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家族で日曜朝から並ぶ?愛知県民の喫茶店愛の異次元ぶりったらない!

テレビドガッチ


喫茶店、と言えばどこか昭和の香りがする。何しろ今やカフェが中心だし、コンビニでは気軽に淹れたてのコーヒーが飲める。古き良き喫茶店文化はすたれつつあるのか、倒産する喫茶店が多いと報じられたそうだ。

ところが、そんな時代に逆らっていまも喫茶店文化が盛んな県がある。そう、愛知県だ!

何しろ名古屋市は1世帯あたりの喫茶代支出額が11,304円(2018年総務省統計局家計調査結果)で全国第2位。愛知県民はいまも喫茶店が大好きなのだ。名古屋を歩くファンキーな愛知県民に聞くと、喫茶店について語る語る!「名古屋の食文化のキングだよ。」と切り出したかと思うと、「小さい頃から親父に連れて行かれて記憶に染み付いてるからねえ。鉄板の上のナポリタン、卵が引かれたやつ。それを食べた後のクリームソーダがいちばんの幸せだったよ。一大レジャーだね。」子どもが父親と喫茶店に行くの?とか、レジャーは大げさじゃね?とか、突っ込みどころが満載だ。だがとにかく、愛知県民の喫茶店愛の深さが伝わってくる。

愛知の喫茶店というと他県民もコメダ珈琲の名前は知っている。だが愛知県には多種多様な喫茶店があり、それぞれ独自のメニューで人気だという。

例えばコンパル。70年続く名古屋喫茶店界の老舗だが、いまも店の中はお客さんがいっぱいで活気がある。喫茶店と言えばサンドイッチだが、コンパルのサンドイッチはなんだかゴージャス!いちばん人気は愛知県民が大好きなエビフリャーが挟まれたエビフライサンドだ。パリパリの食感のフライを、うみゃーうみゃーと食べている。コンパルはサンドイッチの種類が豊富で、コーチン玉子サンドとかジャーマンカツサンドとか、どれもこれもおいしそうだ。なるほど、少しわかってきたぞ、愛知の喫茶店文化!

次に訪れたのは支留比亜、と書いてシルビア。名古屋市を中心に愛知県に36店舗を擁する有名店だ。ここの目玉メニューが、カルボトースト。名前から想像した通り、トーストにカルボナーラのソースがかかっているのだが、ソースの量がハンパない!トーストが入ったクリームシチューといった感じだ。手で食べるとソースまみれになりそうだが、なんと!ナイフとフォークを使って食べるではないか!おいしそう・・・ではあるが、なんか変だぞ、愛知県の喫茶店!

今度はCAZANというお店に行ってみるのだが、その時間は日曜朝の7:30。こんな休みの朝早くに喫茶店に行くの?ところが、お店の前には行列ができている!しかも家族が多いぞ!店内に入った家族はモーニングを注文している。喫茶店のモーニングって、会社に行く前のサラリーマンが食べるんじゃないの?愛知県の家族は週末の朝は、喫茶店のモーニングが楽しみなのだというからビックリだ!しかも家族団欒というより、それぞれ新聞を読んだりぼーっとしたり、会話もせずだら〜っと過ごしている。家かよ!そう、愛知県民は休みの朝に喫茶店に家族で行ってゆっくりするのだ。なんだかよくわからなくなってきた。

愛知県の喫茶店のモーニングは、コーヒー一杯注文すると食べ物がどっさり運ばれてくる。キャラバンという店では、420円のコーヒーに、鉄板にのった目玉焼きと焼きそばと厚いトーストが添えられて出てくる。CROCEという店ではコーヒーにパン一斤のトーストがついてくる。どの店も、モーニングの概念を覆すようなメニューだ。

知れば知るほどついていけなくなる異次元ぶりが驚きの、愛知県の喫茶店文化。でも知ってしまうと、行ってみたくなってくる。今度名古屋に出張したら、喫茶店をはしごしてみたいものだ。ただ、休みの朝の家族たちとは遭遇したくないが。

【文:境 治】

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