お付き合いも長くなってきて、よりお互いのことを知り、もっと仲が良くなってもいいはず……。
にもかかわらず、なんだか最近「彼とうまくいかない……」と感じることが多いあなた。
もしかすると、「長続き」しているからこそ、負のスパイラルに陥っているかもしれません。
今回は、今日からでも実践できる「彼氏との関係をよくする考え方」をご紹介。
「そんなの当たり前」と思うことほど、案外忘れている傾向にあるようですよ……。

彼氏は“他人”である
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人は「感謝」を求めているわけではなくても、それが当たり前になって感謝されなくなると、途端にやる気がなくなります。
他人なら感謝することでも、「彼氏」がしてくれるのは「当たり前」になってきていませんか?
「彼氏なら彼女の誕生日を忘れるなんて最低」
「彼氏なら食事をおごってくれるはず」
「彼氏なら彼女が悲しんでいるときに、一番に察して駆けつけるべき」
そんな、「彼氏ならこうしてくれて当然」という思いを一度リセットしてみてください。
彼氏とあなたは「ちがう人間」だということを、忘れずにいてほしいのです。
彼氏の気持ちは“わからない”
人は「わからない」ものに対して不安を感じるので、なにかと理由をつけて「わかろうとする」生き物です。
長年つき合っていると、彼のことを「なにもかも」わかったような気持ちになっているかもしれません。
しかし、もしそうなら要注意!
他人の本当の気持ちなんて「わからなくて当然」です。
察しが良い人はいますが、それでも100%相手の気持ちを言い当てることは難しいですよね。
「もう、私のことどうでもいいって思ってる?」「思いやる気持ちがない!」なんて、彼の行動から推測される「ひとつの可能性」を「事実」にしないよう要注意。
わからないものにあれこれ想像して決めつけて……となってしまうと、関係悪化の一途をたどります。
想像は現実になる
想像は現実を、作り出すことがあります。
彼の浮気を疑って束縛した結果、束縛を逃れたいがために彼氏が浮気をした……というのはよくある話。
脳は否定語を理解しません。
「失敗しないように……」と「失敗するビジョン」を頭に描きながら挑戦すると、脳は「その失敗を強く意識している」と判断するようにできています。
つまり「悪い状況を避けよう」と強く意識すればするほど、そこに近づいてしまう……。
「想像は現実になる」と意識して、どうせならハッピーな想像をしてみませんか?
おわりに
心理カウンセラーとして働いている筆者。
日々、こんなふうにお話すると、「そんなことわかっています!」とおっしゃる方が多いのです。
「では、こんなことはしていませんか?」と聞くとみなさん大抵、思い当たる節があるよう……。
他人のことも自分のことも、「わかっている」と思い込むことこそが、危険なのかもしれませんね。
「わからなくて当然」と初心を忘れず、彼との関係を考えてみませんか?
(矢島 みさえ/ライター)
(愛カツ編集部)