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清原和博「死にたい…」再生への道のりが始まった一本の電話

女性自身

清原和博「死にたい…」再生への道のりが始まった一本の電話

「今日は胸がワクワクしました。若い選手のプレーを見て、自分も頑張らないといけないと思いましたーー」

 

あの逮捕の日以来、初めて、グラウンドに足を踏み入れた彼は、感慨深げにこう語った。

 

日米のプロ野球へ挑戦する公開トライアウト「WorldTryout2019」(11月30日、神宮球場)の予選会が7日、横浜市のサーティーフォー保土ケ谷球場で行われた。そこに、姿を見せたのが、このトライアウトの選手選考を行う「監督」、清原和博氏(52)だった。

 

「清原さん、がんばれー!」

 

グラウンドに再び戻ってきた清原氏に、集まった300人のファンから温かい声援が飛んでいた。

 

「久しぶりに球場に足を踏みにいれましたが、やはりいいものですし、こんな僕でも『清原さん!』と声援をいただける。改めてファンの皆様の声援というのは力になると思いました」

 

さらに17日、沖縄のANA BALL PARK浦添で「FM沖縄 開局35周年記念ドリームマッチ」に参加。ブルーのユニホームには巨人、オリックス時代の背番号5。

 

久々のバットスイングを披露した。またもやグラウンドは大歓声に包まれていた。

 

記者団に対し「こういう機会を与えてくれたことに心から感謝している。この日のことはたぶん一生忘れない。これからまた修練していきたい」と語った。

 

試合前の野球教室では野球少年たちとキャッチボールを楽しんだ。

 

「子供たちの笑顔や刺激、声援を心にとめて、しっかりと生きていきたい」

 

かつては、球界を代表するスラッガーだった。しかし、2008年の現役引退後、薬物に手を染めてしまった清原氏は2016年2月、覚醒剤取締法違反で警視庁に逮捕される。その後の裁判では懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。

 

その逮捕から今日までずっと、薬物への欲求と、重度の鬱病に苦しめられてきた。

 

「正直、辛さから逃げ出したい一心で、あの悪魔が、薬物への欲求が、頭をもたげることだって、一度や二度ではありませんでした」

 

過酷で辛い毎日が続くなかで、藁にもすがる思いで彼が頼ったのが、神奈川・藤沢にある「示現寺」の住職・鈴木泰堂氏だった。鈴木氏は長年にわたり、仏の教えをもとに、薬物依存症の人の相談に乗り、その更生に手を貸してきた。昨年春、清原氏は一縷の望みをかけて、鈴木氏に電話をかけたのだった。

 

それからも、生きている意味がわからなくなったとき、この世から消えてなくなりたくなったとき、清原氏は何度も何度も電話をした。そのたびに鈴木氏は、深い闇の底から、清原氏の心をすくい上げてきたのだ。

 

こうして、かわされてきた魂の問答、それが、清原氏の再生の、まばゆいグラウンドへ続く道のりの、第一歩だった。

 

二人は来月、対談集「魂問答」(光文社より12月19日発売予定)を出版する。

 

清原氏は言う。

 

「生涯続く薬物との闘いに、絶対に勝利したい」

 

対談集【魂問答】

対談:鈴木泰堂×清原和博
発売日:2019年12月19日(木)
価格:1,300円(+税)
出版:光文社
https://www.amazon.co.jp/dp/4334951317/

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