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【インタビュー】映画『駅までの道をおしえて』新津ちせ「『オーディションに受かった』と聞いたときは、頭が真っ白でした」笈田ヨシ「『子役だから』と特別なことはなく、一緒に仕事をする相手として接しました」

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 直木賞作家・伊集院静の小説を映画化した『駅までの道をおしえて』が10月18日からロードショー公開された。本作は、愛犬の帰りを待ち続ける少女サヤカと、孤独に生きるフセ老人の交流を、1年半にわたる丁寧な撮影でつづった温かな物語。サヤカとフセ老人を演じるのは、200人を超える候補者の中からオーディションを経て主役の座を勝ち取った新津ちせと、『沈黙 -サイレンス-』(16)などで世界的に活躍するフランス在住の笈田ヨシ。見事な共演を披露した年齢差77歳のコンビが、撮影の舞台裏を語ってくれた。

-とても温かくて切ない、すてきな物語でした。まず、完成した映画を見た感想をお聞かせください。

新津 台本を読んだときとは、全然印象が違っていました。台本よりもグーッと胸が締めつけられるような気持ちになって、自分が自分じゃないように見えて、最後は泣いてしまいました。

笈田 映画には、ハラハラドキドキしたり、泣いたり笑ったりするものも多いですよね。でもこの映画は、そんなふうに刺激を求めるのではなく、ぷかぷか雲が浮かぶ空や、川が流れる風景を眺めるような、静かな気持ちで楽しんでいただけるのではないかな…と。その中で、人が生まれて、年を取って、亡くなり、また次の人が生まれて…という世の移り変わりに思いをめぐらせつつ、人生について考えてみる…。そういう時間を与えてくれる映画ではないかと思いました。

-それでは、出演が決まったときの気持ちを教えてください。

新津 私は以前から犬が大好きで「この役をやりたい!」と思っていたので、お母さんから「(オーディションに)受かった」と聞いたときは、信じられなくて、頭が真っ白になって、自然と涙がポロポロ出てきました。

笈田 オファーを受けたときは、まだ彼女とは面識がありませんでしたが、僕も犬が好きなので、犬と一緒に映画に出られることがうれしかったです。

-お互いに、会うのは初めてだったそうですが、初対面の印象は?

新津 笈田さんは世界中で活躍している俳優さんだと聞いていたので、ちょっと緊張していました。でも、会ってみたら優しく話し掛…

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