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「もう、迷わない」情報過多の時代で、“自分らしい選択”をする方法とは?『私だけの選択をする22のルール』前編

ダ・ヴィンチNEWS

『私だけの選択をする22のルール あふれる情報におぼれる前に今すべきこと』(ハヤカワ五味/KADOKAWA)

 大学在学中から数々のアパレルブランドを立ち上げ、デザイナー・起業家として注目を浴び、最近ではコメンテーターやパーソナリティとしても活躍するハヤカワ五味さん。

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 知識に裏打ちされた知性と、まっすぐに物事に立ち向かう勇気が、しばしば発信されるSNSからも垣間見える。

 情報過多な時代で、自分の軸をぶらさずに、自分らしい人生を生きている彼女は、どんな基準で人生を選択しているのだろうか。

 初の著書『私だけの選択をする22のルール あふれる情報におぼれる前に今すべきこと』には、彼女が選択をする際に自らに課している「ルール」と、その背景が綴られていた。

■家族のなかで孤立した幼少期

 極めて裕福な家庭の生まれだとよく勘違いされるのですが、会社員の父と、パートタイマーの母、そして3つ下の妹というこれといった特徴のない家庭の生まれです。

 実家は千代田区神保町にある古い2LDKのマンション。ふたつある部屋のひとつを父が使用していたため、私と母と妹の3人でもうひとつの部屋をシェアして過ごしていました。

 幼少期のことで覚えているのは、両親の仲がとても悪かったこと。家にほとんど帰ってこない父に対して、母はよく愚痴をこぼしていました。

 それもあってか、私は母から愛情のようなものをあまり感じていなかったし、父のことは家族というより他人の男性が住んでいるくらいの感覚で考えていました。実際、私の誕生日やクリスマスに父はいませんでした。数少ない思い出は、父がゲームをプレイする様子を隣でわくわくしながら眺めていたことくらいです。

 妹とは今でこそいろいろなことを話すようになりましたが、当時は性格の違いからかさほど仲良くありませんでした。私は根っから生真面目で、幼稚園や学校でも友だちの多いタイプではありませんでした。その一方で妹はとても要領が良く、友人も多い。私にないものを持っていました。友人であれば仲良くやれたと思うのですが、姉妹だからこそ裏目に出てしまう。妹の失敗もいつの間にか私のせいになっていて、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われ続け、先に生まれただけなのに理不尽だと思っていました。だから、家に私の居場所はあったようでなかったようにも思います。

■神保町の大型書店が“遊び場”

 そんな私にとって格好の遊び場となっていたのが近所の本屋でした。

 本屋がひしめく神保町育ちだったので、3分ほど歩けば三省堂書店神保町本店という大型の本屋がありました。水筒に飲みものを入れて毎日のように足を運び、さまざまな本を手に取って立ち読みを繰り返す日々。お店にとっては迷惑なお客さんだったかもしれません。

 でも、この時期にいろいろな本に触れたことで、自分自身の性格や考え方が大きく変わったように思います。それまでは幼稚園や学校がすべてだったけれど、本の先には無限の世界が広がっていました。それは、ときにファンタジーであったり、ときに実在する誰かの仕事論だったりしました。イラストレーター向けのデッサン本を手に取り、このようにしてイラストを上達させるのかと感心したりもしました。

■書店には数多くの世界が広がっていた

 インターネットの時代は、ほしいものや好きなことは検索しないと見つからないし、ランダムで表示されるコンテンツたちも、基本的には自分に最適だとされるものが表示されます。ただ幼い頃、私が通い詰めた本屋には、私が一見興味を持てなそうな本から、専門的な本まで広く取り揃えられていましたし、それを「暇だから」ととりあえず手に取ってみたからこそ、世界の広さに気づくことができました。そしてそのような広い世界を「今はまだ本でしかアクセスできないけれど、いつか絶対にもっと身近で体験してみたい」と思えたのでした。(本文より引用)

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