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「緊張しやすい」性格の克服法

マイナビウーマン

人前で発表するときや初対面の人と話すときに、いつも緊張してしまい本来のパフォーマンスが発揮できないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今回は緊張しやすい性格を紐解き、さらに克服するためのヒントまでをお伝えしていきたいと思います。

■緊張しやすい人としにくい人の思考のちがい

緊張しやすい人というのはどのような思考をしているのでしょうか? 緊張しにくい人とのちがいと照らし合わせてお伝えします。

◇(1)他人の目に対する感度

たとえば、ひとりで鼻歌を歌っているときに緊張している人はいないですよね。人が緊張するのはまわりに人がいるからです。

したがって、良くも悪くも人の目を気にしないタイプの人は緊張しにくく、他人の目を気にする人ほど緊張しやすいといえるでしょう。

◇(2)自意識の高さ

(1)にあげたのは「他人の目に対する自分の感度」ですが、これは「自分自身に対する自分の感度」のこと。つまり、自分は他人からどう映っているかを自分自身がどの程度意識するか、ということです。自意識が高ければ高い人ほど緊張しやすいといえます。

◇(3)真面目度

真面目な性格の人は何事にも真摯に向き合うため、これは長所といえますが、その思いが強すぎると「失敗してはいけない」という思いが強迫観念になり、その結果緊張が高まりやすくなってしまいます。

◇(4)楽観主義・悲観主義

物事を楽観的に考えるか悲観的に考えるかのちがいは緊張度と強く結びつきます。

悲観主義の人は未来のことについてうまくいかなかったときを想定しがちです。それが「失敗に備えて準備をする」という行動まで結びつけばいいのですが、考えて立ち止まってしまうと緊張感情が増すだけになってしまいます。

◇(5)経験値

緊張すると心拍数が上がることもあります。毎日このような心拍数が続いていたらどうでしょう。身体がもちませんよね。

そのための防御作用が「慣れ」です。これは人間の防御作用ですので、誰でも経験値を積めば緊張感は薄れてきます。

■今すぐ解決できる! 緊張をほぐす方法

では、まず今起こっている緊張を取り除くには、どうすればいいのでしょうか? 緊張をほぐす方法を3つ紹介します。

◇(1)胸のあたりを一定のリズムでたたく

「ドキドキしてきた!」と感じたら、左右どちらでもかまわないので鎖骨の下あたりの胸元に指先をあて、一定のリズムでトントンとたたいてみましょう。

人間の身体は2つのリズムが共存できないため、そのときは安定したリズムに引っ張られるという法則があります。軽くたたいているうちに落ち着いてきますよ。

◇(2)身体の緊張をほぐす

深呼吸する、首や腕を大きく回す、その場で軽く何回か飛ぶなど、自分がやりやすい方法で身体の緊張をほぐしましょう。

これは身体の緊張を解くだけでなく、うまくいった行動をルーティンとしておくことによって心理的なお守り効果にもなります。

◇(3)うまくいったあとの自分を想像する

発表がうまくいったあとの自分を想像しましょう。祝ってもらっている様子、笑顔の自分などなるべく具体的にイメージすることが重要です。

◇(4)ドキドキするではなく「ワクワクする」と言ってみる

緊張したときはつい「ドキドキしてきた」と言ってしまいがちですが、そうではなく「ワクワクしてきた」と言いましょう。

人間には自分の言葉と行動を一致させるために動く一貫性の原理があります。「ワクワクしてきた!」ということで気持ちが前向きになり緊張感が薄れます。

■緊張しやすい性格を克服する方法

次に、「緊張しやすい性格」を克服する方法を紹介します。

◇(1)いい人に見られたいという思いを捨てる

前述したように、緊張しやすい人は「他人から見られている自分」がいい人であろうと頑張り過ぎる傾向にあります。ですが、まずは誰とでもうまく付き合おう、いい人であろうとする気持ちを捨てましょう。

あなたがいい人でありたいと行動したことが、ある人にとってはお節介と受け止められる可能性もあります。つまり、いい人とは自己満足でもあるのです。人を騙したり裏切ったりイジめたりしなければ、それでいいのだと思ってください。

◇(2)経験を積む

苦手なものに対して、「苦手だから、嫌だ」と避けていたらずっと苦手のままで緊張感も続きます。

緊張から逃げるのではなく「緊張したけどなんとかできた」という経験を積んでいくことが大切です。

慣れるまでの機会がないという方も、司会やスピーチを頼まれたら経験を積むためだと思って引き受けてみましょう。一度でも経験するとしないでは、見える世界がちがってきますよ。

◇(3)繰り返し練習する

スピーチや発表会などであればとにかく練習です。練習量は裏切りません。前述した「緊張したけどなんとかできた」という状態になる確率も練習量に比例して上がります。

◇(4)他人は自分が思うほど自分を気にしていないことを知る

毎日通勤している方、最近レジャー施設やショッピングに行かれた方は思い出してみてください。すれちがった人をどの程度覚えていますか? さっきすれちがった人でも思いだせないという場合がほとんどでしょう。

学生時代の校長先生の話も、友人の結婚式でのスピーチも、よほどインパクトのある話でなければ覚えていませんよね。自分から見た他人がそうであるように、他人から見た自分もその程度なのです。

このように物事を考える際、相手側に立ってみるという客観性を身につけておくと、無駄に緊張しなくなります。

緊張しやすい性格は日々の訓練で直る

一生懸命考えた言葉や伝えたい内容が緊張のために伝えられないことはもったいないですよね。緊張を抑えようと自分を抑制するよりも、「言いたいことを伝えて本来の自分自身を発揮しよう!」と前向きに考えて練習に取り組んでください。

また、それでも本番前の緊張はつきものです。そういうときはぜひ今回の緊張を和らげる方法も参考にしてくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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