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首位・アントラーズの運命は、今節のフロンターレ戦が握る? 上位3クラブの勝ち点差は変わらず【J1優勝争いの現状】

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首位・アントラーズの運命は、今節のフロンターレ戦が握る? 上位3クラブの勝ち点差は変わらず【J1優勝争いの現状】

上位3クラブが揃って白星を挙げる

 明治安田生命J1リーグ第31節が、11月9日と同10日に行われる(サンフレッチェ広島対浦和レッズは10月29日に消化済み)。リーグ戦も残すところあと4試合。佳境を迎える優勝争いの現状をまとめる。(文:編集部)

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 1日から3日にかけて明治安田生命J1リーグの第30節が各地で行われたが、同リーグで優勝争いを繰り広げているチームは、軒並み勝利を収めている。

 首位を走る鹿島アントラーズは、浦和レッズと対戦。前半は相手のブロックを崩し切れずに得点を奪うことができなかった同チームだが、72分にFWセルジーニョが値千金の決勝ゴールを奪い、ホームで1-0と勝利を挙げた。これでリーグ戦9試合無敗とした鹿島は、首位の座をがっちりキープする結果となった。

 その鹿島を追うFC東京は、アウェイで大分トリニータと対戦。なんとしても勝ち点3が欲しい一戦で、同クラブは5分にFW永井謙佑、その2分後にDF渡辺剛に得点が生まれるなど、早い時間に2点のリードを奪う。最終的に相手にシュート数16本を許したものの、守備陣が粘り強く対応し、そのまま2-0で勝利を収めた。

 これでFC東京はリーグ戦2連勝。得失点差は「8」と大きく広がっているが、勝ち点では並んでおり、首位・鹿島にプレッシャーを与え続けている。

 その両者を追う3位・横浜F・マリノスはアウェイで残留争い中のサガン鳥栖と対戦している。17分にMF遠藤渓太、22分にFWエリキがゴールを奪うなど、前半のうちにリードを広げたアウェイチーム。後半は鳥栖の反撃に遭い、68分にはMF原川力に得点を許したが、1点の差を守り切り、敵地で貴重な勝ち点3を奪取した。

 マリノスはこれでリーグ戦7試合無敗。現在は3連勝中とその勢いは明らかで、引き続き鹿島、FC東京にプレッシャーを与えることになるだろう。悲願のリーグ優勝に向け、期待感は高い。

 上位3クラブが勝ち点3を奪った一方で、奇跡の逆転優勝を狙っていたサンフレッチェ広島とセレッソ大阪が躓いた。

 川崎フロンターレとの上位対決に挑んだ広島は、21分にMF田中碧に得点を許すなど前半を1点ビハインドで終える。82分にFWレアンドロ・ペレイラの得点で一時は追いついた広島であったが、84分にDFマギーニョに勝ち越し弾を浴び、勝ち点を落とした。

 広島はリーグ戦31試合を終え、勝ち点51の5位につけている。まだ優勝の可能性は消えていないが、今節に上位3クラブのうち1チームでも勝利を収めた時点で、1位に浮上する可能性は消滅する。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得が、現実的な目標になるはずだ。

 セレッソ大阪は前節に17位・松本山雅と対戦し、ホームで1-1のドローに終わった。現在までに積み上げた勝ち点は50。残り試合で全勝を収め、上位3クラブが勝ち点を落とし続ければ優勝の可能性もあるが、条件はかなり厳しい。ACL出場権獲得へ向けても険しい道のりを歩まなければならないが、最後まで粘り強さを見せたいところだ。

 川崎フロンターレはここにきて調子が上がっている。前節は広島に2-1で勝利を収め、5日には第32節(浦和がACL決勝進出のため前倒し開催)で浦和レッズを2-0で破るなど、連勝を果たした。他のクラブ(広島、浦和を除く)より1試合多いとはいえ、勝ち点を54まで積み上げたことは大きい。逆転優勝は厳しいが、ACL出場権獲得は十分、射程圏内だと言えるだろう。

鹿島は今節が大一番

 今季のJ1リーグも残すところあと4試合。とくに上位3クラブはここからの試合が重要となるはずで、勝ち点3を失うことが許されない、緊張感の高まるゲームが続いていく。

 2位のFC東京は第31節で最下位のジュビロ磐田と対戦する。単純な力関係でいけば勝ち点3を奪うことが濃厚だが、相手は残留争いの真っ只中にあり、1試合1試合に懸ける意気込みはかなり強い。また、磐田は現在リーグ戦2試合無敗としているなど、調子を取り戻している。FC東京にとって侮れない相手であることは間違いない。

 マリノスは今節に北海道コンサドーレ札幌と対戦する。ホームで戦うことができるとはいえ、相手はリーグ屈指の攻撃力を誇り、今季のYBCルヴァンカップで決勝に進出するなど力のあるチームだ。ここで勝ち点を落とし、上位2クラブが勝利を収めると、その差は4にまで広がってしまう。簡単なゲームにはならないはずだが、果たして勝利を奪うことができるか。

 今節に大一番を迎えるのが、首位・鹿島だ。第31節で対戦するのは、4位につける川崎F。ホームでの一戦となるが、白熱した展開となるだろう。

 鹿島はこの試合で敗れると、他会場の結果によっては3位にまで転落してしまう恐れがある。仮にそうなった場合、FC東京とマリノスの状態が決して悪くないため、そこから逆転して1位に返り咲くのはかなり難しい。わかりきったことだが、勝ち点3獲得は必須だ。

 一方で川崎Fも、奇跡の逆転優勝、そしてACL出場権獲得の可能性を失わないためにも絶対に負けられない一戦となる。ここで3連勝を果たすことができれば、勝ち点は57にまで伸びる。試合数の消化が多いとはいえ、上位陣にプレッシャーを与える意味では十分な結果になると言える。今節はアウェイでの戦いになるとはいえ、現J1王者としての意地を見せたいところだ。

(文:編集部)

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