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J1、J2、J3今節の見どころは? アントラーズ対フロンターレは激戦必至。サガン対松本山雅は残留を占う大一番【編集部フォーカス】

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J1、J2、J3今節の見どころは? アントラーズ対フロンターレは激戦必至。サガン対松本山雅は残留を占う大一番【編集部フォーカス】

鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ

 明治安田生命Jリーグは今週末、J1第31節、J2第40節、J3第30節を迎える。今季のJリーグも残すところあとわずか。優勝争いや残留争いも佳境を迎えている。その中で、今節はどのような対戦カードが組まれているのか。注目試合や選手、見どころをピックアップした。

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注目カード(明治安田生命J1リーグ)
鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ 11月9日 14:00

注目選手
FW:セルジーニョ(鹿島)
MF:大島僚太(川崎F)

 今節屈指の好カードだ。9日、明治安田生命J1リーグ第31節で、鹿島アントラーズと川崎フロンターレが県立カシマサッカースタジアムで激突する。前者は現在のリーグ戦で1位、後者は同4位(1試合多く消化)につけるなど、白熱した上位対決になることが予想される。

 鹿島は前節、浦和レッズとホームで対戦している。前半は相手のブロックを崩し切れず、ゴールネットを揺らすことができなかったが、72分にFWセルジーニョが値千金の決勝ゴールをマークし、ようやくリードを奪う。その後も粘り強く戦った鹿島は、浦和を相手に1点も許さず1-0で勝利。首位の座をキープする結果となった。

 鹿島はこれでリーグ戦の連続無敗数を9にまで伸ばした。2位・FC東京に勝ち点で並ばれているとはいえ、得失点差は「8」離れているなど、このまま勝ち続ければ優勝はほぼ確実だ。負傷で離脱を強いられていたMF三竿健斗やMFレオ・シルバらも戦列復帰を果たしており、リーグ制覇に向けての勢いは十分だと言える。

 ただ、今節の川崎F戦で敗れると、他会場の結果次第では3位に後退してしまう恐れがある。そうなると、優勝への可能性はグッと下がってしまうだろう。次節の対戦相手もサンフレッチェ広島と、タフなゲームとなることが予想されるため、今節での勝ち点3奪取は必須と言えるだろう。

 一方の川崎Fは前節、広島と対戦している。21分にMF田中碧のゴールで先制に成功した川崎Fであったが、終盤の82分にFWレアンドロ・ペレイラに同点弾を献上してしまう。それでも諦めなかった川崎Fは、失点からわずか2分後にDFマギーニョが勝ち越し弾を奪って再びリード。試合はそのまま2-1で終了し、ホームチームが勝ち点3を奪った。

 さらに川崎Fは5日に第32節で浦和レッズと対戦(浦和のACL決勝進出に伴い前倒しで開催)。試合のペースを握った川崎Fは35分にMF脇坂泰斗が先制ゴールを奪うと、78分にはFW小林悠が追加点を挙げる。試合はそのまま終了し、川崎Fは連勝を果たした。

 川崎Fはこれで勝ち点を54にまで積み上げる結果に。首位・鹿島とは現時点で勝ち点差「5」となっていることから、逆転優勝への可能性は決して高いと言えないが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得の可能性は十分ある。そのためにも、今節の鹿島戦で勝利を奪うことが重要。アウェイでのタフな一戦になることは間違いないが、現J1リーグ王者の意地を見せつけたいところだ。

 鹿島の注目選手はFWセルジーニョ。パンチ力のあるシュートと高い決定力を武器に持つ同選手は、リーグ戦直近6試合で5得点をマークしているなど好調さが際立っている。第28節のセレッソ大阪戦で負傷退場し、翌第29節の松本山雅を欠場するなど状態が危ぶまれた同選手であったが、前節の浦和レッズ戦では決勝ゴールをマークするなどコンディション面は問題ないと言えるだろう。今節でもチームを救うヒーローとなることができるか。

