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ジョジョ立ちで骨折、10匹の愛猫“ガチ絵本”…「私は全部さらけ出すところから始まっている」中川翔子、色々ありすぎた5年間を振り返る

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ジョジョ立ちで骨折、10匹の愛猫“ガチ絵本”…「私は全部さらけ出すところから始まっている」中川翔子、色々ありすぎた5年間を振り返る

2000年代を代表するアニソン「空色デイズ」(アニメ『天元突破グレンラガン』OPテーマ)などの代表曲を持つ歌手人生。アニメやゲームに没頭したヲタクな人生。ブログの女王と呼ばれた、自身のネット人生。数々の連載や著書へと昇華したマンガ・イラスト人生。多頭飼いとその溺愛ぶりが代名詞ともなっている愛猫家人生。そして、劇場版『ポケットモンスター』への12年連続ゲスト出演や『塔の上のラプンツェル』ラプンツェルの吹き替えなどの軌跡を残してきた声優人生。

中川翔子が5年半ぶりにリリースする5thアルバム『RGB ~True Color~』には、彼女の34年が圧縮ファイル化されている。自身と密接に紐づく新曲やジャケット、自作画の絵本(完全生産限定盤)などを前に人生を振り返っていく。

取材・文 / 清水耕司(セブンデイズウォー)
撮影 / 小島マサヒロ

「青春」って、あとからでも間に合うんだな

ーー 今作は5年という年月が封じ込められたアルバムになりますが、振り返ってみて自身の変化や成長はどのように感じますか?

中川翔子 全然違うかも(笑)。5年前といったら尻を骨折したときで。

ーー ライブ中にナランチャ(『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクター)のポーズをしたら尾てい骨がはく離骨折したという事件ですね。

中川 そのお尻をカバーしようとして喉を壊しちゃって。点滴打ちながら「何やってんだろな」って気持ちになって、あのときは「もう消え去りたい」と思うくらいどん底でした。でも、舞台を始めたらほかの人に迷惑をかけられないから、一人暮らしを始めて自炊を始めて、健康に気をつけるようになって。そういう意識がやっとできてきたのが30代ですね。

最近はランニングが趣味になってますし、今年は免許を取ったり、夏にプライベートで海に行って水着になって泳いだりしてるんですよ。思春期の自分が見たら、「おまえは誰だ」って言うかもしれないくらい、「ちゃんと働いてちゃんと遊んだな」って感じがします。

まだ夏終わってなかった!
こないだ海で泳いできたよーーー
船に乗って🚢
お仕事じゃなく水着着るとは!
おとなになってから、お友達が増えて楽しい夏があるとは😭 わあ! pic.twitter.com/A7fMOWJ6IX

— 中川翔子🌙12/4 アルバム RGB〜True Color〜発売❤️💚💙 (@shoko55mmts) September 2, 2019

ーー かつては、すごく可愛くて、歌が上手くて絵も上手だけど中身が……みたいな、残念系の象徴というイメージでしたが、今はリア充な生活を送られています。

中川 いや、残念ですよ、今も(笑)。でも正直、今年はリア充でした。遅いんですよ、全部が。

ーー 自分が変わったきっかけは何だと思っていますか?

中川 20代までは多分、人を信用できない癖っていうのを引きずってたんですよね。「どうせ私なんて」みたいな考え方で。でも、「趣味だけは裏切らない」と思っていたのが、やりたいことや夢を素直に言える、ネットという居場所が見つかってからは生きやすくなって。それでもまだリアルの人と遊ぶのがまだ怖かったんですけど、それがだんだん「あれ? もしかして楽しい?」みたいになってきました。

興味なかったこともやってみると面白いし、大人になって趣味を始める人の気持ちがわかりました(笑)。なんで先輩方はみんな元気なのか、不思議だったんですけど。

ーー アニキと慕う水木一郎さんも登山部活動が有名ですね。

中川 「青春ってあとからでも間に合うんだな」と思いますね。多分、青春が遅れてやってきてるんですよ。免許だってみんなは大学生で取るじゃないですか(笑)。麻雀もそう。友達と遊びに行くとかも。今、『ポケんち』(テレビ東京系列「ポケモンの家あつまる?」)で出会ったみなさんを家に招いたり、一緒にリアル脱出ゲームに行ったりしてますからね。

ミュウツーの逆襲脱出ゲームに行ってきたよ‼️去年失敗したから今年はゼンリョクで挑む‼️
ポケんちみんなでいきました、ヒャダさん立花ファイヤはるなん小池ニャースと✨

