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心理カウンセラーに聞いた!長電話の上手な断り方

教えて!gooウォッチ

皆さんの周りにも、相手の都合を考えず、長電話をかけてくる人はいるだろうか。「教えて!goo」にも、「長電話の断り方」と、友人から3~4時間にも及ぶ長電話が週3回ほどかかってくるというユーザーから、「相手を傷つけずに断る方法はないか」という悩みが寄せられていた。そこで、心理カウンセラーの青柳雅也さんに、相手の都合を考えず長電話をかけてしまう人の心理や、長電話を上手に断る方法などについて話を聞いてみた。

■相手の都合を考えず、一方的に長電話をしてしまう人の心理

青柳さんによると、一方的に長電話をかけてくる人の心理的要因には、以下のようなことが考えられるそうだ。

「第一に、『寂しい』という心理的要因が考えられますね。いうまでもなく、他に話をする人や、話を聞いてくれる人がいないのかもしれません。次に、何らかの理由で『ストレスがたまっている状態』が考えられます。せきを切ったようにとめどなく一方的に話をしてしまう人は、無意識に話をすることで、たまったストレスを吐き出そうとしているのかもしれません。また、心理的に『心地がよい』と感じ、話し続けてしまう人もいます。長電話をする人がズケズケと押しの強い気性の持ち主で、受け手が建前を大切にする控えめな人の場合、互いの性格が凸と凹のように噛み合ってしまい、長話を助長させてしまうのです」(青柳さん)

心理的要因以外では、空気を読むことが苦手な『アスペルガー症候群』などの原因も考えられるそうだ。受け手が、電話をかけてくる人の心理状態を察するべく、まずは思いやりを持って向き合うことは間違いではないようだ。

■長電話を角が立たないように断る方法

相手を傷つけないよう、上手に長電話を回避できる方法はあるだろうか。

「日本人は『和』や『空気』を大切にする民族性ではありますが、『君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず』という孔子の言葉があるように、実は、『同調すること』と『調和すること』は違います。自分自身も尊重しなければ、本当の人間関係は成立しないのです」(青柳さん)

「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」は「論語」に記された孔子の名言。周囲の人との「和」を重んじながらも、安易に流されて同調しすぎないことの大切さを説いているそうだ。長電話を避けるため、「電話に出ない」という究極の方法もあるが、角が立たないように断るのが真の目的だろう。そのための効果的な言葉はあるだろうか。

「『電話が苦手なので、(LINEなどの)メッセージにしていただけるとうれしいです』とか、『3分だけでしたら大丈夫です』など、自分の都合を相手に伝えると、さきの孔子の言葉を教訓に、相手も自分も尊重した関係が成立します。それは、心理学で言うところの『アサーション』であり、これを機に学んでみるのもお勧めですよ」(青柳さん)

「アサーション」とは、1950年代にアメリカで生まれた心理療法だそうだ。よりよい人間関係を築くため、自分だけでなく相手のことも尊重できる柔軟さを身に付けることを目的とした療法であり、まさに孔子の言葉に通じるものがある。

長電話に困っていても、相手の気持ちに寄り添い、自他を尊重した言葉を使いたい。お互いが傷つくことなく折り合いをつけるのがベストだろう。

●専門家プロフィール:青柳 雅也
「カウンセリングルーム アンフィニ」代表。個人カウンセリングや企業のメンタルヘルスケア、心理学セミナー、企業研修、教育機関で心理学の非常勤講師など活動は多岐に渡る。保有資格は産業カウンセラー(社団法人 日本産業カウンセラー協会認定)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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