 川崎Fの注目選手はMF大島僚太。同選手は今季途中に負傷により長期の離脱を強いられていたが、YBCルヴァンカップ準決勝・第1戦の鹿島戦で戦列復帰を果たすと、ピッチ内で大きく躍動。リーグ第29節のガンバ大阪戦では得点もマークするなど、さすがの存在感を放った。6日に発表された日本代表メンバー入り(ベネズエラ代表戦)も果たすなど、復帰後の勢いは明らか。今節も再び躍動してくれるはずだ。

サガン鳥栖対松本山雅FC

注目カード(明治安田生命J1リーグ)
サガン鳥栖対松本山雅FC 11月10日 15:00

注目選手
MF:原川力(鳥栖)
DF:飯田真輝(松本)

 10日、明治安田生命J1リーグ第31節では、サガン鳥栖(15位)と松本山雅FC(17位)による残留争い直接対決が組まれている。この両チームにとって、残留という目標を果たす上で今節の試合は最も重要なものとなるかもしれない。

 鳥栖は前節、ホームで横浜F・マリノスと対戦している。17分にMF遠藤渓太、22分にFWエリキに得点を許すなど早い時間からリードを広げられた鳥栖は、ペースを握られたまま前半を終える。後半は自分たちの流れを取り戻し、68分にはMF原川力が1点を返したが、同点に追いつくまでには至らず。本拠地・駅前不動産スタジアムで1-2と敗れる結果になった。

 鳥栖はこれでリーグ戦2試合未勝利という結果に。プレーオフ出場圏の16位・湘南ベルマーレとは勝ち点差が1、17位・松本との差は2となっており、まだまだ残留へ向け、予断を許さない状況だ。ただ、今節の松本戦で勝利を収め、16位・湘南がセレッソ大阪に敗れると、残留の可能性は一気に高まる。そのため、今節がともに残留を争うライバルを突き放す絶好のチャンスと言えるのは間違いなく、是が非でも勝利がほしいところだ。

 対する松本は前節、アウェイでC大阪と対戦している。24分にMFソウザに先制ゴールを奪われるなど、苦しい立ち上がりとなった松本であったが、62分にMF杉本太郎が同点弾を奪い試合を振り出しに戻す。その後は勝ち越し弾を奪うことができず、1-1で試合を終えることになった松本であったが、敵地で、それも上位相手に貴重な勝ち点1を奪った。

 松本はこれでリーグ戦4試合無敗。流れに乗っている。一時は残留の可能性が低いと思われていたが、今では16位・湘南と勝ち点1差、15位・鳥栖に同2差まで迫ってきており、残留への期待感は高まっていると言える。今節の鳥栖戦に勝利し、16位・湘南がC大阪に敗れると、松本は自動降格圏を脱出することが確定。場合によっては14位にまで浮上することができる。仮に引き分けに終わっても、湘南が敗北に終われば自動降格圏からは抜け出すことができる。今節に懸ける意気込みは、かなり強いと言えるのではないか。

 鳥栖の注目選手はMF原川力。同選手はリーグ戦直近4試合で2得点を挙げているなど好調で、チームを牽引している。キックの精度は抜群で、シュートセンスにも長ける原川は、今節の松本戦でも大きく躍動してくれるはずだ。今季初となるリーグ戦2試合連続ゴールへの期待が高まる。

 松本の注目選手はDF飯田真輝。同クラブの今季ここまでの失点数は「33」となっており、これは10位以下のクラブの中では最も良い数字となっている。そんな自慢の守備を支えているのがベテランの飯田だ。今季でクラブ在籍10年目を迎えた守備職人は、リーグ戦第6節から現在まで、すべての試合で先発フル出場を果たしており、最終ラインで身体を張り続けている。今節の鳥栖戦でも粘り強い守備で相手攻撃陣をシャットアウトすることが求められるが、ベテランはピッチ上で力を発揮することができるか。

ジュビロ磐田対FC東京

注目カード(明治安田生命J1リーグ)
ジュビロ磐田対FC東京 11月9日 14:00

注目選手
FW:ルキアン(磐田)
DF:森重真人(FC東京)