結果、惜しかったーーー

失敗😭

むずいいい‼️
でも、楽しかった‼️
ポケモンのおかげで夏が最高にきらめいた‼️

#ポケモン脱出 pic.twitter.com/cNZrWJTozA

— 中川翔子🌙12/4 アルバム RGB〜True Color〜発売❤️💚💙 (@shoko55mmts) July 27, 2019

アルバムで新曲「ある日どこかで」をウォルピスカーターさんにプロデュースしてもらっていて、先日対談したんですけど、その時に思いました。私もウォルピスさんもネットから出てきたというところは同じだけど、私は全部さらけ出すところから始まっている。

本当は昔のアイドルみたいに、神秘のベールに包まれた存在に憧れていたんですけど。でも、子ども達と直接接することができている今、「なんか楽しそうだな」っていう背中を直接素直に見せられたらと思います。それに大人になってからは体をコントロールする必要が出てきて、大変なことはいっぱいあるんですけど、でも自分にご褒美を与えて。今が一番、「これまで生きてきた瞬間全部に意味があったな」って思えます。

子ども達が心の中で育ててくれる

ーー この5年を振り返ると、声優活動もコンスタントに続けてきました。アルバムの新曲で、スカイピースさんとのコラボ曲「六畳間から、世界へ」にはセリフ部分もあり、声優活動も生かされているかと思います。声優という意味では、この5年はどんな期間でしたか?

中川 『ポケモン』の映画に12年間出続けたことはビックリです。あと、定期的に声優をやれているのは『ラプンツェル』のおかげですね。『ヴェノム』のシーヴェノムで大人な色っぽいお姉さんをやったとき、実年齢より上の役をやるのも初めてだし、実写の吹き替えはアニメと違ってすごく難しくて。でも勉強になりましたね。そういうのを歌で生かせていると思います。

ーー 声優仕事も自分に大きな影響を与えてくれたわけですね。

中川 子ども達と大人との時間軸って全然違っていて、大人の2、3ヶ月ってドタバタしていると一瞬で過ぎるじゃないですか。でも例えば今年、「タイプ:ワイルド」を歌わせてもらったんですけど、子ども達って週一回の放送の『ポケんち』を「毎日見てます」って言ってくれるんですよね。子供の頃を思い返すと確かに私も、同じディズニーのビデオを何回も何回も見てたなって思い出して。『ポケんち』も録画したものを毎日見てくれて、自分の中ですごく膨らませてくれるんですよね。

ゲームとかもそうですけど、想像させる余地を残してくれている作品が私もすごく好きで。アニメも語りすぎないものとか。それですごく鮮烈な思い出になって、解釈を大人になってから語り合えるのが楽しかったりするじゃないですか。だから、もちろんメッセージをいろんなところに込めてはいるんですけど、子ども達が心の中で育ててくれるんだと思うと、「届いているな」って感じられると嬉しいですね。声優のお仕事も歌もなんでもそうなんですけど。

ーー 「六畳間から、世界へ」はネットをテーマに、若い世代へのメッセージソングになっていますね。

中川 ネット賛歌です。心無いことを言ってくるSNSいじめもありますけど、でも、好きなことをつぶやける自由さが、世界は学校だけじゃないって生き方を教えてくれると思います。いろんな人の人生を助けているのはネットだし。だから、ブログの黎明期にブログを始めた私が、先生として立ち上がりました。全然失敗するんですけどね、私も(笑)。

でもやっぱり言霊ってあるので。ネットでも「夢」とか「嬉しい」とかそういうことを発すると届くし、残るし、お灸みたいに夢へのパワーが湧く気がするんですよ。私も「深海が好き」って書いた2年後に(TV番組『飛び出せ!科学くん』でしんかい6500に搭乗して)深海に潜れました(笑)。でも、ここまでわかりやすいネット賛歌って今までなかったと思います。

ーー 曲は、スカイピースの楽曲を制作してきた宮川拓さんと、前山田健一さんの共作ですね。

中川 今までヒャダイン(=前山田健一)さんに作ってもらった曲は、「愛してる」などしっとりしたのが多かったので、久しぶりにふざけられて嬉しかったです。ネットから出てきたスカイピースのおふたりとは親和性があるのか、出会ってすぐに意気投合しました。☆イニ☆(じん)くんはめちゃめちゃいい子で、DMで何回も「しょこたんさんと歌えるの本当に嬉しいです、ありがとうございます」って言ってくれました。何かごちそうしたいですね(笑)。

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