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感覚ピエロが自分の心へ投げかけた想い「拝啓、いつかの君へ」

UtaTen

感覚ピエロが自分の心へ投げかけた想い「拝啓、いつかの君へ」

メッセージ性の強い歌詞は多くの人の心に刺さり、たちまち人気を呼んだ。

感覚ピエロが2015年に発表した『拝啓、いつかの君へ』は、彼らの存在を世に知らしめた代表作である。

ドラマ『ゆとりですがなにか』の主題歌として人気を集め、センセーショナルなMVでも話題を呼んだ。

発表から4年の歳月を経てもなお、人の心に強烈な爪痕の残る楽曲である。

彼らは、この歌詞にどんな思いを込めたのか。隠された意味を探っていきたい。

現在の自分への叱咤?





若々しく勢いのある演奏を背景に、エネルギッシュな美しい歌声で紡がれた言葉たち。

この印象的な楽曲の入りを初めて耳にした時の衝撃は、今でも忘れられない。自身の人生を一枚ずつ切り取り、第三者的な目線から言葉を投げつける。

おそらくその切り取った一枚が人生のどの部分かは、聴く者によって変化するだろう。

今の自分を別の視点から見つめるような、過去の自分を覗き込むような、もしくは未来の自分へ強く訴えかけるような歌詞である。

とにかく、一歩引いた目線からある人物の人生を俯瞰しているような印象を受ける。

今の自分は、誰に見られても恥ずかしくない人生を送っているだろうか。

過去の自分へのエール?





こちらの意思とは無関係に、不条理にに流れていく時間。それに翻弄されながら、私達は今まで生きてきた。

今もそこに生き、これからも生きていく。そんな時の流れの中、我々は若き日の自分が見た理想に少しでも近づくことはできているのだろうか。

何かしなければ、何とかしなければ、という漠然とした不安を抱え、若き日を過ごした。

しかし同時に、大人になったらきっと何でも出来る、何とかなるという根拠のない余裕もあった。

そうして歳を重ねた今、人生の重大な決断を迫られたとき、自分で考え、的確に判断し、正しい行動を取ることは出来るのだろうか。




結論から言うと、そんなものその時にならなければ分からない。大人になっても分からないことなんてたくさんあるし、急に正しい行いばかりできるわけでもない。

だから、若き日の自分が感じていた不安なんて、人生のほんの一部に過ぎない。

真っ暗闇に一人取り残された気になっていたが、そこは誰もが当たり前に通るなんてこと無い道なのだ。その時に何か間違えたとしても、大体のことはその後の人生でチャラにすることも出来る。

不安ばかりをかき集めて、立ち往生する必要はない。思ったとおりに、自分が信じた方向へ進めばいい。あとはこっちでなんとかしてやるから。

そんな、過去の自分に対しちょっぴり先輩ぶるようなメッセージが感じ取れる。

未来の自分に、正義はあるのか





人は皆、今は人生を歩んでいる最中だ。この先の未来に何が起こるかなんて分からないまま、日々を過ごしている。

しかし、過去の自分に恥じるような行動は取りたくない。そして、未来の自分にもそうであってほしい。

この楽曲で言われる「正義」とは、単なる善悪の定義だけではない。自分自身にとって最良の、偽りのない、胸を張った生き方が出来ているか否かがキーポイントになっているように思える。

「今の生き方に、相応の覚悟があるのか」、過去と未来、そして現在の自分に問いかけてみよう。

そうすればきっと、彼らの言う「正義」がどういうものかが見えてくるだろう。

TEXT 島田たま子

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