「怒髪天」ヒストリー! 〜ロックに生きるナイスミドル達〜

「怒髪天」ヒストリー! 〜ロックに生きるナイスミドル達〜
平均年齢50歳を超える、ナイスミドル達によるバンド「怒髪天」。結成35周年を迎える彼らは、一体どんな道を歩んできたのでしょうか。また、怒髪天が奏でる「JAPANESE R&E(リズム&演歌)」とはどのような音楽なのか、その正体に迫ります!

怒髪天ってどんなバンド?


1984年、北海道出身のメンバーで結成された「怒髪天」。ボーカル・増子直純さんのしゃがれ声と哀愁漂う歌詞が印象的なロックバンドです。

なんと、メンバー全員が50歳を超えていますが、まだまだ現役。それどころか、年々勢いもかっこよさも増しているんです!

とはいえ、楽曲には「サラリーマン」や「ビール」なんて単語が出てくることも多く・・・いい意味で年相応に所帯染みているんですけどね。(笑)だからこそ、毎日忙しく働き、ボロボロになっている人にはジンジンと沁みる曲ばかり。



なぜそのような楽曲が書けるのか、怒髪天のキャリアを楽曲と併せてご紹介いたします!

怒髪天の歴史に迫る!



2019年に結成35周年を迎える怒髪天。長く活動しているだけあり、ブレイクや活動休止など様々なことがありました!

デビューから現在に至るまでの道のりを探ってみましょう。

①結成は今から35年前!


怒髪天が結成されたのは、今から35年前の1984年のこと。四半世紀以上も前なんですね・・・。(笑)現在は50歳を超えるメンバーも、当時は全員高校生でした。



とはいえ、この時のメンバーはほとんど現メンバーではありません。当時からいるのはボーカルの増子直純さんのみ。現メンバーの一人であるギター・上原子友康さんが加入したのは、一度解散を経た1986年のことでした。

ちなみに、結成当初の怒髪天はハードコア・パンクバンド。現在のようなブルースや演歌を取り入れた楽曲を作り始めたのは、この再結成後だったようです。

そして1991年、その活躍ぶりが目にとまりついにメジャーデビューを果たします。この時にリリースしたアルバム「怒髪天」は2016年にリマスタリングされるなど、後々まで大切に扱われることになるんです!

その中から、怒髪天の魅力の一つである哀愁に溢れた一曲をご紹介いたします。

◼️流れる雲のように



道端にいるやさぐれたおじさんたちを横目に、冷静に自分を見つめる歌詞が印象的ですよね。



泣いても暴れても焦っても、いずれは死にゆくもの。だから肩の力を抜いて、時の流れに身を任せてみよう。そんなふっと心が緩む瞬間の描写に、聞き手もなんだか励まされます。

怒髪天の歌詞は自然な口語体が使われているから、感情移入しやすいのもポイント。「それなら」ではなく、「そんなら」という砕けた感じが、身近なおじさんに語りかけられているかのような懐かしさを演出し、親近感を抱かせるんですよね。

この絶妙な温かさも、怒髪天の魅力のひとつです。

②順調かと思いきや・・・なんと事務所が倒産!


1991年、晴れてメジャーデビューを果たした怒髪天。

しかし、それは今まで続いていたバンドブームが下火になりはじめた時期でした。そのせいもあり、なんと上京後わずか数日で所属事務所が倒産!



強い逆風が吹きます。
普通なら泣いて地元に帰るところですが、怒髪天は違いました。持ち前のポジティブさを生かし、バイトをしながらバンド活動を続けていたのです!

でも、肉体的・精神的に辛い日々は長く続かず・・・。

行き詰まりを覚えた彼らは、1996年に活動休止へといたるのです。

③しかーし、不屈の精神で活動再開!


活動休止から3年たった、1999年。ベース・清水泰次さんの呼びかけにより、再結成を果たします!

