の大島僚太が務めます。注目の選手はいますか?

「大島は6キャップしかないの? ケガが多いけど、少し驚きですね。注目を集めている仲川(輝人)は気になります。相馬(勇紀)と田中(碧)にも期待したいですね」

「香港サポーターは国歌にブーイングしたね!」

――中国対香港はどうなるのでしょうか……。中盤の底はフロンターレコンビになりますね。

「良い連係が見られるはず。安定すると思います」

――8分に左ウイングバックの菅大輝のボレーシュートが決まりました。

「菅すご! ナイスゴールだね! まだ21歳だけど、2017年から(コンサドーレ)札幌で試合に出ています。若いけど年齢より経験がある選手ですね。ミシャさん(ミハイロ・ペトロビッチ監督)は良い選手を育ててますね」

「北朝鮮と戦った方が価値がある」

――14分には大島のコーナーキックから田川亨介がヘディングで2点目を決めました。

「守備が甘かったね。なでしこジャパンのチャイニーズ・タイペイ戦みたいにはなってほしくないね」

――3点目は小川航基です。ペナルティーエリア外から右足のシュートを決めました。

「良いシュートだったけど、ディフェンダーは全然プレッシャーをかけてなかった。紅白戦みたい」

――前半アディショナルタイムに小川は2点目を決めました。

「なでしこジャパンの試合でも言ったけど、北朝鮮と戦った方が価値があります」

――4-0で前半を折り返しました。どのような感想ですか?

「差があり過ぎて日本は60%しか出さなくてもいいような前半でした。Jリーグの練習みたいだった」

「この大会の意味は何でしょうか」

――さて、後半が始まりました。香港は2人を替えてきましたね。

「日本でまだ出ていないのはGKの小島亨介だけですね」

――58分に小川がハットトリックを達成しました。

「香港よりJ2の方が強いですね。この大会の意味は何でしょうか」

――教えてください……。

「どこのチームもベストメンバーじゃないし、サポーターもあまりスタジアムにいないし……。もちろん監督にとっては他のメンバーを試すという価値はありますが、長いシーズンの終わりには必要ないかなと思います」

――1月にはAFC U-23選手権も控えていますね。

「今回のメンバーから何人が選ばれるかな。もちろんできるだけプレーしてほしいですが、しっかり休むことも必要です。Jリーグの後にE-1で、年始にU-23選手権。そのあとはJリーグ、そして東京五輪。監督も忙しそうですね」

――休む暇がありませんね。

「私たちも(笑)! サッカージャーナリストはかわいそう!」

――元日には天皇杯決勝があります。

「高校サッカー選手権もあります」

「2年前のリベンジをしてほしい」

――話は変りますが、過去のE-1(旧・東アジアカップ)で印象的だった試合や大会はありますか?

「2010年の大会は印象に残っていますね。岡田(武史)監督はベストメンバーで臨みましたが、内容も結果も良くなかった。でも半年後のワールドカップでは非常に良い結果が出せました」

――日本は3位という結果に終わりましたが、ワールドカップではベスト16に入ることができました。

「それと、2年前の日韓戦の完敗(1-4)ですね。両方とも苦い記憶ですが、そういう結果の方が、今日みたいな簡単な勝利よりは有意義だと思います」

――試合は5-0で終わりました。

「簡単な試合でしたね。でも、デビューした選手にとって、イージースタートできたのは良いことだったかな」

――次の相手は韓国になります。優勝を賭けた試合になりそうです。

「開催国の韓国戦が一番のチャレンジになります。2年前のリベンジをしてほしいですね」

――キーマンは誰になると思いますか?

「守備では中村(航輔)ですね。A代表のNo.1になるべき選手だと思うので。後ろからオーガナイズしないといけないです。攻撃では遠藤(渓太)のプレーは楽しみです」

――本日もありがとうございました!

▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。

【了】

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