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オレ、ロボット、ニクム。人は例え相手がロボットでも侮辱されると腹が立つし傷つくことが判明(米研究)

カラパイア

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Image by VTT Studio/iStock

 誰だって人からののしられたり、侮辱されれば腹が立つだろう。直接言われようが、人づてに聞こうが、SNSやメール、メッセージなどの文字であってもそれは変わらない。だが相手がロボットだとどうだろう?

 基本的に今のところロボットは感情はない。口の形をしたスピーカーから流れてくるのは、プログラムされた音声にすぎない。

 それがわかっていても、人はやはり腹が立つし傷つくのだそうだ。

人間とロボットが協力関係にない場合、負の感情が生まれる可能性


 アメリカ、カーネギー・メロン大学のコンピューター科学者ファン・フェイ氏はこの研究について、「人間とロボットが協力関係にない状況における両者の相互作用に関する最初の研究のひとつ」と説明している。

 同氏によると、私たちはホームアシスタントに見られるようなロボットとの協力関係を期待することもできるが、状況によっては人間がロボットを憎む場合もあるという。

 それはロボットが人類に反旗をひるがえし、敵対的な行動をとるといった極端なケースでなくても、あり得ることなのだそうだ。


ロボットの野次が人間プレイヤーのパフォーマンスを低下させる


 ファン氏らは実験で、40名の参加者に「Guards and Treasures」というゲームを35回以上プレイしてもらった。このゲームは、ゲーム理論でいう「シュタッケルベルグ競争」に基づいたもので、プレイヤーであるディフェンダーとアタッカーの目的は合理性に到達することだ。

 なおこのゲームのプレイ中、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」が同席していた。ペッパーはプレイヤーに対して、賞賛の言葉や、けなすための野次(トラッシュ・トーク)を飛ばすようプログラムされていた。

 その野次は、「これはひどいプレイヤーと言わざるを得ないね」「ずっとプレイがブレまくってる」などだ。

 その結果、野次られたグループは褒められたグループよりも成績が劣っているという結果が得られた。しかも野次られたプレイヤーは、その結果についてより悲観的な見方をしていた。

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Carnegie Mellon University

人間はロボットとわかっていても野次られるとへこむ


 こうした野次(トラッシュトーク)が、ゲームプレイに悪影響を与えるという研究はこれまでもあった。そして実際、スポーツの試合などで、サポーターの野次のおかげで選手が実力を出せないといったシーンはよく見かけるだろう。

 だが、それが機械のロボットから浴びせられたものであってもパフォーマンスに影響するというのは少々意外だったかもしれない。

 参加者の中には、テクノロジーに詳しく、野次っているのはただのロボットであることを完全に理解している人もいた。それでもなお、その野次に反応してしまっているのだ。

 研究グループによると、参加者の1人は「ロボットのセリフにはムカつくけど、そうプログラムされているんだから仕方ない」とコメントしていたそうだ。

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Image by imjanuary from Pixabay

ロボットのプログラムにも優しさが必要かも


 人型ロボットであれスマホであれ、社会にはますます人工知能を搭載した機械が浸透し、そのスピーカーからさまざまな音声が流れてくるようになることだろう。

 そうした話す機械の開発者が忘れていけないのは、たとえ機械であってもその言葉は私たちの心に大きな影響を与えるということだ。心のないロボットではあっても、そのプログラムには人間らしい優しさが必要なのかもしれない。

 今回の結果は、インドで開催されたロボットと人間のコミュニケーションに関するカンファレンス「IEEE RO-MAN」で発表された。

References:Trash Talk Hurts, Even When It Comes From a Robot/ written by hiroching / edited by parumo

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