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松井秀喜、坂本勇人、松田宣浩に学ぶミスを引きずらないための魔法の言葉~人生に効く野球選手の名言

野球太郎

 人は毎日のようになにかしらのミスや失敗をする。決してそれは悪いことではない。それを糧にして成長できればいい。かつて長嶋茂雄(元巨人)は「失敗は成功のマザー」と言った。 とは言うものの、ミスをすれば落ち込むし引きずってしまうことだってある。人間だからそれはしょうがない。

そんなとき、プロ野球選手はどのように考えているのだろうか。

 それを探ってみると、ある選手たちの失敗をしたあとの対処法は同じだった。

そんなプロ野球選手の発した言葉を紹介したい。

◎ミスしたときは引きずらない!

 人生にミスはつきものだ。それはプロ野球選手だろうが、チームを率いる監督だろうが、筆者のような一般人でも同じだ。ただ、そのミスが起きたときにどのように対処するのかで、その後の未来が大きく変わることがある。

 ミスがあったときプロ野球に携わる人物は何を語っているのだろうか。まず、坂本勇人はこう言った。

「僕は不調時でもひきずらない。『シーズン通してずっといいわけないよな』と、自分に言い聞かせている」

 プロ野球のシーズンは長い。1年を通じて好調でいられることは不可能に近い。もし、それが可能なら4割打者で溢れかえり、防御率0点台の投手だって毎年にように出現しているはずだ。

 坂本が言うように「シーズンを通してずっといいわけない」のである。だからこそ不調でも割り切って切り替えることをしているのだろう。

 松田宣浩(ソフトバンク)も同様だ。

 「ひきずらない、気をそらさない」と言っている。

 野球では攻守交代がある。打撃で不調でも、指名打者でない限り守備に就かなくてはならない。そのときに「打撃は打撃、守備は守備」と都度、切り替えて集中しなくてはいけない。そうしないと守備、打撃にと全力で向かえるわけがないからだ。

 また、試合に負けた直後のインタビューで語尾に「切り替えていく」と監督がコメントすることは珍しくない。1試合の結果を引きずっていては悪影響、ということだろう。切り替えを行い、次の試合のことを考えていくのだ。

◎松井秀喜は期限を切って切り替えていた

 ミスをしたとき、うまくいかなかったとき日本人メジャーリーガーはどう考えたのだろうか。松井秀喜(元ヤンキースほか)はこう言った。

「僕はコントロールできない過去よりも、変えていける未来にかけます」

 ミスを犯した過去ではなく、その先の未来で取り返す。そんなことを示唆している。また、こうも言っている。

「まずは思い切り悔しがります。後悔もするし、失敗を責めることもあります、でも、日付が変わった瞬間に次の試合のことを考えます。後悔は夜中の12時までです」

 松井も坂本や松田と同様に切り替えを大事にしていることがよくわかる言葉だ。

そして、こうも言っている。

「人生には失敗からしか学べないものもあると思う」と。

 ミス、すなわち失敗から「しか」学べないもの。これは松井だけでなく読者の皆さんもこれまでに人生において当然あるはずだ。

 これを松井が言うとやはり重みが増す。このように決して強がりではなく前向きな気持ちを持つことで、必要以上に落ち込まず、前に進んでいくことができるのではないだろうか。

 このようにフレーズこそ違えど、坂本や松田、松井、そして多くの監督たちが、失敗しても引きずらずに切り替えていく気持ちの大切さを説いている。この言葉を頭のなかに入れておけば、自身がミスしたときもきっと励みとなり、「切り替えて頑張っていこう」と思えるのではないだろうか。

■参考文献」
『熱男のことば 球界最高のモチベーターが実践する究極のポジティブマインド』(松田宣浩・著、講談社)
『読売巨人軍語録集 闘魂録』(読売巨人軍・編著、セブン&アイ出版)
『負けない心 メジャーリーガー不屈の言葉』(広岡勲・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)

文=勝田聡(かつた・さとし)

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