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海岸で人形の首がゆっくりと動いていく。そこには悲しい事情があった(アメリカ・ウェーク島)

カラパイア

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 北太平洋のにあるアメリカの環礁、ウェーク島に環境プロジェクトのボランティアで訪れていた男性が、海岸沿いでゴミ拾いをしていた時にそれに遭遇した。

 人形の頭がトコトコと歩いているのだ。

 シュールで不気味な光景だが、それには悲しい事情があったようだ。

Hermit Crab Uses Plastic Doll’s Head as Shell

 その人形の頭を動かしていたのはヤドカリである。

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 ヤドカリの世界では常に住宅難だ。最適な貝殻を探すのは至難の業。ウェーク島には様々な国から多くのゴミが流れつく。

 このヤドカリは流れ着いた人形の頭を家としたようだ。

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 貝殻の代わりに人形の頭が家になってしまうほど、この島の海岸はゴミで覆われているという。海岸でゴミ拾いをしていたジョセフ・クロンクさんは、プラスチック汚染がヤドカリの世界にまで浸透していることに胸を痛めたという。

 その場しのぎでヤドカリから人形の頭を取り外すことはできるが、体を傷つけてしまうかもしれないし、代わりの最適な貝殻が見つからないとヤドカリは死んでしまう。

 ジョセフさんは他にも、ウェーク島の海岸で、フィルムケースや空き缶を家にしているヤドカリを多く見かけたという。

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