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キネマ旬報ベスト・テン トロフィの重さ

キネマ旬報WEB

キネマ旬報ベスト・テン トロフィの重さは、なんと

4Kg!!

オスカー像は約3Kg。オスカー像よりも重いものをつくりましょうと助言を頂き作成されました。
受賞された皆さんが手渡された時に、第一声として「重い...」と呟かれるのも頷けます。

トロフィーのデザインは、黒澤明監督「乱」で受賞したアカデミー賞衣裳デザイン賞をはじめとして、受賞経験豊富なワダエミさんにお願いしました。受賞の喜び、重みを知る方の作られたトロフィーには、こんな思いが込められています。

【ワダエミさんコメント(97年2月下旬号より)】

「頭の部分をコンセプト(発想力)、手の部分を技術力、表現力と考えますと、このトロフィーには、それらが欠けています。それは、これを受け取られた受賞者の方々の、発想力、技術力、表現力を以て、完全にしていただきたい、という気持ちからです。

また、少女でも、少年でもなく、あるいはその両方を備える若い精神と肉体を持った彫像であるのは、いつまでも役や作品に対し、真摯であり続ける映画人の取り組みを表現したためです。

細かなディテールで言いますと、一歩踏み出した足には、現状に満足せず、常に前に歩んでいく映画人の思いを、胸に付けられたフィルムの形には未来へ続くイメージをデザインしています。

アカデミー賞で、私は『オスカーには、私の衣裳は必要ありませんね』とスピーチさせていただきました。その通り、衣裳を着けたら、オスカーの良さは失われてしまうでしょう。

このキネマ旬報のトロフィーには、もともと人類が最初に衣とした素材―――、麻を纏せています。私は、この麻の衣を纏ったキネ旬のトロフィーと、衣を受け付けないくらい隙の無いデザインのオスカーは、ある意味で同じ重みを持つと思っています。賞を贈るということは、百年の映画の歴史に、何か新たなるものを加えることだと思います。

キネマ旬報賞は、文化勲章のように授けられるのではなく、偉業である映画作りを、より良い形で成し遂げられた方々に敬意を表すものだと思っています。このトロフィーが、映画の未来に貢献される映画人の、希望の“象徴”となってくれることを期待しています」

 

 

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