怒髪天の最大の特徴である「JAPANESE R&E(リズム&演歌)」が生まれたのもこの時。バンド活動を離れ、社会人として過ごしていた時期の経験を生かし、哀愁じみた歌詞やメロディーの楽曲を続々と生み出しました。

そして2004年、テイチクインペリアルレコードより再度メジャーデビュー!ここから怒髪天の知名度はぐんと上がります。

・・・と、その輝かしい活躍ぶりの前に、再デビューアルバム「握拳と寒椿」から一曲ご紹介いたしましょう!

◼️愛の嵐〜風速2004メートル〜



ラブソングかと思いきや、違います。(笑)
頑張る人全てを応援する、大きな意味での愛の歌です。



うまくいかない、八方塞がりだと言ってやさぐれず・・・自分に嘘をつかず、まっすぐな気持ちで頑張れという温かい喝が伝わってきますね!

サビの最後、「今度はきっと 上手くやれるゼ!」という応援メッセージもポイント。

毎日一人で戦うサラリーマンや、上京したての若者には特に響く楽曲ではないでしょうか。

④そして念願のブレイク!





再結成後の怒髪天は、破竹の勢いで大活躍します!しかもその活躍は、CDやアルバムのリリースのみに留まりません。

なんとあの有名なご飯のお供「桃屋」のCMに出演したり・・・

ボーカル・増子さんはドラマや舞台などで俳優として活動したり・・・

ラジオ番組や雑誌の連載が続々決まったり・・・

とにかくそれはそれは飛ぶ鳥を落とす勢いでの活躍でした。

って、なんだかバンド以外の活動が脚光を浴びているようにも感じますよね。(笑)

しかし、バンド活動も順調。なんと2014年には日本武道館ワンマンライブも敢行したのです!しかも、満員御礼。まさしく「大成功」でした。

現在、かなりキャリアを積んでいても武道館を目指すバンドが増えたのは、この怒髪天の成功があってのこと。熟年バンドの武道館公演実施の基礎を作ったと言っても過言ではありません。

もはや生ける伝説ですね!

そんな怒髪天はその後も精力的に活動中。自主企画公演や47都道府県を廻るツアーなど、パワフルに歌い続けています。

最新アルバム「夷曲一揆」には、彼らの決意とも言える名曲も登場。力強い歌詞に注目です!


◼️HONKAI



ロックに生きる彼らならではの、清々しい歌詞ですよね!全てのロックンローラーに聞かせたい!(笑)特に下記の部分。



この腹の括り方・・・。ロックだのバンドだの関係なく尊敬に値しますよね・・・!

また、下記の部分はロックの教科書に載せたいです。そんな教科書ありませんが。(笑)



ロックに対する愛、信頼、期待、希望・・・色々なものが伝わってきますよね。

そして、それと同時に、自分がここまで全力を捧げるものは何かあるのかと反省してしまいます。歌詞も、歌詞から覗く生き様も、素晴らしいお手本です。

ロックな背中をいつまでも!



以上、怒髪天の歴史や楽曲についてご紹介しました。怒髪天を知っている方も知らなかった方も、お楽しみいただけたでしょうか?

紆余曲折ありながらも、常に自分たちにできることを最大限行ってきた彼ら。そして、多くの人の目標となるような夢を成し遂げたロックな姿勢は本当に素晴らしい!

「諦めなければ夢はかなう!」

…と書けば奇麗にまとめることはできるけど、そんな簡単な話ではないことは分かっています。分かってはいるのですが、それでも私はどうしても「諦めなければ夢はかなう」という妄想を捨てることが出来ませんでした。

怒髪天のように、願い続ければきっと成し遂げられると思うのです。

今回は比較的前向きな楽曲をご紹介いたしましたが、もっと哀愁じみた楽曲もたくさん。「社会人ファイター」「酒燃料爆新曲」「労働CALLING」など、サラリーマンあるあるが歌われた哀しく楽しい楽曲もぜひ聞いてみてくださいね!

きっと、たくさんのパワーをもらえます!

TEXT ゆとりーな
更新日:2019年9月15日
提供元:歌詞検索・音楽メディアUtaTen

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