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そうだ、男ならロシアへ行こう。女性の数が男性よりも圧倒的に多いロシア、その理由とは?

カラパイア

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image credit:russian.military.girls/Instagram
 
 世界全体で見ると、男性50.4%に対し女性が49.6%(2010年資料)と女性より若干男性の方が多い。
 
 だがロシアは違う。1世紀以上にわたり女性と比べて男性の数が圧倒的に少なく、厳しい男性不足社会となっているのだ。

 女性との出会いを求めたい男性ならば、「そうだ、ロシアへ行こう!」となるかもしれないが、なぜロシアは男性が少ないのだろう?

1世紀前から男性人口の減少が加速する


 2018年のロシア連邦国家統計局(Rosstat)によると、ロシアの総人口1億4690万人のうち、男性人口が6810万人(46%)で女性人口は7880万人(54%)だ。男性が女性よりも1000万人も少ないのだ。

 実は、この男女数の不均衡は1世紀前から始まっているようだ。


はじまりは戦争


 1897年の人口調査では、3380万人の女性(51%)と3210万人の男性(49%)だったが、この年を境に男女数の不釣り合いの差が拡大している。

 1914年~1918年の第一次世界大戦時始めには、人口比率で示すと女性100人に対して男性91.9人と、女性人口が増加の傾向にあった。続いて1939年~1945年の第二次世界大戦で、2500万人もの兵士が戦死したことが原因で、男性人口率は一気に激減。

 また、ロシア内戦、飢饉、ソビエト連邦の「大テロ」など壊滅的な出来事がロシア本土で重なったことから、1959年~1971年にはロシア人の45%が男性で55%が女性という“男性減”が顕著に示されるようになった。

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Image by wrangel/iStock

感染症や致命的な健康障害、そしてアルコール


 ロシアに女性が多いのは、もともと男性の出生率が少ないからではと思いがちだが、実はロシアでは毎年誕生する赤ちゃんは、男児の数の方が女児より多いことがこれまでの調査で判明している。

 世界的にみると男児は感染症や致命的な健康障害などの影響を受けやすく死亡率も高くなるものだ。世通常、女性人口が多い国の場合、出生率や死亡率、移住率に関連した要因に起因することが多いようだ。

 だがロシアは他にも原因がある。男性不足の主な原因は、アルコールの使用、喫煙、自殺、心血管疾患や循環器系疾患などだ。更にアルコール関連の事故が多く、それが特に40代から増加しているため死亡率を上げているというのだ。ウォッカの過ちというやつだ。

 事実ロシアの男性の平均寿命は短く、2013年の時点では63歳(女性は75歳)、2018年の統計だとちょっと伸びたものの66.4歳となっている

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Image by IndigoLT/iStock

ますます進むと予想される男性減少と女性増加


 統計では、ロシアの極東地域に位置するチュクチ自治管区やカムチャッカ地方、マガダン州、ヤマロ・ネネツ自治管区など、厳しい生活環境を強いられるシベリア地域の田舎の一部を除く全て地域で、2036年までにはロシアの女性人口は男性をより多い割合で上回ると推測されている。

 現在、ロシアでは働く女性の数が圧倒的に増えており、そのうちの72%は公務員としての職を抱えている。また、教育、医療、販売分野でも女性の多さが目立つ。しかし一方では、部局のトップなど高位の役職は、未だ男性が全体の60%を占めているといった現状だ。

 バリバリ働く美しいロシアの女性と巡り合いたいそんな男性諸君の場合には、ロシアに行くという選択肢もあったりなかったりするんじゃないだろうか?ウォッカに溺れることが泣ければの話だが。

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Алина Осипова from Pixabay

 ちなみに、日本においては、男性が48.6%、女性が51.4%(人口推計 2018年8月資料)とやや女性が多いが、20代から40代までは男性の方が若干多くなっている。

References:GoodTimesなど / written by Scarlet / edited by parumo

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