 ジュビロ磐田は残留、FC東京は悲願のリーグ制覇が今季のゴールとなる。お互いに目指すところは違えど、勝ち点3が欲しいという思いは一緒だ。9日には、そんな異なる状況に置かれる両者がヤマハスタジアムで激突する。

 磐田は前節、アウェイで清水エスパルスとの「静岡ダービー」に挑んでいる。DFファン・ソッコが5分に一発退場となるなど、立ち上がりから数的優位を得た磐田は、39分にFW藤川虎太朗が自身Jリーグ初となるゴールを決め、先制に成功する。後半立ち上がりの50分にオウンゴールで同点に追いつかれた磐田であったが、86分にMFアダイウトンが値千金の決勝ゴールをマークし、ライバルマッチを2-1で制した。

 磐田はこれでリーグ戦2試合無敗という結果に。残留圏である15位・サガン鳥栖との勝ち点差は7となっており、まだまだ残留に向けては勝ち点が必要となるが、ここにきて調子を上げてきたことは大きいだろう。今節の相手は2位のFC東京とタフなゲームになることは間違いないが、流れを切らさないためにも勝ち点が欲しいところだ。

 対するFC東京は前節、アウェイで大分トリニータと対戦している。5分にFW永井謙佑、7分にDF渡辺剛が得点を奪うなど早い時間で2点のリードを得たアウェイチームは、残り時間も粘り強く戦い、大分に得点を与えず。試合はそのまま終了し、FC東京が敵地で貴重な勝ち点3を得ている。

 大分戦の前日に首位を走る鹿島アントラーズが勝利を収めていたため、その同クラブを追うFC東京には大きなプレッシャーがあったはず。しかし、そういった中でも白星を掴んだのは大きな結果だ。3位の横浜F・マリノスも鳥栖を下したため、上位3クラブの勝ち点差は変わらなかったが、今後も勝ち点3を積み重ね続け、鹿島にプレッシャーを与えたいところ。FC東京はヤマハスタジアムでのゲームを苦手としているが、果たして今節も勝利を掴み取ることができるか。

 磐田の注目選手はFWルキアン。現在の同クラブではアダイウトンが2試合連続ゴール中と調子が良いが、この男も黙ってはいないだろう。第29節の鳥栖戦ではJリーグ参戦後初となる得点も決めているため、状態は決して悪くないはず。上位クラブ撃破の原動力となることができるか。

 対するFC東京の注目選手はDF森重真人。言わずと知れた同クラブの守備職人は、今季リーグ戦ここまで全試合先発フル出場を果たしているなど、最終ラインを統率し続けている。悲願のリーグ優勝を狙う同クラブにおいて、キャプテンの存在感は必要不可欠。今節も粘り強い守備を見せ、チームを勝利へと導きたいところだ。

徳島ヴォルティス対横浜FC

注目カード(明治安田生命J2リーグ)
徳島ヴォルティス対横浜FC 11月10日 14:00

注目選手
MF:野村直輝(徳島)
MF:中村俊輔(横浜FC)

 明治安田生命J2リーグの昇格争いも熾烈を極めているが、10日にはそんな上位に食い込むチーム同士が対決する。5位の徳島ヴォルティスと3位の横浜FCである。

 徳島は前節、アウェイで最下位のFC岐阜と対戦している。徳島は25分にDFヨルディ・バイスが先制ゴールを奪取すると、その後は怒涛のゴールラッシュ。MF杉本竜士、MF岩尾憲、FW河田篤秀らが得点を奪うなど前半だけで4点のリードを奪う。後半にも河田、MF野村直輝、FW押谷祐樹などがゴールネットを揺らし、最終的にアウェイで7-0の大勝を収めた。

 これでリーグ戦4連勝とし、勝ち点を67にまで積み上げた徳島。J1参入プレーオフ圏内の5位につけるなど状態は良く、2014年以来となるJ1参戦へ向け期待感は高まっている。今節の相手は3位の横浜FCと難しいゲームになるはずだが、連勝を伸ばすことはできるか。

