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「このままじゃ旅行と生理がかぶっちゃう!」旅行や受験に重ならないように月経期間を調整するには

ダ・ヴィンチNEWS

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

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 日頃からピルで月経を調整している方は、「このままでいくと生理が旅行と重なりそうだな」と思った時に、飲んでいるピルの服用期間を調整することで簡単に月経日をずらすことができます。

 普段はピルを飲んでいないけれど、次のまたは次の次の月経が予定と重なってしまいそうな場合、そのサイクルだけピルを飲んで月経日をずらすことができます。クリスマスや年末の予定に月経が重なってしまいそう、センター試験や受験の日に月経が来るかも、などの理由から、この時期は月経調整を希望される方が多くなってきますね。月経日の調整に使うのは中用量ピルまたは低用量ピルです。ホルモン量が多いほど、出血のタイミングをコントロールする力は強くなるので、例えばギリギリになって服用する場合は中用量ピルを選択する方が確実です。

 月経日の調整方法は2パターンあります。

*月経日を早める方法

 ずらしたい月経のひとつ前のサイクルの月経4~5日目からピルの服用を開始し、12~14日間服用したらそこで中止します。中止後2~3日たってから月経が来るので、28日周期の方であれば約1週間月経を早めることになります。この方法は、ピルで排卵を抑えることによって、月経が来るタイミングを調整する方法です。排卵の準備が進んでから(月経6日目以降に)飲み始めてもうまくいかないことがあります。この方法だと、旅行などの予定期間中にピルを飲まなくてよく、月経が終わった後の一番体調がよい時にその予定を迎えることができるというメリットがあります。

*月経日を遅らせる方法

 ずらしたい月経の予定日1週間前からピルの服用を開始し、予定が終わるまで服用し続けます。この方法は、すでに排卵が起きた後に、「ホルモン値が下がらないように」ピルでホルモンを取り込み続けることで、月経を遅らせる方法です。排卵を抑える作用はないので、月経前の症状がある方はいつも通りの体調になることが多いです。旅行などの予定期間中にピルを服用しなければいけませんが、急に月経移動したいと思った場合でも間に合う(月経予定日の1週間前までなら)というメリットがあります。

 月経日の調整は、保険適応外なので、どの薬を使うにしても自費診療になります。料金の目安は、5000円前後ですが、病院によって異なるため、事前にどの薬剤を使うのか、料金はいくらなのかを確認しておくとよいでしょう。

 月経に振り回されて、大事な予定を楽しめないのはもったいないこと。月経は上手に調整して、月経も人生も主体的にコントロールしてみてはいかがでしょうか。

All Aboutガイド・清水なほみ

NPO法人女性医療ネットワーク理事・NPO法人ティーンズサポート理事長。日本産婦人科学会専門医で、現在はポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長。病院に行きづらいという患者さんの悩みを、現役医師の知識を活かしてサポートしている。

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