清宮 幸太郎(北海道日本ハムファイターズ/一塁手) 試練のプロ2年目を超え 「清宮スタイル」確立へ

清宮 幸太郎(北海道日本ハムファイターズ/一塁手) 試練のプロ2年目を超え 「清宮スタイル」確立へ
 令和という新しき元号を迎えた2019年のプロ野球で、高卒2年目・1999年度生まれの選手たちが躍動している。36本塁打で10代本塁打数記録を塗り替え、中西 太さん(元:西鉄ライオンズ)が出した高卒2…

 令和という新しき元号を迎えた2019年のプロ野球で、高卒2年目・1999年度生まれの選手たちが躍動している。36本塁打で10代本塁打数記録を塗り替え、中西 太さん(元:西鉄ライオンズ)が出した高卒2年目本塁打記録に肩を並べた村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ・一塁手兼三塁手)を筆頭に、外国人選手1名を含む支配下登録選手34名(セ・リーグ17名、パ・リーグ17名)中、21名(セ・リーグ11名、パ・リーグ10名)が早くも一軍の舞台を踏み、それぞれの舞台で活躍を続けている。

 そこで、今回はその中で特に将来が期待できる選手を何人か取り上げていきたい。第7回では「1999年度組の顔」北海道日本ハムファイターズの清宮 幸太郎一塁手を紹介していく。

第1回はこちらから
◆平良 海馬(埼玉西武ライオンズ・投手) 最速156キロの原動力は八重山商工時代の猛練習
第2回はこちらから
◆清水 達也(中日ドラゴンズ・投手) 聖地の頂点糧に、今度はナゴヤドームで頂点へ
第3回はこちらから
◆西浦 颯大(オリックス・バファローズ/右翼手) 「不完全燃焼」だった明徳義塾時代を糧に
第4回はこちらから
◆櫻井周斗(横浜DeNAベイスターズ) 清宮を封じた若き剛腕 左腕王国のリリーフエースへ
第5回はこちらから
◆強竜復権へ!竜の黄金世代の小さな巨人・山本拓実(中日ドラゴンズ)
第6回はこちらから
◆ファーム2冠で2020年飛躍の助走へ 安田 尚憲(千葉ロッテマリーンズ)
第7回はこちらから
◆カーター・スチュアート・ジュニア(福岡ソフトバンクホークス/投手)無限大の将来性を持ってフロリダからやってきた「若鷹右腕」

空前絶後の「高校通算111本塁打」

1年生の時の清宮幸太郎選手

 現役時代は華麗なフランカー・ナンバー8として早稲田大・サントリーなどで鳴らし、指導者としても早稲田大・サントリー・ヤマハで監督を務めた日本ラグビーフットボール協会・清宮 克幸副会長の長男。その影響で幼少期からラグビーに親しみつつ早稲田実業初等部1年時に軟式野球チーム「オール麻布」で野球を始めた清宮は、4年生からは東京北砂リトルに入団し硬式野球に専念。2012年のリトルリーグ・ワールドシリーズでは投打に突出した活躍で世界一に輝き、日本のみならず全米でも注目される存在に躍り出ている。

 調布リトルシニアでは野手に転向。ケガにより大きな活躍はできなかったが、その期間で地道に心技体を鍛えた成果は早稲田実業高等部入学直後の開花へ。1年春の甲子園で2本塁打を放ちベスト4入りを果たすと直後の地元開催・WBSC U-18ベースボールワールドカップでは1年生で唯一となる侍ジャパンU-18代表入り。準優勝メンバーとなった。

 その後も2年春の甲子園に出場。ここではホームランは出なかったものの、練習試合・公式戦では着々とホームランを量産し主将として3位に導いた2度目のWBSC U-18ベースボールワールドカップまでに積み上げた高校通算本塁打数は「111」。これは空前絶後の大記録といえる。

 そしてプロ入りを表明した清宮 幸太郎は2017年ドラフトで7球団から1位指名を受け、抽選を引き当てた北海道日本ハムファイターズに入団。北の大地に舞い降りた怪物への期待は否応なく高まった。

順調な1年目、試練の2年目。そしてスタイル確立へ

高校日本代表の時の清宮幸太郎選手

 1年目、開幕一軍こそ逃したものの二軍では別格の長打力を誇示し5月2日に一軍昇格を果たした清宮は東北楽天ゴールデンイーグルスのエース格・岸 孝之から二塁打を放ちプロ初出場初安打を放つと、ドラフト導入の1966年以降では初となる新人7試合連続安打。その7試合目はNPB一軍初アーチで締めてみせた。その後は調子を落としたものの53試合出場160打数32安打7本塁打18打点・打率.200は高卒1年目としては順調といえるものだった。

 しかしながら2年目は苦しんだ。試合出場数は81試合に増えたものの、250打数51安打7本塁打33打点・打率.204の成績は1年目とほぼ横ばい。加えて5月には右有鉤骨骨折で約3週間離脱。そしてシーズン終了後にはかねてから痛みを抱えていた右ひじの手術を決意。本格復帰は来年2月のキャンプからとなっている。

 今季はケガの影響からかフルスイングしきれないジレンマを抱える場面が多々目立った清宮 幸太郎。来年以降、再びフルスイングからの本塁打量産を目指すのか。それとも高校時代に定評のあった柔らかいバットコントロールを復活させ、アベレージを残せる長距離砲に転換していくのか。考える時間が与えられた試練を経て、彼がどんなスタイルを選択し、2020年に確立するか。その先にあるのは、日本の野球界を背負って立つ若きリーダー誕生である。

更新日:2019年10月10日
提供元:高校野球ドットコム

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