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かつて愛した女性に贈る最後のラブレター、多部未華子主演「ツバキ文具店」第4話レビュー

music.jp|テレビ・映画

かつて愛した女性に贈る最後のラブレター、多部未華子主演「ツバキ文具店」第4話レビュー(C)music.jp|テレビ・映画 多部未華子が主演を務めるNHKドラマ10「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」。5月5日(金)に放送された第4話では、ある思いを胸に、初恋の相手へ手紙の代筆依頼をする男性・園田が鳩子の元を訪れる。優しい気遣いと、相手の幸せをひたすら願うその手紙…。鳩子はまだ園田の本当の気持ちには気づいていなかったのだが、それこそが、手紙の真の願いだった…。

誰もが人生の中で振り返るであろう“過去”。
過去の出会いと別れへけじめをつけたはずでも、人生と向き合った時、その過去が切なく疼くことがある。
素晴らしい回だった。

第4話 初恋の相手へ、手紙の依頼

ポッポこと雨宮鳩子(多部未華子)は、祖母・雨宮カシ子(倍賞美津子)が営んでいた「ツバキ文具店」を継ぎ、祖母の本業であった代筆屋として仕事を始める。

そんな新米の代筆屋・鳩子の元にやってきたのは、園田薫(川口覚)。
手紙の相手は、園田の初恋の相手で幼馴染の元恋人・佐倉桜(桜川博子)。
「僕も元気だ、と一言伝えたい」と園田は言う。
十代の頃の話だが、結婚するならこの人だと決めていたので、今の気持ちを伝えたいが、手紙を自分で書くのは気が引けたという。

そして、園田は女性の文字で書いて欲しいと要望する。
男から手紙が来たと桜の夫が知って、相手の幸せを壊したくないからということだった。

パンティーの恋

鳩子は、パンを焼くのが得意な小学校の教師(ティーチャー)であることから、パンティーと呼ばれている楠帆子(片瀬那奈)から、高台に住むお金持ちと噂される男爵(奥田瑛二)を紹介して欲しいと頼まれる。
ツバキ文具店の近くの「むぎカフェ」で男爵と出会ったパンティーは、男爵に相席を断られるが、それでも「かっこいい!」と盛り上がり、恋心が募る。

距離が縮まる、鳩子と守景

ツバキ文具店の近くの「むぎカフェ」の店長・守景蜜朗(上地雄輔)の娘で、はーたんこと守景陽菜(新津ちせ)から「偵察に行こう!」と鳩子は誘われる。
味の偵察にカレー店へ行くのだという。
はーたんの願いを受け入れ鳩子は守景と3人で偵察へ行く約束をする。

揺れる心を汲み取る鳩子

園田と再び会って、手紙を書きたいと思った経緯を尋ねる鳩子。
園田はこの手紙がきっかけで、もし桜が会いたいと言っても会うことはないと答える。
「勝手ですよね、今更手紙を書きたいだなんて…」と自分の微妙な揺れる心の内を鳩子に伝える園田は、彼女の心に波風が立たないような手紙を書いて欲しいと鳩子にお願いする。
園田は他にも鳩子に見て欲しいところがあると言って、再び会うことを約束する。

鳩子への手紙が父と娘を繋いでいた

むぎカフェを訪ねた鳩子。
鳩子が子育てと仕事を両立している守景の姿を見てすごいと褒めると、守景は全然自分はできていないと告白する。

守景はドタバタの毎日の中で、陽菜に向き合う時間がない中、陽菜が鳩子に手紙を書き始めて、書く内容を話すことで二人の時間ができたと言う。
そして守景は、陽菜と自分は鳩子に助けられている、と感謝の気持ちを伝えるのだった。

思い出の場所で

後日、園田は鳩子をある神社へ連れて行く。
そこは遠距離恋愛をしていた頃、桜が園田のことを思っていろいろとお参りしていたという場所だった。
神社にあった大きな木を見て、「樹木の美しさは、命の美しさなんでしょうね…僕と桜の人生は二度と交わることはありません…この木は僕らが生きていた証のようです」と言う。
そして園田は手紙の内容は確認しなくていいので、投函して欲しいと鳩子に頼む。

かつて愛した女性に贈る手紙

鳩子が選んだ筆はガラスペン。
インクはセピア色。
二人の重ねた月日を思うと、セピア色と鳩子は心に決めていた。
鳩子の手に、園田の手が重なると、鳩子の筆が進み始め、手紙を書いてゆく…。
「遠くの空から、あなたの幸せを願っております」
そう手紙は締めくくられた。

幸せの時間

はーたんと守景と約束通りカレー屋さんにやってきた鳩子。
はーたんにせがまれて折り紙で鶴を折る鳩子。
カレーを二つ頼んでシェアしながら味を確かめ合う鳩子と守景。3人の楽しい時間が過ぎてゆく。

いろいろな人生がある

ある日のこと。鳩子は鎌倉の観光ガイド・白川清太郎(高橋克典)が認知症の母親をなんとか車に乗せようと苦労している姿を見かける。
商社のエリートサラリーマンだった白川は母の介護のため鎌倉に帰ってきたのだと近所の人に教えられる鳩子。

代書屋として失格

間もなくして園田から鳩子に現金書留が届く。
いつもより多めに入っていた料金を見て、鳩子が園田に一報電話を入れると、園田の妻が出て園田は昨日亡くなったと教えられる。
難しい脳の手術を受けたという。

ショックを受けた鳩子は桜に会いに行かなければと思い、桜の家を訪ねると、そこにはお腹の大きな桜が幸せそうに暮らしていた…。
その姿を見てもう少しで園田の思いを踏みにじってしまうところだった…と鳩子は自分の行いを悔いるのだった。

落ち込んで帰宅した鳩子に、隣人のバーバラ婦人(江波杏子)は
幸せになれるおまじないを教える。
「きらきら…って心の中で言うの」とバーバラ婦人に教えてもらったように、
鳩子は静かに目を閉じ心の中で「きらきら…きらきら」と唱える。

そしてはーたんから「なぜ大人はカレーが辛くないのか?」という質問に答える手紙を鳩子は書く。
「大人も辛いです。少しなれただけです」と。

第5話は、5月12日(金)よる10時から放送。

NHKドラマ10「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」。
代筆屋・鳩子の元にやってきたのは、嫁姑問題に悩む美人の花蓮。
義母へ宛てた誕生日カードを依頼され、鳩子は自分の母へと思いを馳せるのだが…。
第5話は、5月12日(金)よる10時から放送。

「ツバキ文具店 〜鎌倉代書屋物語〜」公式HP
http://www.nhk.or.jp/drama10/tsubaki/

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