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パ・リーグ6球団の最後の新人王は?

週刊ベースボールONLINE

今年の新人王は11月26日に都内ホテルで行われるNPB AWARDSで発表される。果たして、どの選手が栄誉に輝くか注目されるが、ここではパ・リーグ各球団の直近で新人王に輝いた選手を紹介していこう。

埼玉西武ライオンズ



西武・源田壮亮

■源田壮亮(2017年=1年目)
143試合 打率.270 3本塁打 57打点 37盗塁

 西武の野球を変えた男だ。中島裕之(現宏之、巨人)がチームを去った2013年以降、固定できなかった遊撃の座を1年目からガッチリとつかんだ源田壮亮。トヨタ自動車から2017年ドラフト3位で入団。前評判どおりの堅守で内野陣を引き締めると、しぶとい打撃で二番打者として強力打線のつなぎ役を担い、快足を生かして37盗塁もマーク。辻発彦監督が理想とする野球を体現する存在に。開幕から試合に出続け、史上4人目の新人野手の全試合フルイニング出場も達成。パ・リーグでは1998年の小関竜也(西武)以来、19年ぶりの野手の新人王となった。3年目の今季、フルイニング出場は途切れたが史上5人目のルーキーイヤーから3年連続30盗塁をマークするなど攻守走で活躍を続けている。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・摂津正

■攝津正(2009年=1年目)
70試合 5勝2敗0S34H 防御率1.47

 選手層の厚いソフトバンクとあって、最後の新人王は2009年までさかのぼる。同年の受賞者は18年限りで現役を退いた攝津正だ。ドラフト5位で入団した右腕は、中継ぎとして開幕一軍入りを果たし、1年目からファルケンボーグ、馬原孝浩とともに勝利の方程式を形成。パ・リーグの新人最多登板記録を大きく更新する70試合に登板し、当時の球団新記録となる39ホールドポイントをマークして最優秀中継ぎ投手にも輝いている。あれから10年。今季は12勝を挙げた高橋礼と65試合に登板した甲斐野央が、新人王の2大候補に挙げられている。栄冠を手にするのは果たして……。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・田中和基

■田中和基(2018年=2年目)
105試合 打率.265 18本塁打 45打点 21盗塁

 2018年のパ・リーグ新人王に輝いたのは楽天の田中和基だった。俊足とパンチ力を併せ持つスイッチヒッターで、左右両打席本塁打も放っている。プロ2年目のシーズンは18本塁打、21盗塁と堂々たる数字を残した。楽天でこれまで新人王を獲得したのは田中将大と則本昂大。野手では初の快挙。だが、リードオフマンとして期待された今季は度重なる故障に悩まされ59試合の出場にとどまった。オフには結婚を発表し、再浮上へのモチベーションは高い。来季こそは攻守走すべてで輝くつもりだ。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・石川歩

■石川歩(2014年=1年目)
25試合 10勝8敗0S 防御率3.43

 東京ガス2年目のドラフトでは指名漏れとなったが、翌年のドラフトでは巨人とロッテから1位指名を受け、抽選の末にロッテに入団。オープン戦から抜群の安定感を見せて開幕先発ローテ入りを果たすと、先発2試合目となった4月6日の日本ハム戦(QVCマリン)で初勝利を完投で飾った。以降も先発ローテの中心として着実に勝ち星を重ね、最終戦となった10月1日の西武戦(QVCマリン)の完封勝利で2ケタ10勝に到達。最終的には10勝8敗、防御率3.43の成績で新人王に輝き、その後も3年連続で2ケタ勝利を挙げるなどロッテ先発陣の中心として右腕を振っている。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・高梨裕稔

■高梨裕稔(2016年=3年目)
37試合 10勝2敗0S 防御率2.38

 眠れる才能が大きく開花した1年だった。2016年にパ・リーグ新人王に輝いたのは高梨裕稔(現ヤクルト)。「ストレートのキレは球界を見渡してもトップレベル。間違いなく大化けする」と首脳陣の熱視線を浴びながらファームで2年間じっくりと力をつけ、プロ3年目で満を持して先発ローテ入り。抜群の安定感で10勝2敗、防御率2.38の好成績をマークしてチームの10年ぶり日本一にも貢献した。楽天1年目でブレークした茂木栄五郎と熾烈な争いを演じたが、受賞資格を有するパ・リーグの投手で、ただ1人2ケタ勝利を挙げたことが評価され、前年の有原航平に続くファイターズから2年連続のうれしいてタイトル獲得となった。

オリックス・バファローズ



オリックス・小松聖

■小松聖(2008年=2年目)
36試合 15勝3敗0S 防御率2.53

 12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっているオリックスだが、“新人王輩出”もまた、最も遠ざかる。チーム最後の新人王は2008年。当時、プロ2年目だった右腕・小松聖だ。同年は中継ぎとして開幕を迎えるも、4月に先発に転向し、プロ初先発の4月9日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で5回1失点と好投して初勝利。一時は中継ぎに配置転換されたが、後半戦から先発に復帰して15勝3敗、防御率2.51の好成績を収めての受賞だった。翌09年にはWBC日本代表にも選出も、以降は故障もあって振るわず。16年限りで現役引退、翌年から二軍投手コーチとなり、来季から一軍投手コーチを務める。

写真=BBM

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