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エジプトで30の棺が発見され、その封印がとかれる。3000年の月日を経ても見事な装飾は残されたまま

カラパイア

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 エジプトの南部、ルクソールにある墳墓群、王家の谷(Valley of the Kings)で30の棺が発掘された。そのうちのふたつの棺を開けて調査をしていた考古学者たちは、これらはおよそ3000年前のものだと推定した。

 古代エジプト第22王朝(紀元前10世紀頃)時代のものと考えられており、その保存状態は良好だという。

偶然発見された30の棺とミイラ


 これらの棺は2019年4月、王家の谷のナイル川西岸にあるエル・アサシフのネクロポリスから、偶然に発見された。

 棺が発見されたとき、考古学者たちは別件の発掘をしていた、とエジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長は語る。

 鮮やかな絵が描かれ、碑文が刻まれた棺に、23人の成人男性、5人の成人女性、子ども2人のミイラが収められていた。

 これまで、墳墓群である「王家の谷」は王族の墓とされていたが、今回の発掘によって神官たちも埋葬されていたことが明らかになった。

今回の発見は、ここ数年の中でもっとも大規模かつ重要な発見だ。20以上の色のついた木製の棺は、色、碑文ともはっきり識別できる大変に良好な保存状態で、まだ開けられていない棺についても、同様に埋葬されたときのままの状態であることがわかる

 考古最高評議会のウェブサイトにはこのように書かれている。

この古代のミイラたちは、深さわずか1メートルの場所に、ひとりがもうひとりの上になるように、2層になって埋められていた


Egypt Opens Ancient Coffins To Find Perfectly Preserved Mummies | NBC Nightly News


3000年間、埋葬された状態のまま封印されていた


 棺は約3000年前、古代エジプト人たちが彼らを埋葬したときのままの状態で、封印されたままだった。考古学者たちがふたつの棺を開けてみると、それぞれ男女のミイラが布にくるまれ、頭蓋骨の一部が見えていたという。

 手の状態で男女の区別ができたのだという。手を開いているのが女性、手を握りしめているのが男性だったそうだ。


 これらの棺は、西テーベにあるエル・アサシフの谷の墓にある他の墓よりも更に古く、古代エジプト第22王朝(紀元前945年 – 紀元前715年)時代のものと推測されている。

 発掘チームは、アスワン西岸のアーガーハーンの霊廟を取り囲む、紀元前6世紀から紀元4世紀にかけてのおよそ300の墓をマッピングした。2015年から2018年の間に、すでに25の墓を発掘している」

 これらの棺は砂の中に埋葬されているので、シロアリに食い荒らされず、完全に無傷で残っていた。


 これらのミイラは、来年カイロ近くのギザにオープンする大エジプトは博物館で公開される予定だ。ルクソールはカイロから660キロ南にある。

References:nbcnews/ written by konohazuku / edited by parumo

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