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「罪に問われず俺を殺す方法、教えてあげる」善悪の境を問うサイコサスペンス

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「罪に問われず俺を殺す方法、教えてあげる」善悪の境を問うサイコサスペンス(C)music.jp 『黒白を弁ぜず(1)』(著:窪谷 純一)

ふだん考えないですむならなるべく考えたくない話というのがいくつかあって、そのうちの1つが「善悪の区別」だ。「法律」と「警察」にアウトソースできてしまうので、ほぼ無視して暮らしている。ところが、丸投げしすぎたツケなのか、ますます「善悪の区別」がわからない。

たとえば映画でたまにある「ヒロインがグラスの中身を嫌な相手にバシャっとかける」コテコテのシーン、あれは暴行罪にあたる。でもヒロインの味方である私は「逮捕だ」なんて思わない。「お行儀が悪いんだから」と笑いつつ「ざまあみろ」とスカッとしている。そう、こういう些細な話からしてすでに厄介なのだ。だから考えたくない。わかっていることは「わからない」ことだけだ。

姉の仇を護衛する刑事

餅は餅屋

レビュワー

元ゲームプランナーのライター。旅行とランジェリーとaiboを最優先に生活しています。

本の紹介

その男は、姉の仇の死刑囚にして、捜査の相棒――。全身の皮膚を剥がれ男性器も切断されるという連続猟奇殺人事件が発生した。警視庁は、7人もの女性を殺害した死刑囚の黒枝生に、犯罪心理学の見地から捜査協力を依頼する。捜査一課の白葉刑事は反発するが、それもそのはず、黒枝が殺めた女性のうち1人は彼の実姉であった。その気になれば自らの手で復讐を遂げられる状況下、混迷を極める捜査は「善悪の境界」へと舵を切る……。

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