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「缶切り橋」の異名を持つ、ノースカロライナ州名物トラックが次々とひっかかる鉄道橋

カラパイア

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 何回かお伝えした、アメリカ、ノースカロライナ州ダーラムにある鉄道橋。この橋の高さは11.8フィート(約3.6m)で、現代のアメリカの大型トラックには少々低すぎる。

 手前に警告の標識があるにはあるのだが、平均して月に約1回はトラックが必ず引っかかってしまうのだ。まるで缶詰を開ける缶切りのようにトラックをガシガシ削っていることから「缶切り橋」の異名までついた。

 この橋は約100年前にできたもので、当時ならこの高さで十分対応できた。だがトラックの高さがぐんぐん高くなっていくもんだから事故多発。にもかかわらず改善されることなく今日にいたるのだ。

 ということで総集編の最新映像をご覧いただこう。


The Definitive 11Foot8 Bridge Crash Compilation

 これは危険!

ちゃんと対策してるの?

 
 この橋はノースカロライナ鉄道会社が所有している。彼らは列車が安全に通過できるよう、列車に警告ビームを取り付けた。また都市計画部もそれなりの対策をしているようで、3つの架け橋には「頭上注意(Low clearance)」標識が設置されている。また、高すぎる車両が通過しようとすると点滅灯が点滅する。更に時速40km以下の速度制限ももうけている。

 また、ノースカロライナ交通局は道路を維持しているものの、標識の管理は鉄道会社だ。鉄道会社と交通局、都市計画部がうまく連携していないところに問題点があるようだ。


高さ11.8フィートは正確なのか?


 頭上注意の11.8フィート、ほんとはもっと低いんじゃない?という声もあるが、これは正しい高さである。メートルに換算すると3.556mで、安全マージンとして7.1 cmとってある。



11Foot8’s Evil Little Brother

道路を下げることはできないの?


 下水道が道路から数フィート下に通っているので、もし下げるとしたら下水道工事も一緒にしなければならず高額になってしまう。


橋を上げることはできないの?


 やはりこちらもコストがかさむ。トラックのために橋を数フィート引き上げるために何百万ドルも必要になる。ダーラムのすべての橋を再建する必要があるのだ。更にその間、鉄道は使えなくなるので物流的にも問題が発生する。


手前に高さ制限のバーを設置できないの?


 確かにその方法で成功している場所がある。だが、ダーラムの場合、橋の手前の道路幅はあまり広くなく、引っかかってもUターンをするスペースをとることができないそうだ。

 ということでそう簡単には改善できないダーラムの鉄道橋事情。衝突事故がトラック会社の保険で降りればまだいいのだが、頻繁に起きる事故の為保険金も高く、多くのトラック会社はオーバーヘッドの損害を保障から除外しているという。

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