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「究極のモチモチうどん」と豪語する “ウルトラもち麺” を食べてみたら、異次元の体験をしてしまった / 埼玉・所沢『うどきち』

ロケットニュース24

「究極のモチモチうどん」と豪語する “ウルトラもち麺” を食べてみたら、異次元の体験をしてしまった / 埼玉・所沢『うどきち』

流行りのタピオカ然り、餅やピザなども然り、モチモチした食感の食べ物というのは古来より人気が高い。人間は遺伝子レベルでそうしたジャンルを好むように出来ているのだろうかと思うほどだ。もはやホモ・モチモチンスと呼称しても過言ではないかもしれない。

例に漏れず、筆者も大概モチモチしたものが好きである。そこで今回ご紹介したいのは、とあるうどん屋が「究極のモチモチ」とまで豪語する麺、その名も「ウルトラもち麺」だ。世の中滅多なことがない限り「ウルトラ」はつかないため、さっそく現地に急行した。

向かった先は埼玉県・所沢市。閑静な住宅街の中に、件(くだん)のお店『うどきち』ののれんを見つけることができる。

中に入って座敷を上がり、腰を下ろしてメニューを開いたあと、まずはうどんのつけ汁を選ぶ。

「肉汁うどん(税抜780円)」、「揚茄子うどん(税抜780円)」、「赤肉汁うどん(税抜880円)」、「カレー肉汁うどん(税抜880円)」の4種が基本メニューとなっている(価格は全て並サイズ)。今回はオーソドックスな「肉汁うどん」の並をチョイスした。

さらにつけ汁に加え、4種類の麺を選ぶことができるのがこのお店の特徴である。「もち麺」、「田舎麺」、「白もち麺」、そして前述した「ウルトラもち麺」だ。

「究極のモチモチはまるで生麩(なまふ)のようです」との説明文に胸が高鳴る。よくよく考えたら生麩を食べたことがなかったものの、高鳴るものは高鳴る。一体どれほどモチモチなのだろうか。

ちなみに「ウルトラもち麺」は並サイズの場合100円の追加料金がかかる。ウルトラ費としては格安にしか思えなかったので、予定通り即刻注文した。

ほどなくして、みずみずしさを麺状にしたらこうだろうなという感じのうどんがそのまま出てきた。

「うどんってこんなに照るっけ?」というくらい、麺が室内の照明をきらきらと反射している。この時点で相当な衝撃だったが、麺を箸で持ち上げた瞬間、それを上回る衝撃に襲われた。

麺がメチャクチャに吸いつくのである。箸に吸いついて離れない。あまりの吸いつき具合に動転しすぎて箸に接着剤が塗り込んであるのかと思ってしまったが、そんな3流のドッキリ番組みたいな陰湿な嫌がらせをされるわけがない。

ひとえに麺の質によるものだろう。きっと恐ろしくモチモチであるために起きた現象に違いない。そう考えながら、麺をつけ汁にくぐらせて口に含んだところ……

恐ろしくモチモチだった。

いや、正確には自分の想像よりもいっそうモチモチだった。柔らかな麺に食い込んだ歯を押し返すコシといったらない。あごに響く弾力で全身が震えた。頭の中で確実に「モチィイイイッ……」と音が鳴っていた。

オノマトペを聞くという異次元の体験。「確実に」と言ったがにわかには信じられず、「嘘だろ……こんなの嘘……」と小声で漏らしながら夢中になって麺をすするという「うどん懐疑男」に成り下がってしまう始末だった。

そこへ来て、うどん体験の満足感を引き上げてくれるのがつけ汁の存在である。王道の甘辛仕立てに豚バラの旨味が染みていて、その汁がモチモチの麺と組み合わさった時の威力は筆舌に尽くしがたい。

見た目、吸いつき、食感。この3重の衝撃はなかなか「うどきち」以外では味わえまい。中でも1番のインパクトはやはり食感だ。ウルトラ級であることに間違いはない。店を出たあと、すぐにその感触が恋しくなるほどの爪痕をこちらの心に残してくれた。

入店前と入店後では、自分の中の何かが変えられてしまったような心地である。つまりはそう……ホモ・ウドキチンスに進化したとでも言おうか。お後がよろしいようで。

・今回紹介した店舗の情報

店名 うどきち
住所 埼玉県所沢市和ヶ原1-691-62
営業時間 11:30~14:15
定休日 火曜、水曜 その他不定休

Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.

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