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CSのMVPは日本シリーズで活躍できるのか?

週刊ベースボールONLINE

 クライマックスシリーズ(CS)では、ファイナルステージに勝利して日本シリーズに進んだチームからMVP選手が選ばれる。では、このCSのMVP選手は、受賞の勢いそのままに日本シリーズでも活躍できるのだろうか? 今回は、「CSでMVPに選ばれた選手の日本シリーズでの成績」を調べてみた。

日本シリーズでもしっかりと結果を残す選手が多い



今季、セ・リーグCSのMVPに輝いた岡本

 まずはセ・リーグから、各年のMVP受賞選手の「日本シリーズでの成績」をまとめてみた。

※2007年のセ・リーグはMVPの制定なし。

●2008年 アレックス・ラミレス(巨人)
打数:28
安打:8(本塁打2)
打点:3
三振:3
打率.285

敢闘賞受賞

●2009年 脇谷亮太(巨人)
打数:3
安打:0
打点:0
三振:0
打率.000

●2010年 和田一浩(中日)
打数:29
安打:12(本塁打1)
打点:6
三振:5
打率.413

敢闘賞受賞

●2011年 吉見一起(中日)
登板:2
打者:54
投球回:14.0
被安打:12
奪三振:12
自責点:2
防御率:1.35

敢闘賞受賞

●2012年 石井義人(巨人)
打数:2
安打:1
打点:1
三振:0
打率.500


2013年、日本シリーズでの菅野智之

●2013年 菅野智之(巨人)
登板:2
打者:48
投球回:12.1
被安打:9
奪三振:9
自責点:2
防御率:1.48

●2014年 呉昇桓(阪神)
登板:3
打者:6
投球回:1.2
被安打:1
奪三振:1
自責点 1
防御率:7.50

●2015年 川端慎吾(ヤクルト)
打数:18
安打:3
打点:1
三振:2
打率.166

●2016年 田中広輔(広島)
打数:25
安打:4
打点:0
三振:3
打率.160

●2017年 ホセ・ロペス(DeNA)
打数:24
安打:7(本塁打1)
打点:3
三振:6
打率.291

●2018年 菊池涼介(広島)
打数:23
安打:5(本塁打1)
打点:1
三振:9
打率.217

 CSに続いて日本シリーズでも活躍した選手としては、敢闘賞を受賞した2008年のラミレス、2010年の和田、2011年の吉見がまず挙げられる。2013年の菅野、2014年の呉昇桓、2017年のロペス、2018年の菊池も敢闘賞は受賞できなかったものの、目立った活躍を見せた選手だ。

日本シリーズ制覇に大きく貢献した選手も



今季、パ・リーグCSのMVPに輝いた今宮

 次にパ・リーグのCSのMVP受賞者の日本シリーズでの成績をまとめてみた。

●2007年 ダルビッシュ有(日本ハム)
登板:2
打者:60
投球回:16.0
被安打:9
奪三振:24
自責点:2
防御率:1.12

敢闘賞受賞

●2008年 涌井秀章(西武)
登板:3
打者:60
投球回:16.1
被安打:8
奪三振:18
自責点:5
防御率:2.79

●2009年 ターメル・スレッジ(日本ハム)
打数:22
安打:4(本塁打1)
打点:2
三振:7
打率.181

●2010年 成瀬善久(ロッテ)
登板:2
打者:43
投球回:11.0
被安打:9
奪三振:13
自責点:4
防御率:3.27

●2011年 内川聖一(ソフトバンク)
打数:30
安打:7
打点:2
三振:3
打率.233

●2012年 糸井嘉男(日本ハム)
打数:25
安打:6
打点:1
三振:5
打率.240


2013年、日本シリーズでの田中将大

●2013年 田中将大(楽天)
登板:3
打者:78
投球回:19.0
被安打:17
奪三振:21
自責点:5
防御率:2.36

優秀選手賞

●2014年 吉村裕基(ソフトバンク)
打数:12
安打:2
打点:0
三振:5
打率.166

●2015年 内川聖一(ソフトバンク)

※骨折により欠場

●2016年 中田翔(日本ハム)
打数:20
安打:5(本塁打1)
打点:5
三振:4
打率.250

優秀選手賞

●2017年 内川聖一(ソフトバンク)
打数:22
安打:7(本塁打1)
打点:3
三振:2
打率.318

優秀選手賞

●2018年 柳田悠岐(ソフトバンク)
打数:21
安打:5(本塁打1)
打点:4
三振:6
打率.238

優秀選手賞

 パ・リーグでは、まずは2007年に敢闘賞を受賞したダルビッシュ。チームは日本一を逃したが、シリーズ2勝を挙げている。それ以外には2013年の田中は先発で2試合、救援で1試合登板してチームを日本一に導く活躍を見せた。2017年の内川も6戦目で9回に同点本塁打を放つなど印象深いプレーを披露。2016年の中田、2017年の内川、2018年の柳田も同じくチームの日本一に貢献した。いずれも優秀選手に選ばれている。

 ケガにより出場できなかった選手を除く22人中、敢闘賞や優秀賞を獲得した選手は8人。4割近い選手が、CSに引き続き日本シリーズでも活躍している。それ以外にも、大活躍とはいかないものの、CSのMVP選手はしっかりと「仕事」をしているようだ。2019年、CSのMVPに輝いた今宮健太(ソフトバンク)、岡本和真(巨人)もその勢いのままに日本シリーズでも活躍する可能性は十分にあるだろう。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM

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