top_line

行方不明になった猫、5年後に2000km離れた場所で発見(アメリカ)

カラパイア

cover_e5
image credit:Santa Fe Animal Shelter & Humane Society/Facebook

 行方不明になった猫と飼い主が、何年もの月日を経て奇跡の再会を果たしたというニュースが報道される度、他人事とは思えずに、ほっと胸を撫でおろす猫飼いの人も多いだろう。

 今回発見された猫は、アメリカ・オレゴン州で行方不明となってから5年後、およそ2000kmも離れたニューメキシコ州で発見・保護された。

 2000kmがどれほどの距離かというと、直線距離で言えば、北海道函館市から鹿児島県徳之島よりちょっと遠く、沖縄県名護市(2053.2km)よりもちょっと近いくらいだ。

 この猫はマイクロチップ情報のおかげで、無事に飼い主と再会できたのだ。

Lost Portland cat turns up in New Mexico

飼い猫、夜外出したまま戻らず


 オレゴン州ポートランドに住むヴィクター・ウーソフさん(31歳)は、今から6年前に1匹の黒猫を保護施設から引き取った。毛並みの長いそのオスの黒猫を施設で見たウーソフさんは、一目で何かしらの繋がりを感じたそうだ。

 サーシャと名付けられた猫は、ウーソフさんが飼っている犬の散歩にも一緒についていくほど、いつもウーソフさんにべったり懐き、ウーソフさんもサーシャをとても可愛がっていたという。

 オレゴン州の住宅地では広い庭もあることから、猫を自由に行き来させているのが一般的のようだ。ある日の夜、ウーソフさんがサーシャを外に出したところ、サーシャはいつものように戻ってくることはなかった。

 心配したウーソフさんは、すぐに行方不明の届出を動物医院に出した。サーシャにはマイクロチップが埋め込まれている。万が一どこかで発見された場合、病院や施設などで番号で照合することができる。

 だが残念なことに、何の情報を得ることもなく年月が過ぎていった。次第にウーソフさんは「きっとコヨーテに襲われたかして、亡くなってしまったののかもしれない」と思うようになった。

 ところが、5年後に奇跡が起こったのだ。

cat1_e
image credit: youtube

約2000km離れたニューメキシコ州で発見


 2019年11月、ニューメキシコ州北部サンタフェの路上で、黒猫がさまよっているところを発見した動物保護局スタッフは、猫を保護し、サンタフェ動物保護施設「Santa Fe Animal Shelter and Humane Society」に連れていった。

 施設スタッフが猫のマイクロチップを確認したところ、ウーソフさんの連絡先とともにその猫が行方不明中だという情報を掴んだ。

 そこでスタッフは、ウーソフさんに連絡。5年ぶりに「猫が見つかった」という知らせを聞いた時には、信じられない気持ちだったという。

cat4_e
image credit: youtube

最悪の事態を考えていただけに、施設からの連絡にはとても驚きました。最初、ニューメキシコ州のサンタフェからだと聞いた時には「何かの間違いでは?」と思ったほどです。サーシャが生きていたとしても、そんな遠くにいるはずがないと思いましたからね。

 しかし、施設スタッフが保護している猫の特徴を聞くと、それは間違いなくサーシャのそれだった。更に写真を見て、ウーソフさんはサーシャに間違いないと確信した。

 どうやらサーシャは、この5年の間、定期的にきちんと餌を食べていたようで痩せ細っておらず、発見時には体重が8.6kgほどあったそうだ。

cat3_e
image credit: youtube

マイクロチップの重要性が明らかになった事例のひとつ


 サーシャは、11月19日に施設スタッフのムラド・カーダーさんとアメリカン航空の協力を得て、無事にサンタフェからウーソフさんの住むポートランドへと戻った。

cat7_e
image credit:Santa Fe Animal Shelter & Humane Society/Facebook

 サーシャとウーソフさんの奇跡の再会を目にしたムラドさんは、メディア取材で次のように話している。

今回、猫の皮下に埋め込まれていた米粒ほどの小さなマイクロチップを介して、飼い主が特定されました。ペットへのマイクロチップがいかに重要であるかということが明らかになった一例といえるでしょう。

 現在6歳になるサーシャが、およそ2000kmも離れた土地にどのようにして辿り着いたのかは謎だが、ウーソフさんはこのように話している。

サーシャはとてもフレンドリーな猫なので、きっと偉大なアメリカの冒険をするために、ヒッチハイクでもしていたのでしょう。

サンタフェから連絡を貰った時は、大きなショックを受けましたが、お腹を撫でられるのが大好きと聞いて間違いないと思えました。とにかく、サーシャが元気で生きてくれていたことをとてもありがたく感じました。

 なお、飼い主との再会のためにサーシャの搭乗をオファーしたアメリカン航空も、この一件について喜びの声明文を発表している。

References:boingboing.netなど / written by Scarlet / edited by parumo

TOPICS

ランキング(動画)

ジャンル