12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<セ・リーグ編>

12球団の人口ピラミッドは? 年齢構成からみるドラフト会議、ストーブリーグの補強ポイント<セ・リーグ編>
 プロ野球志望届の提出が3日に締め切られ、高校生139人、大学生108人の計247人のドラフト指名候補が出そろった。17日のドラフト会議、またオフの移籍市場を前に、各球団の補強ポイントを、年齢構成の観…

 プロ野球志望届の提出が3日に締め切られ、高校生139人、大学生108人の計247人のドラフト指名候補が出そろった。17日のドラフト会議、またオフの移籍市場を前に、各球団の補強ポイントを、年齢構成の観点から探る。
 
 また、図表には、引退を表明している選手らも含まれる。

東京ヤクルトスワローズ


満25歳未満:投手10人、捕手3人、内野手7人、外野手3人
~満30歳未満:投手12人、捕手4人、内野手2人、外野手2人
~満35歳未満:投手9人、捕手0人、内野手3人、外野手2人
満35歳以上:投手6人、捕手1人、内野手3人、外野手4人
 
 全体的に年齢層が高いヤクルト。館山、畠山らベテラン勢の引退を差し引いても、30代の選手が多く、その中で青木、雄平らが主力を担っており、一刻も早く若返りが求められる。また、助っ人選手の高齢化も顕著だ。来季から日本人扱いとなるバレンティンの去就は未定だが、若い助っ人野手獲得に乗り出してもいいだろう。
 
 ドラフトは、今年も課題の即戦力・先発投手の指名となりそうだ。小川泰弘、原樹理らが期待通りの働きをし、加えて高橋、寺島、ルーキー清水ら若い力が伸びれば、上位進出も見えてくる。ブルペン陣は、負担さえ軽減されれば、さらに良いパフォーマンスが期待できるだろう。投手出身の高津新監督の手腕にも注目が集まる。

中日ドラゴンズ


満25歳未満:投手15人、捕手2人、内野手3人、外野手2人
~満30歳未満:投手17人、捕手4人、内野手6人、外野手4人
~満35歳未満:投手4人、捕手1人、内野手5人、外野手5人
満35歳以上:投手3人、捕手1人、内野手0人、外野手1人
 
 中日は、野手の高齢化が課題となる。特に外野手は、33歳(満34歳)の大島と、31歳の平田が中心となり、遠藤(30歳)と内野手の福田(31歳)が主にポジションに就いた。内野手では、高卒の高橋周平がついに開花したが、存在感を示した阿部寿樹、ファーム首位打者を獲得した石川駿らは社会人出身で、30歳を目前に控える。今後のチームを考えると、ドラフトでは、若い野手を獲るべきだろう。
 
 投手陣は、大野、柳の二枚看板に、笠原や小笠原ら実績ある若手、有望株の梅津らが加われば、フレッシュながらも安定感のあるローテーションとなりそうだ。一方、ブルペン陣の整備、守護神の固定は必要だろう。

広島東洋カープ


満25歳未満:投手18人、捕手2人、内野手7人、外野手3人
~満30歳未満:投手14人、捕手2人、内野手8人、外野手4人
~満35歳未満:投手6人、捕手2人、内野手3人、外野手2人
満35歳以上:投手2人、捕手1人、内野手0人、外野手2人
 
 今年こそBクラスの4位でシーズンを終えたものの、若手主体のチーム編成で、将来性は十分にある。投手陣は、引退の永川と助っ人4投手を除けば、最年長は野村祐輔ら今年30歳の代。野村、大瀬良、九里、床田ら大卒組が先発の軸を担っており、ここにアドゥワ誠や山口翔らフレッシュな力が加われば、バランスの良い構成になりそうだ。
 
 野手では、フリーエージェント(FA)で移籍の可能性がある會澤翼に代わる捕手の台頭は望まれる。今季は磯村嘉孝が65試合に出場し、うち30試合でマスクを被った一方、坂倉将吾、中村奨成らが捕手として育つまでにはもう少し時間を要しそうだ。
 