 対する横浜FCは前節、ホームでV・ファーレン長崎と対戦している。42分にMF齋藤功佑のゴールで先制に成功したホームチームは、62分にFW斉藤光毅も得点を奪い2-0と相手を突き放す。その後も粘り強く戦い続けた横浜FCは、長崎に1点も与えず、2-0で勝利を収めた。

 これでリーグ戦2連勝とした横浜FCは、勝ち点を70まで積み上げ3位につけた。そして今節の徳島戦で勝利を挙げることができれば、J1参入プレーオフ出場圏となる6位以上が確定する。もちろん狙うは自動昇格圏となる2位以上に食い込むことだが、今節に向けてのモチベーションは当然高いだろう。ただ、アウェイ戦では4試合未勝利となっており、そういった点には不安が残る。さらに徳島との前回対戦時はホームで1-2と敗れており、簡単なゲームにはならないはず。今回はリベンジできるだろうか。

 徳島の注目選手はMF野村直輝。同選手は現在、リーグ戦3試合連続得点中と絶好調を維持しており、勢いは十分だ。今節もゴールが求められていることは明らかで、決定的な仕事を果たしたい。

 対する横浜FCの注目選手はMF中村俊輔。今年で41歳となったベテランは、第38節の東京ヴェルディ戦で鮮やかなミドルシュートを叩き込むなど横浜FC移籍後待望のリーグ戦初ゴールをゲット。さらに現在は2試合連続でスタメン出場中とコンディションの良さは明らかだ。目標であるJ1昇格へ向け、ベテランの左足に懸かる期待は果てしなく大きい。

ロアッソ熊本対ギラヴァンツ北九州

注目カード(明治安田生命J3リーグ)
ロアッソ熊本対ギラヴァンツ北九州 11月10日 14:00

注目選手
GK:山本海人(熊本)
FW:町野修斗(北九州)

 注目の上位対決だ。10日、明治安田生命J3リーグ第30節では、ロアッソ熊本(4位)対ギラヴァンツ北九州(1位)が激突する。舞台は熊本市水前寺競技場だ。

 熊本は前節、ザスパクサツ群馬との上位対決に挑んでいる。試合は拮抗した展開となり、80分過ぎまで0-0という状況に。しかし、81分にMF後藤京介に先制ゴールを許し、熊本は窮地に追い込まれる。それでも失点から6分後にMF黒木晃平が同点弾を奪取。試合を振り出しに戻した。しかし、ドラマはここで終わらず。92分にMF田中稔也に土壇場で勝ち越し弾を許すと、そのわずか3分後にはFW岩田拓也に3点目を決められる。試合はこのまま1-3で終了している。

 一方の北九州は前節、ブラウブリッツ秋田と対戦している。17分にFW町野修斗が先制ゴールを奪った北九州は、その後も試合のペースを握ると、48分にDF河野貴志が追加点を挙げリードを広げる。試合はこのまま終了し、北九州は4連勝を果たしている。

 ともにJ2昇格を目指す中で、今節の上位対決は落とせない。前回対戦時は熊本が2-1で制しているが、果たして今回はどのような結果になるか。

 熊本の注目選手はGK山本海人。熊本はリーグ戦直近6試合中4試合で複数失点を喫しているなど、守備に問題を抱えている。ここまでの失点数35は、上位5チーム中最も多い数字だ。今節の北九州戦ではそうした点の改善も求められるが、その中で活躍が期待されるのが山本だ。今季ここまで全試合スタメンフル出場を果たしている同選手は、相手の攻撃陣をシャットアウトし、チームに勝ち点3をもたらすことができるか。

 北九州の注目選手はFW町野修斗。同選手は現在、リーグ戦2試合連続ゴール中と調子がよく、決定的な仕事を果たし続けている。当然、今節も最大の得点源として活躍が期待されるはず。引き続きゴールネットを揺らしたい。

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