 内野手は、今季不振に陥った田中広輔、メジャー志向の強い菊池涼介らが不安要素としてある。また来季30代の外野手は長野と松山のみ。鈴木誠也という大きな軸がいるものの、西川龍馬の配置次第では、外野手は今オフ補強しておきたいポイントとなりそうだ。
 
 また、アカデミーの努力が実を結び、外国人選手の年齢層が幅広い。外から獲ってくる選手と自前で育て上げる選手のバランスがよく、ギャンブル要素のある新外国人頼みの編成ではないところが強みだ。

阪神タイガース


満25歳未満:投手12人、捕手0人、内野手4人、外野手2人
~満30歳未満:投手16人、捕手5人、内野手6人、外野手5人
~満35歳未満:投手5人、捕手1人、内野手6人、外野手2人
満35歳以上:投手5人、捕手1人、内野手1人、外野手2人
 
 阪神は、投手の若返りが進んだシーズンだった。先発では、青柳や高橋遥が台頭し、大事な試合を任される場面も多かった。来季以降、望月や才木が本格的にローテーションに食い込んでこれば、いっそう厚みを増す。また救援陣では、島本が台頭し、岩崎の安定感、守屋の働きも光った。だが、能見、藤川らベテラン依存の体制は抜け出せておらず、新たな守護神を抜てきする必要はありそうだ。
 
 一方、野手陣は、最も多い24~26歳の世代の選手がほとんど大卒で、まだ経験が長くない。近年のドラフトで近本、大山、高山らを1位指名したが、まだ発展途上。福留と糸井の後継者問題も解決しておらず、ただ20代中盤の選手を増やす結果になっている。ほかの世代をおろそかにしていると長期的な勝利にはつながらない。ドラフトでは高卒野手を指名すべきだろう。

横浜DeNAベイスターズ


満25歳未満:投手14人、捕手2人、内野手4人、外野手5人
~満30歳未満:投手16人、捕手2人、内野手7人、外野手4人
~満35歳未満:投手10人、捕手2人、内野手5人、外野手1人
満35歳以上:投手0人、捕手0人、内野手1人、外野手0人
 
 若いチームであるDeNAの生命線は、大卒投手だ。投手陣の中心を担う今永、濱口、山崎らに加え、昨季新人王の東、ルーキー上茶谷など、1年目から活躍する即戦力投手たちが試合を作っている。
 
 一方、野手ではこれまで筒香嘉智をはじめ、梶谷、桑原ら高卒選手がチームの基盤となっていた。しかしメジャー挑戦により退団が濃厚な筒香、今季結果を残せなかった梶谷、桑原に代わって、打力のある外野手が欲しいところ。また、若い選手が多いため、手本となるベテランの補強もチーム力向上につながり、ポストシーズンを勝ち抜くための礎となりそうだ。
 
 さらにDeNAの躍進に欠かせないのが、助っ人選手の存在だろう。特にソト、ロペス、エスコバーの活躍ぶりは顕著で、敗れはしたもののクライマックスシリーズでも存在感が光った。今年はコルデロを育成選手として獲得するなど新たな試みも見られ、今後も優良助っ人の発掘には力を惜しまないだろう。

読売ジャイアンツ


満25歳未満:投手22人、捕手4人、内野手10人、外野手7人
~満30歳未満:投手11人、捕手2人、内野手7人、外野手3人
~満35歳未満:投手11人、捕手2人、内野手1人、外野手3人
満35歳以上:投手3人、捕手1人、内野手1人、外野手1人
 
 巨人は、高卒生え抜きの坂本勇、岡本らが固定でき、そこをベースにFAで主力選手を獲れることが大きい。また、移籍市場に積極的に参加し、1つのポストに複数人で争う構図を多く作ることで、競争力を生み、不調時や離脱した時にも大崩れしにくい。
 
 投手陣は、ちょうど脂ののった山口や菅野らの世代がチームを率いており、中川皓太や田口ら次の大きな世代も控えている。野手は高齢化が進んでいるため、坂本勇・丸コンビが力強いうちに整備する必要がありそうだ。

【図】セ・リーグ6球団の人口ピラミッド比較

更新日:2019年10月10日
提供元:ベースボールチャンネル

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